既卒からの失敗しない正社員就職・就活攻略方法まとめ

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大学卒業後すぐに就職せずに、やりたいことを探したけど将来のことを考えたら就職したい。憧れの仕事にこだわりすぎて、内定が取れないまま卒業してしまった。このような人は既卒として就職活動をすることができます。ここでは、既卒で失敗しない就職方法をご紹介します。

既卒とは?

既卒とは、専門学校や大学卒業後に正社員経験がない人を指します。この中には、学校卒業後にフリーターや派遣社員経験がある人も含まれます。ただし、明確な定義がないため企業により「29歳以下」や「卒業後3年以内」など、条件が異なります。

インターネット上では「人生終了」「人生詰んだ」「死ぬしかない」といった悲観するクチコミが比較的目立ちます。確かに既卒も選考対象にしてくれる企業は在学生よりも減ってしまうのは事実です。しかし、一昔前と違い現在では既卒の応募機会は拡大しています。

既卒でも応募機会が拡大している

既卒のニーズが高まったのは、2010年に厚生労働省が「青少年雇用機会確保指針」を改正して、卒業後3年以内の人は新卒扱いで選考を行うように要請したことがきっかけです。その後、高校中退を含む既卒者採用を促進する奨励金(特定求職者雇用開発助成金)を導入したことで中小企業も積極的に採用するようになりました。

この改正や新卒採用で定員割れする企業が増えて来たこともあり、大手優良企業100社以上が既卒も新卒扱いして選考を行うようになりました。この背景には企業が抱える下記のような悩みがあります。

・若手が思うように採用・育成できていない
・団塊の世代が大量に定年を迎えて欠員が出る
・自社のノウハウや技術を継承する若手がいない
・新卒採用しても内定辞退が多く結果的に予定人数を下回った

そこで必要とされているのが既卒です。しかし、若手なら誰でもいいわけではなく、選考は新卒や第二新卒と一緒に行われます。そのため既卒には「なぜ在学中に就職活動しなかったのか」「何か問題があるのか」というネガティブチェックが必ずおこなわれるので、万全の準備が大切になります。

既卒でも若いベンチャー企業を中心に既卒採用してくれる企業は多く、既卒1年目であれば内定率はそこまで低くありません。既卒3年目以降になると未経験のフリーター採用と同じになるので非常に厳しいと言えます。様々な事情から既卒になってしまった場合の就活方法をまとめました。

就職活動のタイミングと準備

就職活動をするタイミングは「就職したいと思ったら今すぐ」です。卒業から時間が経って職歴なしのまま年齢が上がると、それだけ就職が不利になり難しくなります。なぜなら入社後に教育をするのであれば1歳でも若いほうが、ポテンシャルが高く物覚えや成長が早いと考えている企業が多いからです。

アルバイトで生計を立てている人もいると思いますが、アルバイトを優先しすぎていると選考のチャンスを逃して、あっという間に1年過ぎてしまいます。アルバイトを減らせない人は夜や土日祝日に入れる、就職活動に融通を利かせてくれる仕事を選ぶなど工夫しましょう。

※企業によっては新卒採用と同じ時期でないと既卒採用をしていない企業もあるので注意してください。

就職活動前に準備する5つのポイント

①自己分析を徹底的に行う
②どんな仕事に就きたいのか明確にする
③誰にも負けないアピールポイントを見つける
④企業研究をしっかりおこない憧れ応募を避ける
⑤内定が多い3月、8月、10月の2ヶ月前に応募を増やせるように準備する

既卒者の多くが自己分析を苦手とする傾向にあります。就活の相談をせずに

既卒は新卒や第二新卒、社会人すべてがライバルになるので選考が厳しくなります。「自分にはアピールポイントがなくて不安」という人は、アプリやオンラインでビジネスマナーや英語、ITパスポートなどを勉強して自信をつけましょう。

求人探しのポイント

既卒は若いのでハローワークよりも求人サイトを中心に仕事を探しましょう。既卒の求人探しであまり活用されていないのが、マイナビやリクナビなど在学生向けの新卒求人サイトです。在学生向けのイメージが強いですが、新卒サイトは既卒でも応募可能な企業が多数掲載されています。

現在はアプリになっているサイトが多いので、インストールして新着はすぐにチェックできるようにしましょう。人気企業や業界・職種ほどエントリーが集まりすぎて早めにクローズしてしまいます。

また、企業のホームページから応募する時も新卒と中途で応募フォームが別れている時は、新卒枠で応募して問題ありません。

さらに、株式会社DYMや株式会社ネオキャリアなど既卒専門の転職エージェント(人材紹介会社)の利用をおススメします。就職エージェントというと求人紹介のイメージが強いですが、他にも模擬面接や応募書類添削、就活相談、コンサルタントによる企業への売り込みやフォローを行っています。

