転職エージェントやめとけ?騙された・役に立たないと感じた人の共通点と回避策

「転職エージェントはやめとけ」「騙された」「全然役に立たない」――SNSや口コミサイト、2chなどでこんな声を見かけ、不安になったことはありませんか?

実際、転職エージェントとのやり取りで「希望と違う求人ばかり紹介された」「面接結果について嘘をつかれた」「勝手に応募を外された」など、不満やトラブルを経験する人は少なくありません。

しかし、その一方で、転職エージェントを上手に活用して理想の転職を叶えている人がいるのも事実です。両者の違いは、エージェントの選び方と付き合い方にあります。

本記事では、転職エージェントに対して「やめとけ」「騙された」と感じた人に共通する行動や状況を分析し、その失敗を避けるための具体的な回避策をキャリアアドバイザーの視点から解説します。読後には、転職エージェントを安心して使いこなすためのポイントが明確になるはずです。

目次

「転職エージェントに騙された」と感じる瞬間とは

SNSや口コミサイトでは、「転職エージェントに騙された」といった声が少なくありません。もちろん、すべてが意図的な詐欺行為というわけではありませんが、求職者がそう感じてしまうケースには一定の共通点があります。

条件と違う求人を紹介された

多くの不満の中でも目立つのが、事前に伝えた条件と明らかに異なる求人を紹介されるケースです。

たとえば「年収500万円以上・残業少なめ」と希望していたのに、実際には年収が低く残業も多い求人ばかり提案される…というパターンです。

これはエージェント側が紹介可能な案件の範囲やノルマを優先した結果起こりやすく、「希望を無視された」と感じる大きな原因になります。

面接結果やフィードバックが嘘っぽい

「転職エージェント 嘘 面接結果」という検索が多いのは、面接後に受け取った結果や理由が曖昧で、納得できないと感じる人が多いからです。

たとえば「今回は非常に良い評価でしたが…」と言われた直後に不採用通知が届くなど、説明と結果が矛盾する場合があります。こうしたケースでは、企業からの本当の評価が正しく伝えられていない、もしくはフィードバックの内容が加工されている可能性もあります。

求職者としては、「なぜ落ちたのか」を明確に知りたいのが本音です。しかし、エージェント側は企業との関係維持を優先して詳細を伝えないこともあるため、面接結果に疑念を抱きやすくなります。

中小転職エージェントの中にはアフィリエイト型サービスも存在する

転職エージェントを名乗るサービスの中には、実際には職業紹介事業の免許を持たず、アフィリエイト型で運営されているケースがあります。

たとえば、TikTokやInstagramなどのSNS広告でよく目にする「ミラスパ」は、転職エージェントのような表現を使っていますが、厚生労働省が定める職業紹介事業の免許を取得していません。

このようなサービスは、登録者情報を提携先企業や他社の転職サービスに紹介することで成果報酬(アフィリエイト報酬)を得ています。つまり、あなたの希望や適性に基づいて求人を紹介するのではなく、「登録してもらうこと自体」が目的になっている場合が多いのです。

また、運営者が転職やキャリア支援の専門家ではないことも多く、相談をしても市場動向や業界知識に基づく的確なアドバイスが受けられない可能性があります。

採用百科事典
採用百科事典
アフィリエイト型サービスは、一見すると転職エージェントと見分けがつきにくいものです。公式サイトで職業紹介事業許可番号の有無を必ず確認し、見当たらない場合は利用を控えることをおすすめします。

