ドレスコーディネーターの採用・転職・仕事内容・求人情報・志望動機まとめ

ブライダル業界のドレスコーディネーター(正社員)の採用・転職において基本的な仕事内容から仕事の評判・クチコミ・求人情報の探し方・志望理由の書き方をまとめました。

ドレスコーディネーターとは

結婚式を控えた新郎新婦のおふたりに対して、ウエディングドレスやタキシードのコーディネートを担当する役割を担うスタッフのことを、一般的にドレスコーディーターと呼びます。企業やショップによっては、ブライダルコーディネーター、ドレススタイリストと呼ばれることもあります。

また、神前式などの挙式スタイル、結婚式場のテイストによっては、白無垢(しろむく)や色打掛(いろうちかけ)、紋付袴(もんつきはかま)とよばれる和装のコーディネートをするケースもあります。

ブライダル系の専門学校では、近年ドレスコーディネーターの知識やスキルを学ぶコースを設置している学校が多く見られます。そのコースで2年間専門知識を学び、ドレスコーディネーターとして就職する人も多くいますが、専門的な知識がなくとも問題なく新卒で就職することができる職種でもあります。

ドレスコーディネーターの仕事内容

ドレスや和装などの衣裳の提案はもちろん、ヘアスタイルやメイク、アクセサリーに至るまで、新郎新婦の全身をトータルでコーディネートする必要があるため、女性の美に関することに興味がある方には非常にやりがいのある仕事でしょう。

お客様がご希望されたドレスを着せ付けるだけの仕事ではなく、その方の体型・肌の色・髪質・顔立ちなどから、お客様の想像の枠を超え、運命の一着を見つけ出す提案力も重要となってきます。また、ドレスのフィッティング(着付け)が業務に含まれているため、女性のみを募集する企業が圧倒的に多い職種でもあります。

ドレスコーディネーターになるための就職先としては、総合職として結婚式場に就職し、複数の職種から衣裳担当として衣裳室(ドレスショップ)に配属されるケースもあれば、ウエディングドレスの事業を展開する企業にドレスコーディーター枠で応募し、内定すればドレスコーディーターの職が確約される場合もあり、入り口は多種多様です。

ウエディングプランナーとの違い

ウエディングプランナーが結婚式全体の統括役だとすれば、ドレスコーディネーターは新郎新婦の衣裳に関わる結婚式の中ではプロフェッショナルという立ち位置となります。新郎新婦のおふたりが身に付けられるものすべてをコーディネートする役割は、ドレスコーディネーターにすべて一任されています。

ドレスコーディネーターの給与・平均年収

企業によっても基準が異なりますが、年収320万円~370万円代のケースが多いです。ただし、企業によっては月毎の目標売上高に対する実績に対してインセンティブが支給されることも多いので、自分の努力次第では多額の上乗せを得ることができるかもしれません。

また、役職者には別途手当を支給している企業もありますので、管理職者やその企業特有のポストに就くような方に関しても、上記より高い金額の給与水準になる可能性は大いにあります。

ドレスコーディネーターのやりがい・厳しさ

女性の美に興味がある方や、ファッションに興味がある方であれば、ドレスショップに勤務するのは大きなやりがいとなるでしょう。美しいウエディングドレスや、煌びやかなアクセサリーなどのアイテム類に囲まれながら、それらを使ってたくさんの女性を美しくするお手伝いができることは、ドレスコーディネーターならではのやり甲斐のある仕事です。

また、結婚式という特別な一日にお召しいただくものをご提案できる場は、たくさんの感動や喜びに関われるメリットがあります。普段身に付けるものではないドレスやアクセサリーは、新婦ご本人も新たな自分の魅力と出会える機会になることもしばしば。「自分は意外とこういうスタイルも似合うんだ!」と気付きに感動されている方も大変多く見かけます。

それほど大きなやりがいの背景には、大きな責任も伴います。一着レンタルするのにも十数万円~数十万円かかるアイテムでもありますし、なにより一生に何度も経験することのない結婚式でお召しいただくドレス、アクセサリーなどのアイテムを扱う仕事だからです。

