26卒で「辞めたい」は普通?新卒1年目でも転職できる現実と後悔しない選択

26卒で「辞めたい」は普通?新卒1年目でも転職できる現実と後悔しない選択

2026年4月に入社した26卒の新社会人へ。

入社したばかりなのに、もう「会社に行きたくない」と感じる日が増えていませんか。入社前に思い描いていた仕事とのギャップに戸惑い、メンタル的にも辛い…。そんな葛藤を抱えている人は、決して少なくありません。

本記事では、26卒として悩む新社会人に向けて、現実的な選択肢と後悔しない判断軸を、キャリアアドバイザーの視点からわかりやすくお伝えします。

「辞めたい」と感じる26卒が多いのはなぜ?

26卒として入社して1ヶ月〜3ヶ月目は「思っていた仕事と全然違った」「思っていた会社(職場)ではなかった」「会社選びを間違えた」と気づくタイミングです。

最初は「社会はこんなものか」「騙された自分が悪い」と受け止めていた違和感も、毎日積み重なることで無視できなくなり、「このまま続けていいのか」と不安に変わっていきます。

一方で「さすがに1年未満のタイミングで退職するのはまずい」「数か月で辞めたら経歴にキズがついて人生終わりだ」と考え、行動できずに悩み続けてしまう人も少なくありません。

しかし実際は、新卒の約3人に1人が3年以内に退職しており、10人に1人は1年以内に退職しています。とくに入社後数ヶ月〜夏前にかけて「辞めたい」と感じる人が増える傾向があります。

つまり、いま感じている違和感は決して特別なものではなく、多くの人が通る「自然な反応」です。

26卒(新卒一年目)に多い辞めたい理由

  • 仕事内容のミスマッチ(入社後ギャップ)
  • 仕事内容が思ってた仕事と違う(聞いていた内容と違う)
  • 仕事がきつすぎる(覚えることが多すぎる・業務量が多い)
  • 教育・研修が不十分(OJTが適当・放置される・質問しづらい)
  • 配属ガチャで失敗した(希望部署に行けない)
  • 長時間労働やサービス残業が当たり前(休みが少ない)
  • 人間関係のストレス(上司ガチャ・先輩との相性)
  • ブラック企業体質・根性論の強い文化
  • パワハラ・セクハラをされた(ハラスメント・モラハラ・職場いじめ)
  • 通勤がきつい(満員電車・通勤時間が長い・在宅勤務ができない)
  • 社風が合わない(体育会系・年功序列など)
  • 将来のキャリアの不安(スキルが身につかない)
  • 総合的にメンタル的に限界を感じる(毎日つらい・会社に行きたくない)

こうした悩みは「甘え」ではありません。

これらに共通しているのは「入社前には気づくことは難しい」ということです。学生に知られてしまったら内定辞退になるのは企業も理解しているため、できるだけ隠そうとします。

26卒の早期離職は「負け」「人生終わり」ではない

「最低3年は働け」という考え方はいまだに根強いですが、それがすべての人に当てはまるとは限りません。

合わない環境に違和感を抱えたまま居続けるよりも、早い段階で軌道修正したほうが、その後の社会人生活がうまくいくケースは多くあります。

実際に転職支援の現場でも「もう少し早く動けばよかった」と後悔する人はいても、「早く動きすぎて失敗した」という人は多くありません。

次は絶対に失敗したくないと思うほど動けなくなる人は多いです。だからこそ、一度転職エージェントに相談して視野を広げるだけでも、選択肢は大きく変わります。

採用百科事典
採用百科事典
若さというのは強みです。仕事選び・会社選びが甘かった点は反省しつつも、早めに軌道修正してもらって、自分に合った会社で頑張りましょう。

入社半年以内でも第二新卒は有利?