「転職エージェントやめとけ」と言われる理由

ネット上では「転職エージェントはやめとけ」という意見も見られますが、その多くは担当者やサービスの質に対する不満から生まれています。

「転職エージェント 役に立たない」と感じる人の特徴や原因を理解しておくことで、同じ失敗を避けやすくなります。

担当者の質に差がある

転職エージェントは人が対応するサービスである以上、担当者の力量や姿勢に差があります。

経験豊富で業界知識が豊富な担当者に当たれば転職活動はスムーズに進みますが、逆に知識不足や対応の遅い担当者だと「時間を無駄にした」と感じやすくなります。

ノルマ優先で求職者の希望が軽視される

多くの転職エージェントは、企業への人材紹介によって報酬を得ています。

そのため、早く成約させるために求職者の希望よりも内定が出やすい求人を優先して紹介するケースがあります。これが「やめとけ」と言われる大きな理由の一つです。

特定業界・職種への知識不足

担当者が希望する業界や職種に詳しくない場合、求人の質やマッチング精度が大きく下がります。

結果として、求職者は「紹介される求人が的外れ」「情報が浅い」と感じ、「転職エージェント 役に立たない」という印象を持ちます。

採用百科事典
採用百科事典
転職エージェント選びで失敗しないためには、公式サイトで「職業紹介事業許可番号」を必ず確認しましょう。免許のないサービスや実績不明の事業者にキャリアを委ねるのは危険です。不安がある場合は、まずはマイナビエージェントやdodaなどの大手転職エージェントに登録することをおすすめします。
おすすめ転職サービス
  • ビズリーチ
    転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム
  • doda
    顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント
  • マイナビジョブ20’s
    20代・第二新卒専門の転職エージェント

転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと

転職エージェントとの初回面談は、求人紹介やサポート内容を大きく左右する重要な場面です。

にもかかわらず、ここでの対応を間違えると、自分に合った求人が紹介されなかったり、希望に沿わない方向へ話が進んだりすることがあります。ここでは「転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと」を具体的に解説します。

自分の希望や条件を曖昧に伝える

「とりあえずいい会社があれば」といった曖昧な伝え方では、エージェントも方向性を定められず、条件に合わない求人が紹介される原因になります。

年収・勤務地・働き方・希望職種などは、必ず優先順位をつけて明確に伝えましょう。

職歴や退職理由を偽る

経歴や退職理由を良く見せようと事実と異なる情報を伝えると、応募書類や面接で矛盾が生じ、信頼を失います。

エージェントは企業との間で信頼関係を築いているため、虚偽情報は選考辞退やサポート打ち切りの原因になりかねません。

他社の応募状況を隠す

複数のエージェントを利用すること自体は問題ありませんが、応募状況を隠すと同じ企業へ重複応募してしまうリスクがあります。

これは企業やエージェント双方に迷惑をかけ、あなたの評価を下げる結果につながります。

「受け身姿勢で任せきりにする」危険性

エージェントは転職活動をサポートする存在ですが、全てを任せきりにすると、自分に合わない求人で話が進む可能性があります。

主体的に条件や方向性を共有し、必要に応じて求人や選考の希望を更新していくことが大切です。

転職エージェントが勝手に落とすケースはあるのか

インターネット上では「転職エージェントに勝手に落とされた」という声も見られますが、その多くは書類選考に進む前の「推薦見送り」が理由です。

これは、必ずしも悪意やサボりではなく、いくつかの事情があります。

書類推薦前に見送りされる理由

  • 企業との関係性:エージェントは企業と信頼関係を築くため、推薦時点で採用見込みが低いと判断した場合は見送ることがあります。
  • 推薦枠の限界:人気求人や募集人数の少ない案件では、推薦できる人数が限られます。その枠を他候補者に充てることもあります。

候補者に不利な案件を避けるためのケース

エージェントが過去の事例や企業の傾向から「この条件では採用されない可能性が高い」と判断し、応募を控えることもあります。これは求職者が不必要に不採用の履歴を残さないための配慮でもあります。

防止策

  • 応募企業を事前確認する:応募前にエージェントに企業名と推薦予定を必ず確認する
  • 推薦状の提出確認:書類推薦を行ったかどうかを明確にしてもらうことで、不透明感を減らせます。

転職エージェント LINEブロックされる原因と対処法

最近は、転職エージェントとの連絡手段としてLINEを使うケースが増えています。

しかし、「返信が来ない」「急に既読がつかなくなった」などの状況から、「転職エージェントにLINEブロックされたのでは?」と不安になる人も少なくありません。ここでは、ブロックが疑われる原因と、その際の適切な対処法を解説します。

