転職は若い人が有利といった風潮があり、35歳限界説という言葉もあるため、30代後半以上の人の中には転職を踏みとどまっている人も少なくありません。
しかし、37歳での転職が遅いとは一概に言えません。社会人経験が豊富な37歳だからこそ、20代や30代前半にはない強みやメリットもあります。
そこで本記事では37歳の転職事情を確認した上で、37歳で転職するメリット、転職成功のためのポイント、注意点を徹底解説していきます。
37歳から転職は遅い?スキルなしでも可能?
結論から言えば、37歳の転職は「決して遅くはありません」。
ただし20代や30代前半と比べると、転職市場では即戦力性やマネジメント経験が強く求められるため、準備不足のままでは不利になることも事実です。
一方で「社会人経験の豊富さ」「マネジメント力」「コミュニケーション能力」といったスキルは37歳ならではの強みとして評価されやすく、特に同業種・同職種への転職であればむしろ有利に働きます。
スキルがないと感じる場合でも、資格取得や学び直し、非正規から正社員登用を目指す方法、転職エージェントの活用によってチャンスは十分にあります。

37歳の転職事情
厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果」をもとに、37歳の転職の状況を紹介します。

出典:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」
35歳〜39歳の転職入職率は男性で約8%、女性で約10%にとどまっています。20代と比較すると低い数値ですが、40代・50代よりはまだ転職しやすい年代といえます。
つまり37歳は「若手よりは厳しいが、40代よりはチャンスが多い」ちょうど境界線にある年齢です。
また、企業側は37歳前後の採用者に対し、即戦力やマネジメント層としての役割を期待する傾向があります。
そのため、これまでの職務経験をどれだけ言語化して伝えられるかが転職成功の分かれ目になります。
未経験の職種への転職は難しい
37歳で未経験職種への転職を目指す場合、20代のように「ポテンシャル採用」で採用されるのは難しいのが現実です。
企業は35歳以上の人材に「育成枠」ではなく「即戦力」としての貢献を期待しているからです。
特に人気業界や倍率の高い職種(ITエンジニア・クリエイティブ職など)は、未経験での採用ハードルが非常に高くなります。
しかし、不可能ではありません。以下のような工夫で突破口を開くことが可能です。
- 資格取得やスクール受講で「学習意欲」をアピールする
- 非正規や契約社員から経験を積み、正社員登用を狙う
- 人手不足業界(介護・物流・サービス業など)を選ぶ
未経験転職を成功させるには「37歳の社会人経験」を強みに変えつつ、学び直しや実務経験の積み上げを並行することが不可欠です。
37歳で転職を成功させるためのポイント
37歳の転職実態はなかなか難しいと言えますが、どうすれば転職を成功させることができるのでしょうか。
ここでは、37歳からの転職を成功させるためのポイントを4つ解説します。
未経験の職種は勉強や非正規からアプローチする
37歳まで同じ会社にいた場合は、実務を習得して管理職に移行する時期であり、新たなチャレンジとして異なる職種への転職を考えることもあるでしょう。
資格取得やWeb講座・スクールでの学びを経て転職に臨むことや、正社員登用制度のあるパートタイムに就いて仕事をしながら学ぶというアプローチもあります。
転職者が多く定着する割合も高い「生活関連サービス業」等は、受け入れられやすい転職先と考えられます。
順位 | 業種 | 入職率 |
1 | 生活関連サービス・娯楽 | 28.6% |
2 | 宿泊・飲食 | 23.8% |
3 | その他サービス | 18.5% |
産業別入職率(全年齢・2021年)
順位 | 業種 | 入職超過率 |
1 | 生活関連サービス・娯楽 | 6.3% |
2 | 教育・学習支援 | 2.5% |
3 | 情報通信 | 2.4% |
産業別入職超過率(全年齢・2021年)
参考:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要 – 産業別の入職と離職」
転職理由をはっきりさせる
37歳で転職を成功させるためには、転職理由をはっきりさせる必要があります。