入社半年以内の退職であっても第二新卒として転職できるチャンスは十分にあります。ただし「若いから有利」というよりも、早期離職をどう説明できるかが結果を大きく左右します。

企業側は、短期離職そのものを問題視しているわけではありません。むしろ見ているのは「同じことを繰り返さないか」「採用してもすぐ辞めないか」という再現性の部分です。

そのうえで、入社半年以内の人材に対して評価されやすいポイントは次の通りです。

  • 実際に働いた経験から、仕事選びの軸や価値観が言語化できている
  • ミスマッチの原因を自分なりに整理し、次の環境選びに活かせている

特に重要なのは「なぜ半年で辞めたのか」を感情論ではなく構造で説明できるかどうかです。

たとえば「思っていた仕事と違った」ではなく「入社前に〇〇の情報が不足しており、△△の点でミスマッチが起きた。そのため次は□□の環境を選びたい」といったように、再発防止まで一貫して語れる人は評価が落ちにくくなります。

企業は即戦力よりも「長く活躍してくれるか」を重視しています。だからこそ、スキルの有無以上に納得感のある退職理由と次の意思があるかどうかが、入社半年以内の転職では重要な評価ポイントになります。

関連記事:23歳の転職は早すぎる?第二新卒・未経験でも成功するコツと現実

企業側も早期離職は気にしていない?

退職理由が整理されていれば大きなマイナスにはなりません。

ただし「なんとなく合わなかった」「勢いで辞めた」といった退職理由では評価は下がります。

重要なのは「なぜ辞めたのか」ではなく「そこから何を学び、次にどう活かすのか」を説明できるかどうかです。

実際の採用現場でも、短期離職そのものよりも「思考の浅さ」や「再現性のなさ」が見られています。

採用担当
採用担当
新卒3ヶ月以内で「辞めたい」と感じること自体は珍しくありません。ただ、その理由が「思っていたのと違う」だけだと、また同じ理由で辞めるのではと懸念します。違和感の原因を自分なりに整理できているかは必ず見ています。
採用担当
採用担当
早期離職そのものよりも、「次はどうしたいのか」が語れない人は評価しづらいです。一方で、自分のミスマッチを認めた上で、次の方向性を具体的に話せる人は、むしろ伸びしろがあると判断されることも多いです。

26卒が後悔しない転職をするために必要な準備とは?

26卒の転職は「勢い」で動くと失敗しやすく「準備の質」で結果が大きく変わります。焦って辞めるのではなく、次につながる選択をするために、最低限押さえておきたいポイントを解説します。

ステップ1:自己分析をする

まずは「なぜ辞めたいのか」「何が合わなかったのか」を具体的に言語化しましょう。ここが曖昧なまま転職すると、同じ理由で再び辞めたくなる可能性が高くなります。

重要なのは、「環境の問題なのか」「職種の問題なのか」「人間関係の問題なのか」を切り分けることです。これができるだけで、次に選ぶべき仕事の方向性が明確になります。

ステップ2:転職市場を知る

第二新卒向けの求人は、転職エージェント経由の非公開求人が中心です。

未経験歓迎やポテンシャル採用の求人は、一般の求人サイトには出ていないことも多く、情報収集の段階で差がつきます。自分だけで探すよりも、プロの力を借りた方が効率的かつ失敗リスクを下げることができます。

ステップ3:自己PR・職務経歴書を整える

「新卒1年目だからアピールできることがない」と感じる人も多いですが、実際には研修で学んだことや配属後に経験した業務、小さな工夫や改善も立派な評価対象になります。

重要なのは「何をやったか」よりも「そこから何を学び、次にどう活かそうとしているか」です。この視点で整理するだけで、書類通過率は大きく変わります。

採用百科事典
採用百科事典
一般的な転職エージェントでは入社数か月以内の求職者は相手にされません。そのため既卒・第二新卒特化の転職エージェントへの登録をおすすめします。
20代おすすめ転職エージェント

26卒「辞めるべきか残るべきか」迷ったときの判断軸

辞めるか残るかの判断に迷ったときは、感情だけで決めるのではなく、以下の視点で冷静に整理することが重要です。

視点1:心と体の状態

朝起きるのがつらい、眠れない、食欲がないなどの状態が続いている場合、それは単なる気分ではなく「危険信号」です。この状態で無理を続けると、回復に時間がかかるケースもあるため、早めの判断が必要です。

視点2:成長できる環境か

今の職場で「学べることがあるか」「将来につながる経験ができるか」を冷静に見てみましょう。たとえ今はつらくても、成長実感がある環境であれば、もう少し続ける選択も合理的です。

