派遣社員で働いている方の中には、派遣先の仕事が暇すぎる、と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。派遣社員は任せられる仕事が限られてしまうため、担当する仕事がなく暇だと感じてしまう可能性が高いです。
本記事では、派遣社員で仕事が暇すぎると悩んでいる方に向けて、仕事が暇な理由や対処法について紹介します。派遣社員として働きながら「仕事が暇すぎる」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
派遣社員が「仕事が暇すぎる」と感じる理由5選
「仕事が暇すぎる」と感じている派遣社員は多いです。
なぜなら、派遣社員は任される仕事が限られてしまったり、構造上、派遣先社員の指示待ちになったりしてしまうからです。
派遣社員が派遣先で「仕事が暇すぎる」と感じる時には、何かしらの理由があります。
こちらでは、派遣先の仕事が暇すぎると感じる理由を5つ紹介しますので、当てはまる理由がないか確認してみましょう。
派遣先の社員が忙しいから
派遣先の仕事が忙しいと、派遣先の社員は派遣社員に指示が出せず、「仕事が暇すぎる」と感じてしまうでしょう。
ほとんどの派遣社員は、短期間で派遣されます。そのため、どの仕事を担当するのか、どの仕事をすればよいのかなど、派遣先の社員から指示がないと動けません。
同じ会社で長く働いていると自分から仕事を探せますが、派遣社員の場合は、派遣先社員からの指示を待つしかないです。
そのため、派遣先社員が忙しくて指示が出せない状況が多いと、担当する仕事がわからず「仕事が暇すぎる」と感じてしまうでしょう。
「閑散期」だから
派遣先の業種によっては「繁忙期」と「閑散期」があります。
繁忙期のみ派遣される場合は忙しい日が続きますが、1年以上の就業が想定されている派遣社員の場合は繁忙期と閑散期どちらも経験します。
閑散期は全体の仕事が少なく、派遣社員が担当する仕事も必然的に少なくなります。その結果、掃除などの雑用が増え、「仕事が暇すぎる」と感じてしまうかもしれません。この場合は閑散期が過ぎるのを待つしかないでしょう。
派遣社員は簡単な仕事ばかり任せられるから
派遣社員は簡単な仕事ばかり任せられることから、担当している仕事がすぐに終わってしまうことから、「仕事が暇すぎる」と感じてしまう可能性があります。
簡単な仕事ばかり任せられる場合は、すぐに終わらそうとせず、業務精度の向上を意識しながら進めると良いでしょう。
そうすることで、派遣先会社から評価され、任せられる仕事量と仕事内容が増える可能性があります。
そもそも仕事自体にやる気がないから
派遣社員で働いている方の中には、派遣の仕事にやる気を感じず、仕事以外の事ばかり考えてしまっている方もいるでしょう。
この場合は、仕事があるにもかかわらず、仕事のやりがいを感じられないため「仕事が退屈」だと感じてしまうかもしれません。
また、仕事自体にやる気がないと自分から仕事を率先して探さないため、任せられる仕事量も減ってしまうでしょう。派遣の仕事に対してやる気を感じない方は、直接雇用を目指してすることが大切です。
派遣先から新しいことを教えてもらえないから
派遣社員は、有期雇用であるケースがほとんどです。そのため、すぐに違う会社に移ると考えられて、派遣先会社から最低限の仕事しか教えてもらえない可能性があります。
派遣先の社員から長く働いてくれる派遣社員だと認識してもらうためには、常用型派遣で無期雇用を目指しましょう。
派遣社員が仕事を暇だと感じた際の5つの対処法
次に、派遣社員が仕事を暇だと感じた際の対処法を5つ紹介します。
「仕事が暇すぎる」と感じた際は、自分から行動しなければなりません。こちらで紹介する対処法を実践していきましょう。
他の派遣先に変更できるか相談してみる
「仕事が暇すぎる」と感じる理由が、「派遣先会社の仕事が少ない」や「雑用ばかり任せられる」であれば、派遣会社の営業担当に相談して派遣先の変更を希望しましょう。
派遣先によっては常に人材を募集している忙しい会社もあるため、派遣先会社を変更することで「仕事が暇すぎる」と感じなくなるかもしれません。
新しい仕事がないか自分から行動する
「仕事が暇すぎる」と悩んでいる方は、派遣先社員からの指示を待っているだけかもしれません。自分から新しい仕事がないか、常に確認しましょう。
あなたが「仕事がなくて暇すぎる」と感じていても、派遣先社員は気付いていない可能性があります。