転職理由を明確にすることで、転職の軸を定められるためです。軸をもとに転職活動することで、自分に合った転職先を見つけやすくなるでしょう。
環境や社風、キャリアアップなど、何のために転職するのかをはっきりさせて、転職活動をスムーズに進めていくことが大切です。
自分の経歴・スキルを棚卸してまとめる
37歳で転職を成功させるには、自分の経歴やスキルの棚卸が必要です。
経歴やスキルを洗い出すことで、自分の強みを明確にできるためです。先述した転職の軸に、自分の強みを加えれば、自分に合った転職先はさらに見つけやすくなります。
また、自分の強みを言語化できるため、面接官にわかりやすく伝えられるようになる他、経歴を振り返ることでこれまで気が付なかった強みが見つかる可能性もあります。転職活動する前の自己分析として、経歴やスキルをまとめておきましょう。
転職支援サービスを利用する
37歳が転職活動を進めていくにあたって2つの方法があります。
- 自力で求人選定から選考対策まで行う
- 転職エージェントなど転職支援サービスを活用する
私の経験上、転職支援サービスを活用した方が納得した転職を実現させやすいです。転職支援サービスをおすすめする理由は以下の4点です。
- 自己分析や企業研究など転職活動の事前準備をサポートしてくれる
- 非公開求人含め求職者の希望に沿った求人提案をしてくれる
- 企業の人事から採用ポイントを押さえた上で選考対策をしてくれる
- スケジュール調整や年収交渉などを代行してくれる
転職支援サービスは企業から採用仲介の手数料をもらうビジネスモデルです。
そのため、転職希望者は基本的に全てのサービスを無料で受けることができるので、転職を考えている人は利用して損はないでしょう。
2.5 スキルなし37歳が転職を成功させる具体策
37歳で「スキルがない」と感じていても、転職を成功させる方法はあります。結論から言えば、これまでの社会人経験を強みに変えつつ、新しいスキルを身につける行動を同時に進めることが重要です。
以下では、スキルなしの37歳が転職を実現するための具体策を解説します。
① 資格取得やスクールで基礎スキルを身につける
未経験分野に挑戦する場合、資格や学習実績があるかどうかで採用担当者の印象は大きく変わります。IT系なら「基本情報技術者」や「Webデザインスクール」、介護や保育なら国家資格の取得などが有効です。「学び直しをしている姿勢」を示すことで、スキル不足を補うことができます。
② 非正規雇用から正社員登用を狙う
いきなり正社員に採用されるのが難しい場合は、契約社員や派遣社員、パートなどから入社し、正社員登用制度を活用する方法があります。特にサービス業や介護業界は人手不足のため、未経験でも採用されやすく、実務経験を積みながらキャリアアップが可能です。
③ これまでの社会人経験を「強み」として言語化する
「専門スキルはない」と感じていても、営業・接客・事務などで培った経験はすべて強みになります。例えば「コミュニケーション能力」「顧客折衝経験」「チームマネジメント経験」などは多くの業界で求められる力です。スキルなしではなく「汎用スキルを持つ人材」としてアピールしましょう。
④ 転職エージェントを活用し非公開求人を狙う
37歳のスキルなし転職では、求人サイトに出ている公開求人だけでなく、転職エージェントが扱う「非公開求人」にアクセスすることが成功のカギです。エージェントは面接対策や職務経歴書の添削も行ってくれるため、自分の強みを引き出しやすくなります。
⑤ 成長業界・人手不足業界に絞って応募する
スキルなしの37歳でも採用されやすい業界は存在します。具体的には、介護・医療・ITサポート・物流・飲食サービスなど、慢性的に人手不足の分野です。これらの業界では「人柄」や「意欲」を重視する傾向があるため、未経験からのスタートでも十分に活躍のチャンスがあります。
――つまり、「スキルがないから転職できない」と考える必要はありません。学び直し+社会人経験の棚卸+エージェント活用の3ステップを踏めば、37歳でも新しいキャリアを切り開くことが可能です。
37歳で転職するメリット
37歳の転職には「即戦力としての評価」「キャリアアップの機会」「40代より有利な年齢」という3つの大きなメリットがあります。
30代後半は転職のハードルが高いとされますが、社会人経験を十分に積んだこの年齢だからこそ、若い世代にはない強みを武器にできます。
37歳は年収アップを狙いやすい