結婚式当日にサイズ調整が予定よりも少しずれてしまっただけで、ドレスのサイズ感がきつく見えてしまったり、ブカブカで結婚式中にドレスがズレてきてしまったりすると、新婦様の美しさが台無しになり、素敵な写真や映像にも記録が残りません。そのような大きな責任を背負う仕事だからこそ、ほかの仕事では得られないやりがいを感じることができるのです。

ドレスコーディネーターの就職活動・新卒採用情報

ウエディングプランナーよりも知名度も低い職種であるため、年々認知されるようにはなってきているように感じますが、比較的職種単体で見たときの志望者数はウエディングプランナー職に劣ります。

しかし、募集枠が比較的限られている職種であるため、採用数の多い企業でも20~30名程度、少ない企業だと5名以下にとどまることを考慮すると、倍率が低い職種ではありません。規模の大きい企業であれば数千人単位、中小企業でも数百人のエントリーはありますので、全体で見たときに採用倍率は1%未満となるでしょう。

一般的な企業に対する就職活動と同様に、リクナビ・マイナビなどのナビサイト上で検索してエントリーできる企業がほとんどです。ナビサイト上で情報量が少ない場合には、各企業の採用情報を確認すると良いでしょう。

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ドレスコーディネーターの入社後の流れ

企業にもよりますが、入社後の基礎研修の機会を経てから店舗に配属されていくことが多いです。ドレスショップでは、基本的にOJT形式での研修となるため、業務を行いながら仕事を覚え、必要に応じてロールプレイングなどで経験や知識を養っていきます。

最初は基本的な事務作業を覚えることから始まり、先輩スタッフがお客様を接客している時間帯のヘルプスタッフとして、お客様が試着するドレスやアクセサリーの準備、ドリンクの提供、着付けのアシストなどを行います。

徐々にロールプレイングなどで経験と技術を身に付け、テストに合格していけば、ヘルプスタッフの立ち位置から少しずつ自分がメインの接客担当スタッフとしてお客様をコーディネートしていくようになります。

ドレスコーディネーターの転職活動・中途採用情報

まだまだブライダル業界の職種としてはウエディングプランナーに比べ知名度が低い状況のため、競争倍率もそこまで高くなくチャレンジができる職種です。多くの場合はメンバークラスとして入社し、そこからキャリアアップを目指していく流れになるのですが、大きく3つのコースに分かれます。

まずはマネージャーや店長、エリアマネージャーといった現場の管理職に就くことを目指すキャリア。次に、コーディネーターとして腕に磨きをかけて接客のプロフェッショナルを目指していくキャリア。そして最後に、コーディネーターの経験をもとに、広告宣伝やバイヤーなど、バックオフィスで活躍するキャリアです。

多くの企業で見られるキャリアは管理職もしくはバックオフィスでの活躍を目指すコースですが、企業によっては接客のスペシャリストとしての役職や待遇を設けている企業もあります。

ドレスコーディネーターの募集で面接官に評価される点

主な評価ポイントは『美的な感覚が優れているかどうか』です。お客様の美しさに関わるお手伝いをする立場のスタッフこそ、「こんな人に自分の衣裳やコーディネートを任せたい」と思ってもらえるような身なりや見た目でなければいけません。美的な感覚が優れているからこそ、素敵なコーディネートができるだけでなくお客様からの信頼をも得ることができるのです。

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志望動機・志望理由・自己PRの例文テンプレート

志望動機の例文テンプレート、雛形、フォーマット、サンプルをまとめました。

志望動機その1

学生時代のアルバイトから前職に至るまで、人と関わる仕事に従事してまいりました。仕事をする中で、いつも私自身のやりがいやエネルギーとなっていたのは、相手の喜ぶ表情でした。これまでの経験を糧にし、より自分の接客力・人間力を向上させ、これまで以上にお客様と深く関わる仕事に就きたいという想いから御社を志望いたしました。また、昔から女性の美に関わることにも興味があり、一生の思い出に残る瞬間に携われるドレスコーディネーターという仕事に惹かれたことも志望理由のひとつです。

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