営業に向いてない人の3つの特徴と女性が向いてないと言われる2つの理由

営業に向いてない人の3つの特徴と女性が向いてないと言われる2つの理由

営業職として働くなかで「自分は営業に向いていないのでは?」と感じたことはありませんか。

営業という仕事に違和感やストレスを抱え、悩んでいる人は少なくありません。また、「あなたは営業に向いていない」と他人に言われて傷ついた経験のある人もいるでしょう。

この記事では、営業に向いてない人に見られる特徴を3つ、そして女性が営業に向いていないと言われがちな2つの理由を具体的に解説します。さらに、転職先の選び方やおすすめの仕事例も紹介します。

営業に向いていないと悩む人は多い

営業に向いていないと悩む人は少なくありません。

営業職に就いた多くの人が「自分は営業に向いていないのでは」と一度は悩んだことがあるはずです。とくに営業を始めたばかりの頃は、成績が伸びずに自信を失ったり、上司から「向いていない」と指摘されたりすることもあるでしょう。

実際、「好きで営業をしているわけではない」「本当はやりたくなかったけど仕方なく続けている」と感じている人も少なくありません。ネット掲示板やSNSでも「営業辞めたい」「もう限界」といった声が日常的に見受けられます。

それでも営業職は、就職難の時代でも求人数が多く、特に法人営業では企業活動において欠かせない職種です。そのため、新卒で「自分には営業が合わないかも」と感じながらも、働くために営業職を選んだ人も多いでしょう。企業側も「まずは営業を経験させたい」という意図で配属するケースが少なくありません。

就職・転職活動中の人の中には、営業職を選んでみたいけれど自分に務まるか不安という声も多く聞かれます。「しんどそう」「ノルマがきつそう」「体育会系の世界」といったイメージも、営業に対する心理的ハードルを高めている一因です。

本記事では、営業に向いていない人の特徴3つ、女性が営業に不向きだと言われやすい理由、そして営業以外の転職先のヒントまで幅広く紹介します。自分に合ったキャリアを見つける参考になれば幸いです。

営業に向いてない人の特徴3選

特徴1:コミュニケーションを取ることが苦手

営業に向いてない人の一番の特徴は、コミュニケーションを取ることが苦手な人です。

当然と言えば当然ですが、営業とは人と人が出会って、話をして商品の良さやメリットを理解してもらい、納得した上で会社の利益になるように商品を買ってもらったり契約をしてもらう仕事です。

商売は突き詰めていけば人と人の話です。それなのに、人とコミュニケーションをとることが苦手だという人に、営業職は向いていません。会話の中で、自然と相手を立てることができる、相手の気分を良くすることができる、説明が上手にできる、ということも一つの才能です。

その才能を持っていない人が営業をすると、人一倍苦労しなければいけませんし、もともとコミュニケーションの上手な人と比べられるとどうしても見劣りしてしまいます。そういう人は営業に向いていないと言えます。コミュニケーションを取ることが苦手なことが悪い事ではありませんが、適材適所という観点から言うと営業には向いてないのです。

特徴2:ストレスを感じやすい・ストレス解消がヘタな人

ストレスに弱い人・解消が苦手な人は営業の継続が難しくなります。

営業は人間関係に気を使いながら目標達成も求められる、ストレスフルな仕事です。上司や取引先とのやりとり、数字に対するプレッシャー、断られる経験の積み重ねなど、精神的な負荷は少なくありません。

ストレスに対する耐性や、自分なりの解消法がないと、心だけでなく身体にも影響が出てしまいます。実際、営業を辞めたら体調が回復したという話もよく聞かれます。

「人に何を言われても気にしない」「翌日には切り替えられる」などの性格であれば乗り切れますが、そうでない人にとっては営業職は厳しい選択肢となるかもしれません。

特徴3:生真面目で融通が利かない

生真面目で融通が利かない人は、営業に向いていない可能性があります。

営業は理想論だけで成り立つ仕事ではありません。相手の立場に応じて柔軟に対応したり、時には「表現を和らげる」ことで話を円滑に進めることも求められます。

その点で「何事も正しくなければ気が済まない」「ルールから一切逸脱できない」といった生真面目さが強すぎると、かえって営業現場では不利になることがあります。

もちろん真面目な性格であることが非難されるのは間違っていますが、あまりに融通が利かないというのは、営業職として成功するのは難しいでしょう。あちらも立てて、こちらも立てて、自分も利益を得るといったような“ちゃっかり”した性格が営業職には必要なのです。

良く言えば誠実、悪く言えば不器用。このタイプの方は、別の職種でこそ本来の魅力が発揮できることが多いです。

採用百科事典
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営業が向いていないと感じるのは、自分の個性や強みが発揮しにくい環境にいる証かもしれません。「向いていない=劣っている」ではなく、適職の方向性が見えてきたサインです。無理に営業職にこだわらず、自分の特性に合った仕事へ目を向けてみましょう。
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女性が営業に向いてないと言われる理由

営業に向いてないと言われた女性も少なくないでしょう。一生懸命頑張って仕事をしているにも関わらず、同期の男性社員と比べると任せてもらえる仕事にも差があるように感じてしまうのは、どうしてでしょうか?

