適応障害からの仕事の探し方や転職方法まとめ

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「仕事が原因で、適応障害の診断を受けた」「適応障害になって、転職を考えている」「次の仕事では、適応障害を再発したくない」適応障害の方で、このように考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、適応障害の方に向けて、仕事の探し方や転職方法を紹介します。適応障害は、適応障害を発症する「原因」を取り除けば、症状は改善すると言われています。本記事を読み、これからの仕事探しや生活に役立ててもらえればと思います。

適応障害の特徴

適応障害は、「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状であり、社会的機能が著しく障害されている状態(引用:ICD-10 世界保健機構の診断ガイドライン)」と定義されています。仕事における適応障害の特徴として、「①体調面」「②行動面」「③精神面」の3つの特徴があります。

①体調面

適応障害の代表的な症状として、動悸がする、冷や汗が出る、めまいがする、などが挙げられます。また、夜眠れない、寝ても疲れが取れないという場合もあり、症状は人によって異なります。

②行動面

「仕事を辞めたいが辞められない、休めない」などの場合、ストレスの原因から逃れようと問題行動を起こしてしまう人もいます。暴飲暴食や飲酒量の増加、仕事を無断で休む、攻撃的な行動をする、などが挙げられます。反対に、仕事が終わり帰宅すると、ストレス原因(仕事)から離れたことで元気になったり、頭が冴えて夜更かしをしてしまったりする場合もあります。

③精神面

適応障害の精神面の症状として、「常に漠然とした不安がある」「気分が落ち込む」「集中力が続かない」「判断力が落ちる」などがあります。うつ病にも似たような症状があるものの、うつ病と違う点として、「仕事に関係が無い、掃除や洗濯、料理などはできる場合がある」が挙げられます。

適応障害からの仕事の探し方

適応障害になった原因が仕事にある場合、転職を考える人も多いです。適応障害になってからの仕事の探し方を以下に解説します。

適応障害の原因を知る

適応障害の方が新しい仕事を選ぶ場合、あなたが適応障害となるストレス要因を知り、そのストレス要因を回避できる仕事を探しましょう。「仕事を休みたい」「とにかく毎日が不安」と思うのならば、何が原因であなたはそう思うのでしょうか。人によってストレス要因は様々ですが、例えば以下のようなものが挙げられます。

・仕事内容が自分の性格や能力に向いていない
・どうしても苦手な上司や先輩、同僚がいる
・出張や転勤が多く、家族や恋人との時間が取れない
・休日出勤や残業が多く休めない
・常に重いノルマが課せられている

適応障害の原因が少ない仕事や職場環境を選ぶ

適応障害の方が新しい仕事を探す場合、ストレス要因をなるべく避けることが大切です。あなたが適応障害となったストレス要因を明確にできたら、次はそのストレス要因が少ない仕事を探してみましょう。例えば、上記に挙げたストレス要因を避ける場合、次のような仕事や職場を選んでみましょう。

・自分の性格に合う仕事、得意な仕事に就く
・個人作業が多い仕事、自分に合う社風の職場を選ぶ
・出張や転勤が少ない仕事、在宅勤務ができる仕事に就く
・生産性が高い業界、残業が発生しづらい職種を選ぶ
・ノルマが課せられない仕事、自分で仕事の進め方が決められる仕事を選ぶ

適応障害からの転職方法【適応障害を開示しない場合】

転職先に適応障害があることを開示しないで働く場合、「一般枠」の求人に応募します。以下に詳しく解説します。

「一般枠」の求人に応募する

一般枠の求人とは、いわゆる障害者向けではない「普通の求人」のことです。多くの人が経験する新卒の就職活動や社会人の転職活動と同じように、求人を探して選考を受けます。転職先に適応障害やその内容を開示しないで働く場合、仕事内容や職場環境に注意しましょう。求人に応募する際に注意すべきポイントを、次に解説します。

休職制度や福利厚生の充実度を重視する

転職後、適応障害が再発したり体調を崩したりして、やむを得ず長期間の療養が必要になる可能性もあります。そのような場合に備え、長期間の休職が可能であったり、休職中も給与が保証されていたり、復職制度が整っていたりする職場であれば、安心して働くことができます。

長く働き続けられる仕事を選ぶ

適応障害の方が転職活動をする場合、次の職場では「長く働き続けられそうか」に注目してみてください。転職先を決める際は、適応障害となるストレス要因が少ない仕事か、自分に必要な福利厚生(先に挙げた休職制度など)は整っているか、面接の際の雰囲気や職場環境は自分に合っているか、などを確認してみましょう。

適応障害からの転職方法【適応障害を開示する場合】

転職先に適応障害があることを開示して働く場合、障害がある方を対象にした様々な就職支援サービスが利用できます。

障害がある方を対象にした求人サイトを利用する

インターネットで「障害者+求人」などと検索すると、障害者の方を対象とした求人サイトを見つけることができます。障害者向けの求人では、仕事内容や職場環境が障害に配慮されている場合が多いです。

あなたの適応障害の症状やストレス要因と相性が良い求人が見つかるかもしれません。また、障害がある方専門の就労支援サービスや求人紹介サービスが受けられる場合もあります。

ハローワークの障害者専門窓口を利用する

ハローワーク(公共職業安定所)は、国(厚生労働省)が運営している行政機関です。民間の人材紹介会社では就職に辿り着くことが難しい求職者を支援するのが目的の公的な機関ですので積極的に利用しましょう。

ハローワークの障害者専門窓口は、専門知識を持つ担当者に仕事の情報を提供してもらえたり、就職の相談にのってもらえたりするなど、きめ細かい支援体制が特徴です。障害者専門窓口は、障害者手帳が無くても利用できます。

就労移行支援を利用する

就労移行支援は、障害総合支援法(障害者の社会参加をサポートする、国の支援制度)に基づく就労支援サービスです。65歳未満の障害がある求職者に対して、就職に必要な知識の提供や能力向上のための支援を行っています。

就労移行支援事業所に通いながら、個別の支援計画に従って、他の利用者と一緒に学び、必要なサポートを受けられます。障害者手帳を持っていなくても、就職に困難が認められる方は利用することができます。

まとめ

この記事では、適応障害になってからの仕事の探し方や転職方法を紹介しました。適応障害の方が新しい仕事を探す際は、適応障害になったストレス要因を知り、次の仕事ではそのストレス要因をなるべく避けることが大切です。

また、適応障害を開示しないで転職活動をする場合、「一般枠の求人」から仕事を選びます。反対に、適応障害を開示して転職活動する場合は、障害者を対象にした民間の人材サービスや、公的な支援サービスを利用することもできます。

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