就職活動で気になる顔採用って本当にあるのでしょうか。
イケメンや美人なら就職に有利!?ブスやデブなら不利!?気になる噂や疑問を集めてみました。
目次
顔採用とは
顔採用とは、就職活動や転職活動において容姿や外見を採用基準としていることを意味します。学歴や資格と違い、努力しようがない部分だからこそ、顔採用に納得がいかない就活生が多いと思います。
極一部の企業には顔採用はあります。しかし、容姿だけで内定を獲得できるほど甘くはないです。むしろ容姿が採用基準として占める割合はかなり低いです。
男女雇用機会均等法では性別・年齢・宗教・国籍を理由にした採用基準は禁止されていますが、容姿に関する制限はありません。しかし、法的には問題ないものの、世間一般的に好意的に受け止められないことから、本当は顔採用がある企業でも秘密にしています。
顔採用がある企業と言われる企業も実態を公表しているわけではありませんが、内定者や従業員の顔偏差値を見ると明らかに美男美女が占める割合が多いことから、顔採用の評判が流れています。
証明写真の加工・偽造
最近では履歴書に貼る証明写真をアプリやパソコンソフトで自宅で簡単に加工できたりします。写真屋では加工・修正するオプションサービスもあります。髭剃り跡を目立たなくする程度の明るさ調整なら問題ありませんが、輪郭調整などやりすぎはよくありません。
結局のところ、書類選考を通過しても面接で本当の顔がバレてしまいますので、偽造レベルのやりすぎは逆にマイナス印象を与えてしまうのでおススメしません。面接に来てもらったら、まるで別人だったという人もいるそうです。カラコンやアイプチで誤魔化そうとしても限度があります。
顔採用がある業界や企業名
美容業界も顔採用があると言われています。これは企業の特色によって変わりますが、例えば化粧品であれば売り手が「綺麗な顔立ちだから商品が売れる」とする考えと、売り手が「綺麗な顔立ちになっていくから商品が売れる」とする考えがあります。前者の場合は顔採用です。
引用:面接では美人とイケメンが有利!?顔採用の真偽と業界の傾向
美容業界以外にも日本航空、全日本航空など航空業界・アパレル業界・宝飾品業界に顔採用があるとのことです。
広告代理店業界では、大口スポンサーの獲得が、企業の売り上げを左右することになります。それゆえ、クライアント企業からの印象をより高める狙いからも、営業マンや、接客対応の多い事務職員は、顔採用することによって、美人社員を揃える傾向が強いと考えられます。
引用:「近年、顔採用が増えている?」 大企業であればあるほど美人が多い理由とは?
アナウンサーに代表されるテレビ業界は顔採用があるのは間違いありません。ミス青学・ミス慶應などミスコン出身のアナウンサーは多いです。書類選考が事実上の写真選考になっていると噂されており、フジテレビはルックス採用の傾向が特に強いそうです。
電通・博報堂・楽天・サイバーエージェント・資生堂と言った有名企業が並んでいます。顔採用をする理由に接待要因と書かれており、その他にも社内男性の結婚相手候補のために顔採用を実施しているそうです。この企業に入社するならセクハラも我慢しなければいけなさそうです。
顔採用に関する検証実験
2011年2月19日放送の情報番組「所さんの目がテン!」で顔採用が本当に実在するのか番組内で検証がおこなわれました。
人材派遣会社の男性採用担当者3人に、実験の趣旨を伝えずに現役女性モデルと一般の女子大生を2人ずつ、計4人を面接させた。その結果、担当者の全員がモデル2人を合格者に選んだ。同様の実験を、女性を含む担当者で行ってもほぼ同じ結果となり、男性モデルと男子学生で行った場合でも、すべての票がモデルに入った。
番組では韓国の整形手術ブームも取り上げていますが、日本でも第一志望から内定を獲得するために整形手術をする人が増えてくるかもしれませんね。美容整形は学割が有効の店舗もあり、低価格で利用できます。大学生でも脱毛以外に、二重手術をする人が多いかもしれません。
就職活動の顔採用の事実と面接官の採用基準
実際にほとんどの企業には顔に関する選考基準はありません。ただし、清潔感や笑顔といった印象度によって合否が大きく分かれてしまいます。当然ながら不潔な人は好印象になりませんよね。髪型・服装・靴など身だしなみ全般に気を配ってほしいと思います。
顔採用の重要度
80% マスコミ企業
顔採用があるのが間違いない企業や職種の度合いです。一次面接までは突破できるでしょう。しかし、役員面接や最終面接まで残っている学生は美人揃いですので、顔だけでは採用になりません。美人揃いの中で目立たなければ内定は獲得できません。
60% 有名企業