理由①:女性は長期的に仕事を任せにくいと思われがち

営業職は、顧客との信頼関係を長期的に築くことが求められる職種です。頻繁に担当が変わると、取引先からの信用を失いかねないため、一定期間は同じ担当者が継続して対応することが望ましいとされています。

しかし、女性の場合、結婚・出産・育児などのライフイベントで退職や異動をする可能性が高いと見なされることが多く、上司や企業側は「いずれ辞めてしまうかもしれない人に重要な取引を任せられない」と判断してしまうケースが少なくありません。

たとえ本人に強い意志があっても、「家庭の事情で急に抜けるかも」という先入観が根強く残っているため、結果として仕事のチャンスを与えられにくくなってしまうのです。

理由②:上司と部下の性別の違いがコミュニケーションの壁になることも

もう一つの理由は、上司が男性、部下が女性という構図が多い営業現場で、性別の違いから上司が必要以上に気を遣ってしまい、女性部下に仕事を任せづらくなるという状況です。

たとえば、注意をしたら泣かれてしまった、言葉遣いに敏感に反応された、などの経験から、男性上司が「女性には言いづらい」「誤解を招きそうで怖い」と感じてしまうことがあります。

また、仕事を円滑に進めるためのコミュニケーション機会(会食や飲み会)すら遠慮してしまうケースもあるでしょう。

能力が同じであっても「関わりにくい」と感じられることで、結果的に男性部下の方にチャンスが回りやすくなる現実もあります。

キャリアアドバイザーからのワンポイントアドバイス

女性が営業に向いていないと言われる背景には、本人の資質ではなく、社会的な偏見や職場文化の問題があることが多いです。

「向いていない」と言われたからといって自信を失う必要はありません。業界や企業の価値観によって働きやすさは大きく変わります。性別にとらわれず、自分が力を発揮できる環境を探していきましょう。

採用百科事典
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本当に自分に営業が向いていないのか、あるいは環境が合っていないだけなのかを見極めることが大切です。営業スタイルや業界によっても働きやすさは大きく異なるため、ひとつの会社で判断せず、視野を広げてみましょう。
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営業に向いてない人の共通点・原因

営業に向いていないと感じる人には、いくつか共通する原因があります。

ここまで紹介した特徴を整理すると「営業に向いていない」のではなく、営業という仕事の特性と自分の性格や価値観が合っていないケースがほとんどです。

営業は、コミュニケーション能力だけでなく、断られることへの耐性や、状況に応じて柔軟に対応する力が求められる仕事です。そのため、以下のような傾向があると、営業に強いストレスを感じやすくなります。

  • 人と関わること自体に疲れやすい
  • 断られることや評価されることに強いストレスを感じる
  • 正しさやルールを重視しすぎて柔軟な対応が苦手

ただし、これらは決して「能力が低い」という意味ではありません。むしろ、誠実さや慎重さといった強みでもあります。

重要なのは「営業に向いていない」と決めつけることではなく、自分の特性がどの環境で活かされるのかを理解することです。

採用百科事典
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営業が合わないと感じるのは「能力不足」ではなく「適材不適所」であることがほとんどです。自分の強みが活かせる環境を見つけることが、キャリアを前に進める第一歩になります。
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営業に向いている人の特徴

営業に向いている人の特徴を知ることで、自分との違いが明確になります。

営業に向いている人は、単純に「話が上手い人」というわけではありません。以下のような特徴を持つ人は、営業職で成果を出しやすい傾向があります。

人と関わることを前向きに楽しめる

営業は人と接する機会が多いため、コミュニケーションそのものを負担ではなく楽しめる人は強みになります。初対面の相手とも自然に会話ができる人は、関係構築がスムーズです。