37歳の転職で最も期待できるのが年収アップです。
企業は35歳以上の採用者に対し、即戦力や部下のマネジメントを担う人材を求める傾向があります。そのため、過去の実績やスキルが評価されれば、現職より高い年収で採用される可能性があります。
また、中途採用では社会人としての実績が重視されるため、新卒時には入れなかった憧れの大手企業に挑戦できるチャンスもあります。
経験を活かせる業界や成長企業を狙えば、年収アップは十分に実現可能です。
キャリアアップのチャンスを掴める
37歳はキャリアアップのチャンスを掴める年齢でもあります。
多くの企業が新規事業や新規プロジェクトを立ち上げる際、即戦力となる管理職候補を中途採用で迎えています。
長年の専門経験やマネジメント実績を持つ人材であれば、新しい事業のリーダーや重要ポジションを任されるケースも少なくありません。
現在の職場で昇進の見込みが薄い場合でも、自分のスキルを正当に評価してくれる企業に転職すれば、大きなキャリアアップを実現できます。
40代・50代よりも転職市場で有利
求人に年齢制限は原則NGですが、実際には「35歳以下」「39歳まで」といった制限を設ける企業は存在します。
37歳はその制限にギリギリ該当しやすいものの、40代・50代と比べればまだ応募できる企業の幅は広いです。
つまり、37歳は「未経験職種には厳しいが、経験を活かせる転職ならまだ有利」という年齢。40代に入る前に動くことで、内定獲得の可能性を高め、キャリアの選択肢を広げられます。

- ビズリーチ
転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム - doda
顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント - マイナビジョブ20’s
20代・第二新卒専門の転職エージェント
37歳の転職における注意点
ここまで37歳の転職におけるメリットや成功させるためのポイントを解説してきましたが、注意点を確認せず転職活動を行ったばかりに転職活動中や転職後に後悔することもあります。
以下で37歳から転職する際の注意点を見ていきましょう。
スキルや経験不足だと不利になる
35歳くらいまでであれば、未経験であっても従業員を育てていこうという雰囲気があります。
そのため、企業は20代や30代であれば完全未経験でも将来的な活躍を期待して、業務に必要となる知識や技術をイチから教えてもらえます。
一方、企業は35歳以上の求職者に対して即戦力を求めている傾向にあります。そのため、書類や面接の段階で即戦力として働けることをアピールできなければ、年下の応募者よりも不利になりやすいといえるでしょう。
家族からの理解が必要になる
30代後半になると既婚者や子どもがいる人の割合が高くなります。
独身(単身者)であれば自分の思うままに行動できる他、自分の生活を維持できるだけの給与を得られればよいですが、男性女性関わらず既婚者はそういうわけにもいきません。
パートナーに転職活動の期間は収入が途絶えることや、転職に失敗したときに生じる可能性などを理解してもらう必要があります。また、転職先によっては家族での引っ越しや単身赴任も現実となりえます。
年収が下がる可能性がある
転職したからといって確実に年収がアップする保証はないばかりか、むしろ下がる可能性があることも留意しておかなければなりません。
厚生労働省「平成27年(2015年)転職者実態調査の概況」では35~39歳の転職による給与の増減についての調査結果が明らかにされています。
- 増加した 43%
- 変化なし 22%
- 減少した 34%
- 不明 1%
出所:厚生労働省「平成27年(2015年)転職者実態調査の概況」
この調査では、35~39歳の転職者の中で給与が「増加した」と回答した人は43%と最多となりました。次いで「変わらない」が22%となっています。ただし、「減少した」と回答した人も30%以上いるため、転職によって給与がアップすると安易に考えるのは禁物です。
37歳であっても異業種、もしくは完全未経験の業界に転職した場合は新人からのスタートとなるため年収は一般的に下がります。一方で、スキルやこれまでの経験が評価されての転職となれば、年収を大幅にアップできる見込みも高いでしょう。
年収を下げたくないという37歳の方は、今の自分の市場価値がどれくらいかを「ビズリーチ」のスカウトによって判断するのもおすすめです。