顔採用が噂されている企業の度合いです。顔採用だけで書類選考やグループディスカッションが突破できます。しかし、人気企業ランキングでも上位の企業が多いため、応募倍率は非常に高いです。個別面接以降では本人の能力や志望理由が問われることになります。
40% 一般企業
一般企業の度合いです。多くの企業が40%程度は影響する部分があり、書類選考よりも面接での合否判定に影響されます。これは顔採用の基準があるわけでなく、第一印象で受けた印象が面接結果に反映されるからです。
新卒採用では容姿よりも仕事への熱意や人柄
顔採用は営業・受付・一般事務に多いと言われています。誰が売っても変わらないサービスであれば美人やイケメンのほうが売れる確率が高いと言われており、営業経験者であれば否定できないでしょう。
しかし、新卒採用では容姿よりも仕事への熱意や人柄が重要視しています。その他の判断軸として、将来のビジョン、経営方針の共感、性格の適性があり、容姿はほとんど加味されることはありません。
企業には求める人物像があり、いくら容姿が優れていても価値観にミスマッチがあれば早期退職に繋がってしまいます。そうしたミスマッチを避けるために面接で「将来やりたいことはなんですか?」「企業選びの軸は?」と質問し、会社と仕事との適性を見ているのです。
どれだけ美人でも業界研究や仕事研究をしてこなければ良い企業の面接に合格できません。またSPI試験を導入し、学力検査もおこなって企業も増えてきています。様々な視点から総合的に判断して合否判断をくだしています。
顔採用はブラック企業
仕事上のメリットがないのに顔採用をしている企業はブラック企業体質です。そもそも容姿は主観的な部分が大きく、人によって好みが分かれます。誰かは美人だと思っても、違う人には美人ではないと思うこともありますよね。
面接官の好みで採用/不採用が決まるなんてブラック企業と言えるでしょう。仮に落ちたとしてもブラック企業を回避できたと安心してほしいと思います。
ネットでは「賢いブスより、バカな美人が欲しい」という意見がありました。誤解を恐れず言うと正確には「賢さよりも明るいバカ」のほうが新入社員として歓迎したいと言えるのではないでしょうか。
第一印象は大事
面接は最初の10秒で決まると言われています。これは第一印象の重要性がよくわかる言葉です。イケメンが有利だと言われる理由は第一印象で得をするからです。ただし、イケメンだけが好印象を与えるわけではありません。共通して印象が良い人は笑顔が素敵な人です。
無愛想な人よりも、笑顔が素敵な人と一緒に働きたいと考えるのは自然なことですよね。面接で不合格が続いている人は「自信のなさ」が表情にも出てしまうこともありので、そんなときは自然な笑顔がだせるように表情筋トレーニングをおこなってみてもいいでしょう。鏡の前で笑顔の練習をチャレンジしてほしいと思います。
努力で出来る範囲もある
学歴フィルターと違い、見た目は努力で良くすることもできます。特に笑顔は誰でも簡単に改善することができます。他にも「ちょっと太ったな~」と思っているならダイエットを頑張りましょう!
美人だからこそ言われてしまう面接の質問
自己PRで「誰からも好かれるのが私の強み」と言った女性がいました。面接官からは「それは〇〇さんの能力ではなく、単純に容姿がかわいいからじゃないの?」と返されたそうです。本人は言葉に詰まったそうですが、もしも自分ならどうしますか?
そうした場合は「容姿も含めて私の能力だと思います」と自信をもって答えるのが正解です。それでも「仮に能力だと認めるとして、20代のうちはいいけど30代や40代になったらどうするの?」と言われるかもしれません。
そのときは「好かれる要素は容姿以外にも雰囲気や相手への接し方も重要だと思います。私はどんなときも笑顔で接することを心がけていますし、コミュニケーションは年齢に関係なく、どんな職場でも通用する能力だと思います。」と、コミュニケーション能力が高いことをアピールしましょう。
美人だからこそ言われてしまう質問はどう答えていいか難しい質問です。何を言われても返せるように面接前から模擬面接などでトレーニングしておくことが大切です。
顔採用まとめ
自分は美人じゃないと悲観的になる必要はありません。落ち着いた話し方、丁寧な言葉遣い、豊かな表情、清潔感のある服装、明るい笑顔、すべての要素が面接突破には必要です。座り方ひとつでも印象は違ってきます。
自分だけでは無意識のクセや仕草は気づきにくいので誰かに見てもらったり、自分のスマホで撮影したりしてチェックしてみることをおススメします。面接の前に「絶対合格してやるんだ!」という気持ちが一番大切であることを意識して臨んでほしいと思います。
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