1社~2社は登録して、相性の良い就職エージェントを積極的に活用しながら、自分でも応募していきましょう。

応募書類作成のポイント

求人サイトからWEBでエントリーをした後に行われるのは、書類選考です。応募書類は企業指定がない限り、自分のアピールポイントが伝えられるフォーマットを使いましょう。

履歴書は市販や学校指定の履歴書から、WEBでダウンロードできるものまで数十種類あります。自己分析をして自分のアピールポイントを明確にしたうえで、自分に合った履歴書を選んでください。

学校指定の履歴書を新卒として応募する既卒が使っても構いません。ただし、第二新卒や中途採用で応募する時は、大学指定の履歴書を使うのは避けましょう。履歴書の作成には6つのポイントがあります。

6つの履歴書の作成ポイント

①手書きとパソコン作成どちらでもOK。
②学歴は最終学歴の1つ前の入学時から記入する。
③フリーター歴が1年以上ある場合は職歴欄に記載をする。
④フリーター歴が1年以下の場合は自己アピールにアルバイト経験を記載する。
⑤応募書類を作成したら就職サービスやキャリアアドバイザーに添削してもらう。
⑥企業ごとに志望動機を書き、どこの企業でも通用する志望動機で使い回しをしない。

志望動機と自己PRはどこで何を経験して、何を学び入社後に何をして会社に貢献(で実現)したいかを書きましょう。志望動機や自己PRは抽象的な「元気」「明るい性格」や「御社の理念に共感」といった表現を避けて、実体験に基づいたことや就職のために取り組んだことをアピールすると、採用担当に伝わりやすい。

なお、応募書類の添削はハローワークやジョブカフェなど公的機関でも添削してもらえます。客観的な視点で応募書類を読んでもらい、率直な意見を聞きましょう。

面接のポイント

面接を突破するには採用担当や面接官に好かれないといけません。企業の採用担当や面接官に好かれる「素直さ」「主体的に動けること」「コミュニケーション能力」の3つのポイントがあります。この3つを意識して面接対策を行いましょう。

【面接を突破する7つのポイント】
・想定される質問にはきちんと答えられるようにする
・反省すべきところは反省をして、なぜ既卒で就活をしているのかを説明できるようにしておく
・清潔感があり明るくテキパキ行動をして第一印象を良くする
・程よいボリュームでテンポ良く話す
・「ここで働きたい」という意欲を前向きに示す
・姿勢よく座って手は膝の上においてキョロキョロ、オドオドしない
・就職サービスで模擬面接をする(面接の練習をする)

このように「他社で内定をもらえない人」「何か問題があって既卒で就活している人」だというイメージをくつがえすには、何をすればいいのかを考えて面接対策を施しましょう。

志望動機・志望理由の例文テンプレ

志望動機の例文テンプレート、雛形、フォーマット、サンプルをまとめました。

私は所属しているサッカー部に専念しすぎて就職活動の時期を逃してしまいました。秋の引退時期が終わった段階から就職活動を始めましたが、ほとんどの企業が就職活動を終了しており、一度大学卒業してから就職活動をスタートしようと考えました。

就職活動の時期はアメリカに留学しており出来ませんでした。半年間の留学が終わって日本に戻ってきてから就活を始めたものの希望する業界の選考は終了していました。大学に残り就職留年する方法もありましたが、金銭的な理由から両親に負担をかけたくないため、卒業してアルバイトをしながら就職活動を始めることになりました。

在学中にインターンシップや就職活動をおこない大手人材派遣会社から内定をもらうことができましたが、その後悩んだ末に自分には合っていないと考え内定辞退させていただくことになりました。当時の就職活動は業界研究や仕事内容を十分に理解できていないまま就職活動をしてしまったのが私の反省点です。現在はしっかり業界研究をおこない〇〇業界を理解したうえで志望させていただいております。

私は弁護士を目指すため卒業後はアルバイトをしながら資格取得を目指して勉強していました。世の中のことをもっと知りたいという気持ちからインターンシップを経験したところ、女性でも〇〇ビジネスで活躍している姿を見ることが出来、また〇〇の仕事の面白さに気づきました。その後、本当に自分のしたいことは何かを考えた際に、これまでは選択肢の少ない状態から弁護士を選んでいることに気づきました。他にも様々な業界研究をしていく上で、いまは〇〇の仕事に絞って就職活動をしています。

まとめ

既卒は新卒から中途まですべての人がライバルになります。なんとなく就職活動をしていては、いつまで経っても内定を取ることができません。一方で、無職(ニート)を怖がるあまり会社の評判やクチコミを確認せずにブラック企業に就職しないようにしましょう。

既卒でも十分なチャンスが残されていますので、しっかり就職活動戦略を立てて就活を成功させましょう。

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