転職エージェントがLINEブロックする可能性がある理由

連絡の未返信や反応の遅延が続いた

求職者からの返信が極端に遅い、または返事がない状態が続くと、エージェントは「転職意欲が低い」と判断し、他の求職者対応を優先することがあります。

約束や面談のキャンセルが繰り返された

無断キャンセルや直前キャンセルが続くと、信頼関係が崩れ、連絡を控える場合があります。

長期間の活動停止

「すぐには転職しない」と判断される状況では、やり取りが止まり、そのまま連絡先が整理されるケースもあります。

エージェント側の業務都合

担当者の異動や退職、システムの整理などでLINEアカウントが削除・変更される場合もあり、これがブロックと誤解されることがあります。

LINEブロックされたかどうかの見極め方

  • メッセージ送信後、長期間既読がつかない
  • プロフィール画像やステータスメッセージが突然消えた
  • 他の連絡手段(電話・メール)では連絡が取れる

※ただし、既読がつかない=即ブロックとは限らず、単に業務多忙やシステム不具合の可能性もあります。

LINEブロックされたときの対処法

  • 他の連絡手段を試す

メールや電話で連絡し、状況を確認しましょう。担当変更が必要な場合もあります。

  • 転職意欲とスケジュールを明確に伝える

返信が遅れがちな場合は、あらかじめ「平日夜しか返信できない」など事情を共有すると、連絡がスムーズになります。

  • 複数のエージェントを併用する

一社との関係が途切れても困らないよう、複数社登録しておくとリスク分散になります。

採用百科事典
採用百科事典
LINEブロックのように見えても、実際は単なる連絡の行き違いや担当変更のケースも多いです。しかし、連絡が途絶えると応募の進捗にも影響するため、早めに状況を確認し、必要であれば新しい担当者や他社エージェントに切り替える行動が重要です。
おすすめ転職サービス
  • ビズリーチ
    転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム
  • doda
    顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント
  • マイナビジョブ20’s
    20代・第二新卒専門の転職エージェント

転職エージェント 評判 2chに見るリアルな声

「転職エージェント 評判 2ch」と検索すると、匿名掲示板やSNSでの生々しい口コミや体験談が多数見つかります。

2ch(現・5ちゃんねる)には、実際に転職エージェントを利用した求職者のリアルな声が集まっており、公式サイトやパンフレットでは分からない情報を知るきっかけになります。

2chで多く見られるネガティブな意見

  • 希望と違う求人ばかり紹介された

→「営業希望なのに販売職ばかり紹介された」など、ミスマッチな提案への不満。

  • 担当者の対応が雑・遅い

→「質問しても返事が遅い」「面接のアドバイスがない」といった対応面での不満。

  • ノルマ優先で強引に応募を勧められる

→企業への紹介件数を重視し、本人の意思よりも内定可能性を優先していると感じたケース。

こうした声は、「転職エージェント やめとけ」「役に立たない」といった検索ワードに直結しています。

2chで見かけるポジティブな意見

  • 非公開求人を紹介してもらえた

→大手サイトやハローワークには出ない好条件の求人に出会えたという声。

  • 選考対策が役立った

→面接練習や応募書類の添削で、通過率が上がったという成功談。

  • 担当者との相性が良かった

→自分のキャリアや価値観を理解してくれる担当者に巡り合えたことでスムーズに内定獲得。

2chの情報を参考にする際の注意点

匿名掲示板の情報は、事実に基づく有益なものもあれば、感情的・主観的な書き込みも混在しています。そのため、

  • 複数の投稿で共通している内容かどうかを確認する
  • 特定のエージェントや担当者の評価が偏っていないかを見極める
  • 公式情報や他の口コミサイトとも照らし合わせる

このように情報の取捨選択を行うことが重要です。

採用百科事典
採用百科事典
2chの口コミは、転職エージェント選びや担当者との付き合い方を考える上で参考になりますが、鵜呑みにするのは危険です。大切なのは、自分に合ったエージェント・担当者と出会い、主体的に転職活動を進めることです。
おすすめ転職サービス
  • ビズリーチ
    転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム
  • doda
    顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント
  • マイナビジョブ20’s
    20代・第二新卒専門の転職エージェント

トラブルや不満を避けるための転職エージェント活用法

「転職エージェントはやめとけ」「役に立たない」といった不満や、「担当者とトラブルになった」という口コミは少なくありません。

しかし、多くの場合は事前の準備や使い方を工夫することで、防げるケースがほとんどです。ここでは、転職エージェントで失敗しないための活用法を具体的に紹介します。

担当者の質を見極める

初回面談や数回のやり取りで、レスポンスの早さ、求人提案の質、ヒアリングの丁寧さを確認しましょう。「この担当者とは合わない」と感じたら、遠慮せず担当変更を依頼するのも一つの方法です。

複数の転職エージェントを併用する

一社だけに依存すると、求人の選択肢や情報が限られ、担当者の質に左右されやすくなります。大手・特化型・地域密着型など、タイプの異なる転職エージェントを2〜3社併用すれば、求人の幅も広がり、比較検討がしやすくなります。