- ビズリーチ
転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム - doda
顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント - マイナビジョブ20’s
20代・第二新卒専門の転職エージェント
37歳男性が転職で気をつけるべきこと
37歳男性の転職で最も注意すべき点は「希望条件を高くしすぎないこと」と「家族の理解を得てから行動すること」です。
この年代は即戦力としての採用が中心となるため、理想を追いすぎると選択肢が狭まり、家族の同意なしでは転職後にトラブルが起きやすくなります。以下で詳しく解説します。
希望条件を高くしすぎると転職成功率が下がる
37歳男性が転職で失敗しやすい原因のひとつが、希望条件を厳しく設定しすぎることです。
年収アップ・勤務地・残業時間などすべてを満たす求人は極めて少なく、条件を絞り込みすぎると応募できる企業数が激減します。
理想の条件を掲げること自体は自由ですが、転職を実現させるためには「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を切り分けることが重要です。
選択肢を広げることで、採用の可能性を高め、結果的にキャリアアップにつながるチャンスを掴めます。
家族の了承を得ずに転職するとリスクが高い
既婚の37歳男性が転職する場合、家族の了承を得ずに行動するのは大きなリスクです。
転職活動中は収入が一時的に途絶える可能性があり、転職先によっては年収が下がったり転勤や単身赴任が発生したりすることもあります。
もし事前に説明していなければ、配偶者や子どもとの信頼関係を損ないかねません。転職は本人だけでなく家族の生活にも直結するため、必ず事前に相談し、理解と協力を得たうえで進めることが不可欠です。
スキルや経歴の棚卸を怠ると即戦力と見なされない
37歳の転職では、企業は「即戦力としてどの分野で貢献できるか」を重視します。
そのため、自分のスキルや実績を正しく棚卸して整理しておかないと、面接で強みを伝えられず不利になります。
これまでの業務経験を具体的な成果や数字で示し、「マネジメント経験がある」「営業で年間◯億円の売上を達成した」など、即戦力性を明確にアピールすることが重要です。
準備不足のまま転職活動を始めると、年下の候補者に競り負けてしまう可能性が高くなるため要注意です。
37歳女性が転職で気をつけるべきこと
37歳女性が転職で特に注意すべきポイントは「子育てとの両立」「出産・育休制度の有無」「柔軟な働き方が可能かどうか」の3点です。
この年代はキャリアとライフイベントが重なりやすく、家庭と仕事の両立を意識した転職活動をしないと、後々後悔する可能性があります。以下で詳しく解説します。
子どもがいると転職の選択肢が狭くなる
子どもがいる37歳女性は、転職の選択肢が限られる可能性があります。
子育て中は保育園や学校の送迎、急な休みへの対応などで残業や出張が難しく、企業側が採用に慎重になるケースも少なくありません。
ただし、すべての企業がマイナスに捉えるわけではなく、子育て世代を支援する制度や理解のある職場も増えています。面接時には「実際に子育てをしながら働く女性社員が在籍しているか」「フレックスや時短勤務が可能か」を確認することが大切です。
出産休暇・育児休暇の制度を必ず確認する
37歳はこれから出産や二人目の育児を考える人も多い年齢です。
そのため、転職先に出産休暇・育児休暇の制度が整っているかどうかは必ず確認しましょう。制度がない企業に入社してしまうと、ライフプランが崩れてキャリア継続が困難になるリスクがあります。
求人票だけでなく、実際に制度が利用されているか、取得率や復帰率がどれくらいかも調べることが安心につながります。
柔軟な働き方ができるかを確認する
37歳女性が転職で見落としがちなポイントが「柔軟な働き方の可否」です。
リモート勤務や時短勤務、フレックス制度の有無は、子育てや介護と両立する上で大きな支えになります。
特にコロナ以降、在宅勤務を導入する企業も増えているため、業界や職種ごとの働き方の特徴も把握しておきましょう。
柔軟な働き方を実現できる企業を選ぶことで、家庭とキャリアの両立がしやすくなり、転職後の定着率や満足度も高まります。
37歳の転職体験談・成功失敗事例(男女別)