そのため、担当している仕事がないのであれば、現場の責任者に自分から相談しましょう。そうすることで、新しい仕事を振り分けてくれるかもしれません。
積極的に仕事がないか確認することで、派遣先会社からの信頼も得られ、新しい仕事を任せてもらえます。また、新しい仕事を覚えられると、給料アップにもつながる可能性があるため、一石二鳥です。
専門的なスキルを身に付ける
派遣先から仕事を任せられる人材になるためには、専門的なスキルを身に付けることが大切です。
例えば、パソコン業務に活かせる「マイクロソフトオフィススペシャリスト」や、経理業務に活かせる「日商簿記」などが挙げられます。
他にも、派遣先の仕事内容を独学で勉強して応用まで対応できるようになると、任せられる仕事量も増えるでしょう。
担当できる業務内容の幅を広げることで、派遣先会社から任せられる仕事量が増えて「仕事が暇すぎる」と感じなくなります。
紹介予定派遣や常用型派遣を目指す
派遣社員には、3つの働き方があります。
- 登録型派遣:同じ派遣先の就業期間は最長3年間と定められている派遣社員
- 常用型派遣:派遣会社の正社員で、派遣先の就業期間に定めがない派遣社員
- 紹介予定派遣:最長6カ月の派遣期間後、派遣先の社員として再雇用される派遣社員
派遣社員の中でも「登録型派遣」は、1カ月〜3年と就業期間が決まっているため、派遣先会社から教えてもらえる仕事が少なくなりがちです。
一方で、「常用型派遣」や「紹介予定派遣」は就業期間の定めがなかったり、派遣先会社の社員になることを想定されていたりすることから、教えてもらえる仕事が多いです。
現在、登録型派遣で「仕事が暇すぎる」と感じている方は、「常用型派遣」や「紹介予定派遣」など就業期間が長い派遣社員を目指すと良いでしょう。
正社員を募集している会社に転職する
派遣先で「仕事が暇すぎる」と感じているのなら、正社員を募集している会社に転職するのも手です。
なぜなら、人手不足の業界であれば経験を問わず採用される可能性があるからです。
あなたが「仕事が暇すぎて嫌になる」と感じているのであれば、一度転職サービスに相談してみましょう。
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派遣の仕事が暇すぎるときにやってはいけないこと
派遣社員だからといって、「仕事が暇すぎる」と感じてもやってはいけないことがあります。
今から紹介する行動をしてしまうと、派遣会社からの信用を失ってしまい、仕事を紹介してもらえなくなる可能性があるため、注意しましょう。
無断欠席
無断欠席すると、派遣会社と派遣先会社の両方に大きな迷惑がかかってしまうため、絶対に辞めましょう。
仕事が暇だとしても、無断欠席してしまうと派遣会社からの人事評価が大幅に下がってしまいます。その結果、派遣先会社から派遣切りされたり、派遣会社から登録を解除されたりするでしょう。
また、欠席する際も「仕事が暇過ぎるので欠席したいです」と正直に言ってしまうと、派遣会社の担当に悪い印象を与えてしまうため、別の理由にするのが無難です。
どちらにせよ、一般常識として、無断欠席せずに、正当な理由がある場合のみ派遣先会社の担当者に連絡して欠席しましょう。
遅刻や早退
派遣先会社が暇だからと言って、遅刻や早退するのは望ましくないです。
社会人の一般常識として、「仕事が暇だから遅刻しました」「暇だから早退したいです」は派遣先会社・派遣会社に悪い印象を与えてしまうでしょう。
しかし、派遣会社によっては、有給休暇を「閑散期」に有効活用できる会社があります。担当する仕事がないから半休で午後から出社したり、午前のみ勤務したりなどができるでしょう。
ただ、有給休暇を取得する際は、事前に派遣会社の担当者に伝えておく必要があります。有給休暇の利用日に「仕事が暇だから有給休暇で半休にします」はNGだと思っておきましょう。
派遣先の仕事が暇すぎる時は契約更新がない可能性がある
派遣社員として働いていて心配になるのが、派遣先から契約更新されないことです。
特に、仕事が暇だと、更新がないかもしれない、と不安に感じてしまうでしょう。
結論から言うと、契約期間の定めがある派遣社員は、仕事が暇になると契約の更新がされない可能性があります。
したがって、仕事が暇だと感じている有期雇用の派遣社員は、早い段階で派遣会社の担当に次の更新があるかを確認しておきましょう。
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