有料のキャリア相談サービス「マジキャリ」について調べると「高い」「微妙」「断られた」など悲観的な口コミが見受けられます。
今回は求職者側がキャリア支援の専門家に相談できるキャリアコーチングサービス「マジキャリ」についてサービスの特徴や評価評判を徹底的にまとめました。メリット・デメリット、そして効果的な使い方について学んでください!
マジキャリとは
マジキャリとは、アクシス株式会社(代表取締役社長:末永雄大、本社:東京都渋谷区)が運営しているキャリアコーチングサービスです。組織運営や社員教育の指導方法である『コーチング』に関する書籍や研修を見たり聞いたりしたことがあると思いますが、キャリアコーチングサービスとはキャリア設計・自己実現を専門としたコーチングサービスです。
簡単に言えば有料の転職相談、または有料の転職カウンセリングと言ったほうがわかりやすいかもしれません。マジキャリは2020年2月から始まったサービスで、すでに日本トップクラスの実績人数を誇っています。
著書:成功する転職面接 成否の9割は「準備」の質で決まる
著書:キャリアロジック~誰でも年収1000万円を超えるための28のルール
公式サイト:https://majicari.com/
キャリアコーチングサービスとは
一言でいえば「ライザップ」の転職キャリア版です。
ライザップは専属トレーナーがついて毎日の栄養管理含めダイエットに徹底的にコミットしますが、マジキャリは専属トレーナーが、キャリア設計や自己実現に徹底的にコミットしてくれます。
マジキャリ(キャリアコーチングサービス)は、人材紹介会社(転職エージェント)とは全く違ったサービスです。
リクルートエージェントやビズリーチなど人材紹介会社は「求職者と企業のマッチング」が目的で、求人紹介や面接調整に役立ちます。
しかし、キャリアコーチングサービスは専任のアドバイザーと一緒に自己分析とともに「本当にしたい仕事はなにか」「自分自身の強みはなんだろうか」「いまの会社に残るべきなのか、それとも転職すべきなのか」など本当の自分を知ることを目的としています。仕事を軸にした人生相談と言えるかもしれませんね。
また、マジキャリではキャリア設計ができるだけではなく、実行支援(転職・キャリアアップサポート)もおこなってくれます。計画をつくることはできても、実行できるか不安な人にもおすすめのサービスとなっております。
関連記事:キャリアコーチングサービスおすすめ10選を比較!失敗しない選び方も徹底解説【2023年】
マジキャリ申込後の流れ
まずは初回無料体験(60分)を受けることができます。
初回無料体験では、転職やキャリアに関する相談を聞いてもらいながら、自己分析など実際のサービスと同じような内容を受けることができます。
また、サービスの特徴や料金プラン、転職エージェントとの違いも説明してくれますので、本人が納得した上で有料プランに進むかどうか検討できます。
なお女性のキャリアについて相談したい人で専属トレーナーに女性を希望する場合は、希望を伝えることは可能です。希望が必ずしも実現できるわけではありませんが、希望がある場合は遠慮せず初回相談の際に伝えるようにしましょう。
有料プラン移行後は平日を中心に、専属トレーナーと一緒にセッションをおこなっていきます。具体的には自己分析と将来のキャリアビジョン作成をマンツーマン指導のもと進めていくことになります。週1回程度を目安に、自分の強みと弱みを認識しながら5年後、10年後のなりたい自分を掘り下げていきます。
希望があれば求人選定や面接アドバイスなど転職活動全般のサポートもしてくれます。転職エージェントでは実現できない「プロの伴走トレーナー」としても活用することができます。
マジキャリに向いている人
24歳(第二新卒)から35歳までの社会人におススメです。なぜなら20代のうちから将来の目標を明確にして、そこから逆算した経験スキルを蓄積すれば、理想の仕事に就くことが可能だからです。
もちろん、35歳以上の人でも利用することもできます。ただ、転職市場は年齢や経歴によって選べる選択肢が決まっています。そのため、35歳以上の人のキャリア設計は、20代のように理想の仕事から逆算するのではなく、今までのキャリアの棚卸しから方向性を定めていくことになります。
二番目に今の仕事内容や労働環境に悩んでいる人にもおススメです。転職エージェントは「転職活動のために利用する」サービスですが、マジキャリは「転職しようか悩んでいる人が利用する」サービスです。
誰もが転職するタイミングに悩みます。給与、家族、業界の将来性、職場の人間関係など様々な要素が絡み合い、自分一人で転職するタイミングを見極めるのは困難です。転職を失敗しないためにも転職すべきかどうかフラットに相談できる専門家を味方につけましょう。
マジキャリに向いていない人
実現不可能なキャリアを夢見ている人は向いていません。
例えば28歳で正社員経験がないと「大手総合商社に転職したい!」という夢を持っていても、実現は不可能だと言えます。転職市場では学歴や資格よりも、実務経験がなによりも重要視されるからです。
ただ将来の夢が現実離れしすぎているのか、わからない人にはおススメです。全員がキャリア設計の素人ですから、わからなくて当然です。マジキャリで「いまは市場価値が低いけど高めるためにはどうしたらいいのか?」と目標修正するには絶好のサービスです。
関連記事:転職・キャリアの相談が有料のサービス15選!料金や特徴を比較
知っておきたいマジキャリのデメリットと注意点
第一のデメリットは費用が18万円~32万円と高い点です。18万円は海外旅行1回分の金額です。口コミでは「大金を払ったことで自分の人生に真剣に向き合う環境に追い込むことができた」「自分自身の人生を変えられた」「いい仕事に巡り合えたので結果的に安かった」との口コミもあるので、考え方次第のようです。
なお、ちゃんとしたビジネスコーチングに申し込む場合、料金相場は1時間1〜3万円程度で設定しているサービスが多いです。コーチングが1回だけで終わることは基本的になく、半年コースになると約30~50万円しますので、マジキャリも標準的な料金と言えます。
二番目にマジキャリを申し込んだだけで「簡単に年収が上がる」と思われる人は注意したほうがよいです。あくまでも自分自身が変わらなければ意味がありません。
マジキャリは専門家によるサポートで「なりたい自分」への方向性を示してくれますが、そのアドバイスを受け入れ実践するのは自分自身です。高いお金を出しているのだから、いいサービスを受けれるだろうと「受け身の姿勢」の人には向かないサービスです。
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同じキャリア相談サービス「ポジウィル」も初回無料相談が可能です。合わせて申し込んでみて、比較検討してみてください。
まとめ
優秀な人ほど「26歳で年収600万突破!」「32歳までに課長になる」など具体的な夢や目標を持っており、自分の将来設計は真剣に考えている傾向にあります。余裕があれば自分の価値観は結婚や出産で変化しますので、5~10年に1回は「キャリアの棚卸し」として定期的におこなったほうがいいでしょう。
一人で自己分析をおこなうのは難しいですが、プロからの第三者目線のアドバイスを入れることで自分のキャリアを俯瞰で見ることができます。キャリアの不安や悩みは社会人なら全員が感じています。一人で悩まずにキャリア支援の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。