年収200万円の正社員の仕事はやばい?低収入の仕事・年収事情・転職方法

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「正社員で年収200万円はやばい?」「年収200万円では生活できない?」など、年収200万円で正社員を募集している企業求人を見て、応募しようか悩んでいる方はいるのではないでしょうか。結論から言いますと、正社員で年収200万円は低いです。

本記事では、年収200万円の正社員を考えている方に向けて、年収200万円の給料事情や、低収入にありがちな仕事内容を紹介しています。また、年収200万円の仕事をするメリット・デメリットもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

年収200万円の正社員の仕事はやばい?

結論から言うと、年収200万円の正社員の仕事はやばいです。

年収200万円の月収は約16万7,000円です。手取りにすると約13万円となります。手取り13万円は、地方でギリギリ一人暮らしできる生活レベルです。

そのため、年収200万円は、満足できる生活ができない「やばい給料額」だと言えるでしょう。年収200万円の求人で悩んでいる方は、より高い年収が受け取れる企業への就職・転職を考えることが大切です。

年収200万円の仕事にありがちな特徴

年収200万円の仕事にありがちな特徴は3つです。

特徴①求められるスキルが少ない

年収200万円の仕事では、求められるスキルが少ないです。例えば、倉庫内での力仕事などは、特別なスキルが必要とされないため、給料が低くなりがちです。

専門的な資格を必要としない仕事は誰でも応募できるため、年収200万円台で募集されることも珍しくないでしょう。

しかし、年収200万円の仕事は、スキルが必要とされないことから、気楽に働けます。

特徴②学歴・経歴が問われない

年収200万円の仕事は、応募条件に「学歴・経歴不問」と書かれている傾向があります。学力や経験がなくても、任せられる仕事だからです。

したがって、年収200万円の仕事は、未経験業種に挑戦してみたいと考えている方には、応募しやすいと言えるでしょう。

特徴③単純作業

年収200万円の仕事内容は、単純作業であるケースが多いです。例えば、清掃や仕分け作業などが挙げられます。

単純作業ではマニュアルが用意されており、誰でも簡単にこなせるため、必然的に賃金が低くなるのです。

何も考えずに仕事をしたい方や、難しい仕事でミスを連発してしまう方には向いているでしょう。

年収200万円にありがちな職業

年収200万円にありがちな職業を紹介します。

【年収200万円にありがちな職業】

・清掃員:未経験での募集が多く、求められるスキルが少ない
・警備員:定年退職した方でも活躍できる
・倉庫内作業員:単純作業で、仕分け作業やピッキング作業が多い
・飲食定員:最低賃金でアルバイトを雇っているため、正社員の給料は低くなりがち
・アパレル販売員:飲食店と同様にアルバイトが多く、正社員の給料は低くなりがち
・データ入力作業員:マニュアルどおりの作業であるため、求められるスキルが少ない
・保育士:専門的な資格が必要とされるが、日本全体で賃金の低さが問題となっている

紹介したすべての仕事が年収200万円というわけではありませんが、比較的賃金が低く設定されがちな職業です。

年収200万円で就職・転職を考えている方は、これらの職業を検索条件から外して求人を探すと、理想の求人を探しやすいでしょう。しかし、年収が高くなるほど、経験を問われたり学歴が問われたりするため、選考難易度は上がります。

年収200万円で正社員として働くメリット

年収200万円で正社員として働くことは、必ずしも悪いとは言えません。こちらでは、年収200万円で働くメリットを2つ紹介します。

仕事内容が簡単

年収200万円で任せられる仕事は、責任感が少なく比較的簡単な仕事内容です。そのため、営業ノルマに縛られたくない方や、頭を使う仕事が苦手な方には、向いている仕事だと言えるでしょう。

前述したとおり、年収200万円の仕事は、未経験でもスタートできます。これまでに業務経験のない方でも挑戦しやすい仕事です。

また、コミュニケーションを必要とされない仕事も多く、一人で黙々と作業をするのが好きな方は、年収200万円の仕事が合っているかもしれません。

雇用は安定している

年収200万円だとしても正社員の場合、安定した雇用だと言えるでしょう。正社員で雇用されると、企業は業績悪化や倒産など客観的にみて合理的な理由がない限りは、解雇できません。

そのため、普通に働いていれば、会社都合で解雇されることはないでしょう。また、正社員として働くことで、車・住宅などのローン審査に通過しやすかったり、転職する際に正社員として働いた経歴を残せたりと、さまざまなメリットもあります。