視点3:辞めた後のイメージがあるか

転職後にどんな働き方をしたいのか、どんな仕事に就きたいのかがある程度イメージできている場合、それは逃げではなく前向きなキャリア選択である可能性が高いです。

逆に、何も考えずに辞めてしまうと、焦りからミスマッチな転職をしてしまうリスクが高まります。

社会人一年目の成功事例・転職体験談

ここでは、実際に新卒1年目でキャリアチェンジを実現した事例を紹介します。いずれも「早すぎるのでは」と悩みながらも行動し、自分に合った環境を見つけたケースです。

営業(6ヶ月で退職) → ITエンジニア

大手企業の営業職として入社したものの、数字に追われる働き方や飛び込み営業に違和感を抱き、「このまま続けてもスキルが身につかない」と感じて転職を決意。

転職エージェントに相談しながら方向性を整理し、プログラミング学習を並行して進めた結果、未経験からIT企業のエンジニア職に内定。現在は開発業務に携わりながら「手に職がつく実感がある」と前向きに働いています。

人材サービス業(2ヶ月で退職) → 飲食業

新卒で求人広告会社に入社したものの、営業ノルマのプレッシャーや毎日数字に追われる働き方についていけず、2ヶ月で退職。学生時代にアルバイトで働いていて楽しかった「飲食業」でもう一度働きたいと思い、転職エージェント経由で飲食業界へ。

大手人材サービス業で内定を勝ち取った経験や、学生時代の接客経験を評価され内定を獲得し、現在は接客を通じてお客様に喜んでもらえる仕事にやりがいを感じています。「成果を数字だけでなく、お客様の反応で実感できる点が大きく変わった」と話しています。

スポーツインストラクター(3ヶ月で退職) → Webマーケ職

新卒でスポーツインストラクターとして入社したものの、実際には求人票に記載されていた指導業務とは大きく異なり、チラシ配りなど営業活動が中心でした。さらに、レッスン前後の準備や事務作業がサービス残業扱いとなるなど、労働環境も劣悪で、3ヶ月で退職を決意しました。

第二新卒向け転職エージェントに登録し、アドバイスに従い転職活動では「仕事内容と実態のズレがないこと」「自分の強みを活かせる仕事であること」を軸に企業選びを実施。学生時代にやっていたSNS運用やブログ運営の経験を整理。

その結果、未経験ながらも発信力や企画力を評価され、Webマーケ職への転職に成功。現在はSNS運用やマーケティング施策に携わり、「自分のアイデアが仕事として形になる環境で働けている」と実感しています。

採用百科事典
採用百科事典
新卒1年目の転職は書類通過率がかなり低いです。そのため3社ほど転職エージェントに登録して、紹介数の母数を増やすことをおすすめします。
20代おすすめ転職エージェント

まとめ:26卒のキャリアは自分で決めていい

新卒1年目で「辞めたい」と感じるのは、あなたが仕事や将来に対して真剣に向き合っている証拠です。

キャリアは一度決めたら終わりではなく、その都度見直しながら積み上げていくものです。合わない環境に無理に居続けることが正解とは限りませんし、むしろ違和感に気づいたタイミングで動ける人ほど、その後のキャリアで伸びていく傾向があります。

実際、20代前半はやり直しがきくどころか、挑戦することで評価される時期でもあります。遠回りに見える選択でも、自分で考えて行動した経験は必ず次に活きます。

大切なのは「周りがどう思うか」ではなく、「自分が納得できる選択かどうか」です。後悔しないキャリアをつくるためにも、いま感じている違和感から目をそらさず、自分の意思で次の一歩を選んでいきましょう。

おすすめ転職サービス

ABOUT US
秋場亮一株式会社リクエストエージェント代表取締役
明治大学経営学部卒業後、ディップ株式会社に新卒入社。求人広告の法人営業を担当し、業種・職種を問わず数多くの採用支援に携わる。2011年に転職し、成功報酬型求人サイトの立ち上げと事業成長に尽力。中小企業から上場企業まで幅広く担当し、求人原稿設計、応募データ分析も担当。2016年に求人広告代理店を創業。企業の採用活動を支援しつつ、これまでの豊富な経験を活かし、就職・転職ノウハウを情報発信中。