私が実際に見た経験や、就職活動生から聞いた反省している行動、採用担当者から聞いた実際にあった出来事の中で「これはNG」だと思う行動をまとめました。自分に当てはまらないかチェックしてみましょう。
自己分析編
1. 自己分析を十分せずに手あたり次第様々な業界を回る。
2. 自分分析でずっと家に引きこもり、次のステップに進もうとしない。
自己分析を十分におこなわなければ自分がどの業界・職種に適しているのか分かりませんし、非効率です。しかし、自己分析が終わるまで次のステップに進まないのも問題です。就活において実際に行動しないと分からないことも多いからです。要はバランスですね。
企業研究編
3. 情報収集ばかりして満足してしまう。
4. 四季報の平均年収や生涯年収のみ確認。
5. 会社の有給休暇の日数を全力でチェック。
6. 知っている企業か大手企業しか研究しない。
どれだけ情報収集しても、行動しなければ何の意味もありません。また企業研究の前に、自分にとっての働く意義や会社選びの軸をよく考えておく必要があります。その結果、年収・有給休暇・大企業ブランドが重要ならばそれでいいですが、浅い考えでそれらを追求すると、いつか悩む日がくるでしょう。
OB訪問編
7. 無断遅刻・無断欠席。
8. お礼のメールを送らない。
9. アポなしで友達のOB訪問にのっかる。
10. 慣れ慣れしい態度をしてしまう。
11. 聞きたい質問の事前準備をしなかった。
いくら大学OB・OGといえども「親しき仲に礼儀あり」。きちんと礼儀を尽くしましょう。これは人として最低限のマナーです。御礼メールを送らない人も多いですが、簡単な例文(テンプレート)でもいいので送りましょう。
ラインで「本日はお忙しい中ありがとうございました!とても参考になる話が聞けて企業研究に勉強になりました!内定がとれるように面接を頑張ります!面接の結果が出ましたら合否結果に関わらず連絡させていただきます。」だけでも問題ありません。できれば当日中に御礼メールを送りましょう。
相手は忙しい社会人ですので事前準備は重要です。会ってから「何を質問しようかな」はNG。その人の時間を奪っているわけですから、失礼のないように有意義な時間にしてほしいと思います。
履歴書・エントリーシート編
12. 履歴書・ES(エントリーシート)の字が雑。
13. 就活本に書いてある人の経験を偽りの自分の経験にしてしまう。
ES(エントリーシート)の字が汚いのは百歩譲って仕方ないとしましょう(本当は字が汚いと、それだけで読む気がなくなりますが)。しかし、字が雑なのは完全に読むが気がなくなります。この人は相手に対して思いやりがないのだなと思われてしまいます。残念ながら手書きを要求する会社も多いので、頑張ってほしいと思います。
偽りの経験は多少盛った数字は許容範囲内です。例えばイベントで80人集客の実績を、100人に盛る程度は人事部も事実確認ができないですし、こまかい数字はそれほど気にしません。
ただし完全に嘘を書いていると辻褄を合わせるのが難しいため、おススメはしません。同じ部活やサークルが同じ企業をエントリーしていると、「主将が2名いるぞ?」なんてことにならないように注意しましょう。
何を聞かれても即答できるほどトークが上手かったり、話術が抜群に上手い人で大手企業の内定を獲得した人もいますが、トークがそれほど上手ではない人は絶対に止めておきましょう。
グループディスカッション編
14. 無理やりリーダー役になろうする。
15. 仕切ることが大事だと考えている。
16. 他の人の意見を否定ばかりする。
17. 自己主張ばかりする。
18. 意見を言わない。何も発言しない。
GD(グループディスカッション)で目立とうとしている人は多いですが、面接官に対してマイナス評価を与えます。また何も発言しないのも問題です。グループディスカッションで何も発言しないのは、そこにいなかったのと同じとみなされてしまい不合格になってしまいます。
採用面接編
19. 謙虚さをアピールしようと思って卑屈になりすぎる。
20. 面接の回答で、その企業のマイナス面ばかりを指摘する。
謙虚さは必要ですが、卑屈なのは問題です。たまに「ボクなんか本当に大したことありませんよ。採用して頂いてもお役に立てるかどうか分かりません」とまで言う人がいますが、ここまで卑屈だとマイナスな印象を持ってしまいます。
また志望企業に対してマイナス面だけを指摘することは止めたほうが無難です。「会社研究はしてきましたか?」に対し、その会社の財務分析を発表し、得意満面でその企業のネガティブな要素や過去の不祥事を指摘するのはやめておきましょう。
服装・身だしなみ編
21. ボロボロの汚れた靴を履いている。
22.ヨレヨレのスーツで就職活動を続ける。
23.面接官もビックリの目立つスーツや靴、鞄で完全武装する。
就活も終盤を迎えると、ボロボロの恰好の学生と出合う機会が増えてきます。なかには一着のスーツだけで就活をおこなう猛者もいます。学生が貧乏なのは面接官もよく分かっていますので、ある程度は許されますが、第一印象は意識したほうがいいです。
一方で、奇抜な格好の学生ですが、こちらはファッション系・デザイン系の企業以外では評判が悪いです。全身ブランド品や派手すぎるスーツは良い印象を持たれません。外見で個性をアピールするのではなく、中身で個性をアピールしてもらいたいと思います。
同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」
まとめ
失敗したと思っても就職活動はやり直しがききません。後悔しないためにも今回の内容に注意し、マナー・発言・行動には、十二分に気をつけほしいと思います。もしも当てはまっている内容があれば明日から改善することで次のチャンスに備えましょう!