年収200万円で正社員として働くデメリット

年収200万円で正社員をするデメリットは3つです。

自立した生活が難しい

年収200万円であれば、ボーナスなしの1ヶ月の手取りはおよそ13万円です。

地方に住んでいる方の1ヵ月の生活費を参考にすると、自立した生活を送るのが難しいことがわかります。

家賃:3万円
水道光熱費:1万円
食費:4万円
携帯・ネット代:1万円
衣類・日用品:2万円
交際費:1万円
娯楽費:1万円
交通費:1万円
合計:14万円

上記は、地方での生活を想定しているため、毎月の適性家賃は3万円です。そのため、都内で一人暮らしを考えている方は、家賃代によっては毎月出費の方が多くなってしまうでしょう。

他にも、車やバイクを保有している方は、毎月のローン返済やガソリン代、保険代なども考えなければなりません。

将来を不安に感じる

年収200万円では、将来に不安を感じながら生活することになるでしょう。なぜなら、自立した生活が難しいからです。

例えば、実家暮らしであれば、毎月数万円の貯金はできるかもしれません。しかし、将来を考えて自立する場合、毎月の出費だけでギリギリの生活となります。

男性・女性問わず、ライフイベントは必ずきます。結婚式や出産、入院などの貯蓄ができないため、将来に不安を感じる可能性が大きいです。

プライベートが充実しない可能性が高い

年収200万円で働くとプライベートに使えるお金がなく、休日は自宅に閉じこもり気味になってしまう可能性があります。充実したプライベートを過ごすためには、ある程度のお金が必要です。

例えば、友人との食事や趣味などが挙げられます。プライベートに使えるお金がないと、友人からの遊びを断ったり趣味をしなくなったりするため、充実した休日を送れない、と言えるでしょう。

年代別の平均年収

こちらでは、日本人の年代別平均年収を見ていきましょう。転職サイトのdodaによると、年代別の平均年収は以下のとおりです。

年代 全体 男性 女性
20代 341万円 363万円 317万円
30代 437万円 474万円 378万円
40代 502万円 563万円 402万円
50代 613万円 664万円 435万円

参照:doda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】

dodaの調査から、20代の平均年収は「341万円」であるとわかります。そのため、年収200万円は、20代の平均年収からみても、かなり低い年収であるとわかります。

20代は社会人経験が浅く、入社して間もない方が多いです。そんな20代でも、平均年収が300万円以上あることを覚えておきましょう。

年収200万円以上の正社員に転職する方法

最後に、年収200万円以上の正社員に転職する方法を紹介します。こちらで紹介する方法を意識することで、年収200万円以上の仕事に転職できる可能性を高められます。

資格を取得する

転職で年収を上げたいのであれば、仕事に役立つ資格を取得しましょう。なぜなら、資格を取得することで、より専門的な仕事に挑戦できるからです。

例えば、以下の資格が年収アップに直結します。

・日商簿記検定:経理など会社の裏方業務で優遇される
・宅地建物取引士:不動産業界で優遇される
・ファイナンシャルプランナー:保険や金融業界で優遇される

これらの資格を取得し、専門的なスキルを身につけることで、年収200万円以上の仕事に転職できる可能性を高めてくれます。

これまでのスキルや経験を活かす

年収200万円以上の仕事に転職したいのであれば、これまでのスキルや経験を活かせる仕事へ転職しましょう。

例えば、コミュニケーション能力があったり、仕事でパソコンを使用していたりする方は、さまざまな仕事で活かせる場面があります。面接では、これまでのスキルや経験を面接官にアピールすることが大切です。

転職エージェントを利用する

年収200万円以上の正社員を探している方は、転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントは、担当アドバイザーがあなたの希望条件に合った仕事を、多くの求人から厳選してくれます。

初回の面談で、「年収200万円以上」と伝えることで、あなたのスキルや経験を考慮した年収200万円以上の求人を紹介してくれるでしょう。また、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削などもサポートしてくれるため、選考通過率を高められます。

まとめ

年収200万円の正社員は雇用が安定しているため、長く働けます。しかし、生活面では、地方の一人暮らしでギリギリ生活できるレベルです。そのため、将来を不安に感じてしまうかもしれません。

年収200万円の求人に応募しようか悩んでいる方は、これまでのスキルや経験を活かして、より高い年収の求人を探してみましょう。

また、一人では理想の求人が見つからない、と悩んでいる方は、無料で利用できる転職エージェントの利用をおすすめします。

参考:すべらない転職「手取り12万円の正社員はやばい?地方との違いや新卒から転職する方法

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