切り替えが早く、落ち込みを引きずらない

営業は断られることが前提の仕事です。結果が出ない時でも過度に引きずらず、次に切り替えられる人は継続的に成果を出しやすいです。

柔軟に対応できる

営業現場では、マニュアル通りにいかない場面が多くあります。相手や状況に応じて言い方や提案内容を変えられる柔軟さが求められます。

このように比較してみると「自分は営業に向いていない」と感じる人は、単にこれらの特性が合っていないだけである場合も多いです。

つまり、営業が合わないと感じること自体は自然なことであり、無理に合わせる必要はありません。

営業に向いてないと感じたときの対処法

営業に向いていないと感じたときは「続けるか」「環境を変えるか」を冷静に判断することが重要です。

「向いていないかも」と感じたときに、すぐに辞めるかどうかを決めるのではなく、まずは原因を整理することが大切です。

営業を続けたほうがいいケース

以下に当てはまる場合は、「営業そのもの」ではなく「環境」が原因の可能性があります。

  • 特定の上司や会社のやり方にストレスを感じている
  • 扱う商材や営業スタイルに違和感がある
  • 経験不足による一時的な不安や成果の伸び悩み

この場合は、別の会社や営業スタイルに変えることで改善する可能性があります。

転職を検討したほうがいいケース

一方で、以下のような状態が続いている場合は、転職を視野に入れるのも一つの選択です。

  • 営業活動そのものに強い苦痛を感じる
  • ストレスで体調やメンタルに影響が出ている
  • 努力しても改善の実感が持てない

無理に続けることで、自信を失ってしまうリスクもあります。

重要なのは「自分に合う仕事」を見つけること

営業で身につけたスキル(コミュニケーション力・提案力・課題解決力)は、他の職種でも活かせる場面が多くあります。

そのため「営業に向いていない=キャリアが終わり」ではありません。むしろ、自分の強みや価値観を見つめ直し、より適した仕事にシフトするきっかけと捉えることが重要です。

採用百科事典
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「向いていない仕事を続ける」よりも「自分に合う環境を見つける」ほうが、結果的に成果も満足度も高くなります。転職を検討する際は、一人で悩まず客観的な意見を取り入れることも大切です。
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営業に向いてない人の転職先は?

営業の仕事はそのままで仕事を変えてみる

まずは「営業そのもの」ではなく、「営業のスタイルや業界」を見直すのがおすすめです。

営業が合わないと感じたからといって、すぐに営業以外の仕事へ転職するのは少し待った方がいいかもしれません。なぜなら、営業といっても仕事内容は会社や業界によって大きく異なり、あなたに合う営業スタイルが存在する可能性があるからです。

たとえば、得意先を定期訪問するルートセールスや、リストに沿って電話をかけるインサイドセールスなど、営業職の中にも多様な働き方があります。体力的に飛び込み営業が合わない人でも、電話営業なら続けられるケースもあります。

特に新卒で営業を始めた方は、1社目の経験だけで「営業は向いていない」と判断しがちです。しかし、業界や商材、社風が変われば、営業の負荷や求められるスキルも大きく変わります。

営業職は中途採用でも正社員の求人が多く、未経験職種よりも比較的転職しやすい傾向にあります。そのため、資格や特技がない状態で「営業以外なら何でもいい」と選ぶよりも、自分に合った営業スタイルを見極める方がキャリアの幅は広がるでしょう。

まずは「営業」という職種自体が合わないのか、それとも「今の営業スタイル」が合っていないだけなのかを整理することが、後悔しない転職の第一歩です。

特技を生かす仕事か興味のある仕事に転職する

特技や興味を軸に、納得のいく仕事を選びましょう。

営業が合わないからといって、やりたくもない仕事を選ぶのはおすすめできません。せっかく転職するなら、自分の特技や興味を活かせる仕事に目を向けてみましょう。そのほうが長く続けやすく、前向きに取り組める可能性が高くなります。

たとえば、これまでの経験や保有資格が活かせる業種に転職するのは有力な選択肢です。今は資格がなくても、将来目指したい仕事があるなら、まずは勉強を始めてみるのも一つの道です。

資格取得のために、営業を続けながら勉強時間を捻出する人もいれば、金銭的に余裕がある場合は一度退職して資格取得に集中するケースもあります。パートやアルバイトで生活費を補いながら学ぶという方法も現実的です。

また、正社員ではなく契約社員からスタートして、後に正社員登用されるケースも少なくありません。条件に多少の妥協が必要なこともありますが、やりたい仕事なら乗り越える力も湧いてくるものです。

営業が合わないからと「何でもいい」と割り切ってしまうと、また同じようにミスマッチに悩むことになりかねません。自分がやってみたいと思える仕事を見つけることが、後悔しない転職への近道です。

採用百科事典
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営業が合わないと感じたときこそ「自分に何が向いていて、何が向いていなかったのか」を棚卸しする絶好の機会です。営業経験で得たスキルは、実は他職種でも活かせる場面が多くあります。

まとめ

営業に向いてないと思ったら、まず一番に営業のどんな部分が向いていないのかを自己分析してみましょう。よくよく考えてみると、営業そのものが向いていないわけではないかもしれません。

やっぱり自分は営業に向いてないと思った方もいるでしょうし、営業に向いてないのではなく、今の職場や働き方が向いていないだけだったと気づいた方もいると思います。

自分の軸をしっかり見つめ直すことによって、転職する場合も次の仕事選びの参考になるのではないでしょうか。営業に向いてないと思ったら、まずは何が嫌なのか、どの分野が苦手なのかを明確にすることをおすすめします。

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ABOUT US
秋場亮一株式会社リクエストエージェント代表取締役
明治大学経営学部卒業後、ディップ株式会社に新卒入社。求人広告の法人営業を担当し、業種・職種を問わず数多くの採用支援に携わる。2011年に転職し、成功報酬型求人サイトの立ち上げと事業成長に尽力。中小企業から上場企業まで幅広く担当し、求人原稿設計、応募データ分析も担当。2016年に求人広告代理店を創業。企業の採用活動を支援しつつ、これまでの豊富な経験を活かし、就職・転職ノウハウを情報発信中。