37歳男性:転職成功体験談
大手メーカーで10年以上営業職を経験していたAさん(37歳・男性)は、現職での昇進の見込みが薄いことに不安を感じ、転職を決意しました。
転職活動を始める前にキャリアの棚卸を行い、法人営業での実績や部下のマネジメント経験を強みとして整理。さらに、転職エージェントを活用し、自分では見つけられなかった非公開求人を紹介してもらいました。
結果として、成長中のIT企業の営業部長候補として内定を獲得。年収は前職より80万円アップし、マネジメント経験を活かせる環境でキャリアをさらに伸ばすことができました。Aさんは「37歳だからこそ、経験を武器にできた」と話しています。
37歳男性:転職失敗体験談
Bさん(37歳・男性)は、人間関係のストレスから急いで退職し、明確なキャリアプランを立てないまま転職活動を始めました。
希望条件を「年収600万円以上・土日休み・残業少なめ」と高く設定したため、応募できる求人はごく一部に限定。しかも面接では「なぜ辞めたのか」と聞かれて答えに詰まることが多く、選考を突破できませんでした。
焦った結果、条件を妥協して中小企業に転職したものの、仕事内容は想定と異なり年収も前職より100万円近く下がることに。Bさんは「もっと準備してから転職すべきだった」と振り返り、現在は再び転職エージェントに登録して立て直しを図っています。
37歳女性:転職成功体験談
Cさん(37歳・女性)は、子育てと両立できる働き方を求めて転職を決意しました。前職では残業が多く家庭との両立が難しかったため、在宅勤務や時短制度が整った企業を中心に探しました。
転職活動では、子育てで培った時間管理能力やリーダーシップを「強み」としてアピール。また、転職エージェントから「女性の管理職登用に積極的な企業」を紹介してもらい、最終的に人材サービス会社の企画職に転職。
週3日のリモート勤務とフレックス制度が導入されており、年収も50万円アップしました。Cさんは「家庭もキャリアも諦めなくて良かった」と満足しています。
37歳女性:転職失敗体験談
Dさん(37歳・女性)は、出産後の復職に不安を感じて転職を決意しました。しかし、育児との両立を考えすぎて「自宅から30分以内・残業ゼロ・時短勤務可能」という条件を設定。
結果的に応募できる求人が極端に少なく、面接でも「希望条件が多すぎる」と企業側から敬遠されてしまいました。
妥協して入社した小規模な会社では、産休・育休制度が整っておらず、再び働き方に悩むことに。Dさんは「ライフプランに合わせて福利厚生を確認すべきだった」と反省し、次は福利厚生面を重視した転職を検討しています。
キャリアアドバイザーのアドバイス
37歳での転職は「準備の差」がそのまま結果に直結します。条件面ばかりを追い求めるのではなく、自分の強みを棚卸し、転職理由を明確にしたうえで活動を進めることが成功のカギです。
特にこの年代では、企業側は即戦力性やマネジメント経験を重視しますので、「自分がどう貢献できるか」を具体的に語れる準備をしましょう。
また、年収や働き方を維持・向上させたい場合は、自分の市場価値を客観的に把握することが欠かせません。転職エージェントに相談することで、非公開求人の紹介や面接対策、年収交渉のサポートを受けられます。

- ビズリーチ
転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム - doda
顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント - マイナビジョブ20’s
20代・第二新卒専門の転職エージェント
まとめ
37歳での転職は難しいと考えられていますが、転職理由が明確で、スキル・実績が豊富であれば転職に成功する可能性は十分にあります。
一方で、転職回数が多い場合や、正社員としてのブランクが長い場合は、転職が難しくなる恐れがあります。
37歳で転職を考えているなら、自分のスキルや経歴を洗い出し、即戦力として活躍できる企業をメインに転職活動を展開していくといいでしょう。
転職は一つの大きな決断ですが、適切な知識と準備を持つことで、その道は必ず開けます。この記事があなたの転職活動を成功に導く一助となることを願っています。
転職エージェントと求職者をつなぐプラットフォーム
顧客満足度No.1!国内最大級の転職サイト兼転職エージェント
20代・第二新卒専門の転職エージェント