求人情報と条件を必ず書面で確認する

口頭だけで条件を聞いていると、後から「聞いていた内容と違う」というトラブルにつながります。求人票やメールなど、書面で条件を受け取り、面接前に必ず確認しましょう。

面接結果や進捗を必ず記録する

「面接結果が伝えられない」「フィードバックがあいまい」という不満を避けるため、やり取りはメールやチャットに残すことが重要です。記録があれば、万一のトラブル時にも証拠になります。

自分の希望と状況を常に共有する

転職活動中に希望条件や状況が変わった場合は、すぐに担当者へ共有しましょう。情報が古いままだと、不要な求人ばかり紹介され、不満の原因になります。

転職エージェントは、使い方次第で大きな味方にもなれば、ストレスの原因にもなります。事前準備と主体的な情報共有を徹底し、複数の転職エージェントを上手に使い分けることが、トラブルや不満を避けながら理想の転職を叶えるコツです。

実録|「転職エージェントやめとけ」と言いたくなった衝撃体験談

ネット上で「転職エージェント 騙された」「やめとけ」という声を目にしても、どこか他人事に感じるかもしれません。

しかし、実際に体験した人の声を聞くと、そのリアルさに驚くはずです。ここでは、実際に寄せられた“ヤバめ”な体験談を紹介します。

条件と全く違う求人ばかり紹介された(32歳・女性)

「年収500万円以上、残業少なめ」という条件で登録したのに、紹介されたのは年収350万円・月40時間残業の求人ばかり。担当者に理由を聞くと『まずは応募してから考えましょう』の一点張り。応募したくないと伝えると、明らかに態度が冷たくなり、LINEの返信も遅くなりました。結果的に『転職エージェント やめとけ』と思うように。

面接結果が不自然に“盛られて”いた(29歳・男性)

第一志望の企業面接後、担当者から『評価は非常に高く、あとは最終調整です』と言われ安心していたら、数日後に不採用通知。理由を聞いても『詳細は教えられない』とのこと。後で別ルートから企業の採用担当に確認したら、実際は一次面接で不採用が決まっていたことが判明し、まさに「転職エージェント 騙された」と感じました。

勝手に応募が取り消されていた(27歳・女性)

興味のある求人を紹介され、応募をお願いしたものの、2週間経っても連絡なし。不安になって確認したところ、『企業との関係上、今回は推薦を見送りました』との回答。事前に相談もなく、勝手に落とされた形に。これなら最初から応募させてほしかった…。

採用百科事典
採用百科事典
これらは一部の事例ですが、「転職エージェント 役に立たない」と感じる人の多くが、こうした経験をしています。もちろん、すべてのエージェントがこうではありませんが、こうしたトラブルを避けるための見極めと付き合い方を知っておくことが重要です。
おすすめ転職サービス
  • ビズリーチ
    転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム
  • doda
    顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント
  • マイナビジョブ20’s
    20代・第二新卒専門の転職エージェント

まとめ

「転職エージェントはやめとけ」「騙された」「役に立たない」といった声は、実際に利用した人の一部が感じた不満やトラブルから生まれています。

条件と違う求人の紹介、面接結果の不透明さ、担当者の質の差など、原因はさまざまですが、多くはエージェントの選び方や使い方を見直すことで回避可能です。

本記事で解説したように、

  • 面談時に希望条件を明確に伝える
  • 複数のエージェントを併用して比較する
  • 条件や進捗は必ず書面で確認する
  • 担当者との連絡は記録に残す

といった基本を徹底すれば、転職エージェントは強力な味方になります。

転職はタイミングが重要です。今の環境に不満があるなら、情報収集と行動を同時に進めることで、条件や選択肢の幅を最大限に広げられます。後悔しない転職を実現するために、まずは信頼できる転職エージェントに登録し、あなたに合う担当者と出会うことから始めましょう。

おすすめ転職サービス

  • リクナビNEXT
    日本トップクラスの転職サイト!正社員求人多数
  • ビズリーチ
    転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム
  • doda
    顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント
  • マイナビジョブ20’s
    20代・第二新卒専門の転職エージェント

ABOUT US
秋場亮一株式会社リクエストエージェント代表取締役
明治大学経営学部卒業後、ディップ株式会社に新卒入社。求人広告の法人営業に従事。2011年に転職し、成功報酬型求人サイトの立ち上げと事業成長に尽力。2016年に求人広告代理店を創業。企業の採用活動を支援しつつ、これまでの豊富な経験を活かし、就職・転職ノウハウを情報発信中。