24歳の転職が有利な3つの理由を解説！転職成功のポイントも紹介！

入社したら３年は我慢という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか？２４歳は大卒２年目〜３年目にあたり、転職するには早すぎるのではないかと思うかもしれません。

しかし転職が当たり前の時代となった現代では、２４歳での転職は大きなチャンスです。２４歳であれば第２新卒として、吸収力、若さからくるフレッシュさ、順応性を評価されるため、正しい対策をすれば２４歳の転職は成功します。

この記事では、２４歳の転職が有利と言われる理由を解説します。記事の後半では、転職を成功させるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

２４歳の転職が有利な３つの理由

２４歳での転職が有利と言われる理由は以下の３つです。順に解説していきます。

・少子化により若手の労働力が不足しているから
・ポテンシャル＋ビジネスの基礎能力を評価されるから
・時代が変わって転職が当たり前の時代になったから

少子化により若手の労働力が不足しているから

２４歳は、第２新卒に該当する若手です。現代日本は、少子化によって若い労働力が不足している企業が多く、人材教育や企業の新陳代謝が滞る企業も少なくありません。企業・組織を発展させていくには、若い人材を採用して、育成することが必須です。

２４歳は大卒２年目〜３年目のラインで、若さに溢れるフレッシュな人材なので、若手を欲している企業からの需要が高くなります。３０代以上の人材と比べると、吸収力が優れているため、未経験の業界にチャレンジしやすく、自分の可能性を広げられます。

特にITエンジニアや介護関係の仕事は、需要が高い反面、人手不足の傾向がある業界です。未経験で入社して活躍している方は大勢います。

ポテンシャル＋ビジネスの基礎能力を評価されるから

２４歳は大卒であれば２年目〜３年目に該当します。そこまで成果を上げていなくても大丈夫です。初めて転職をする方は、これまでの実績に不安を覚えるかもしれませんが、ポテンシャル・モチベーションの方を評価されます。モチベーションや伸びしろを高く評価されると、未経験職への挑戦も可能です。

２４歳で転職する場合は、大卒１年目で退職した方が選考でライバルになることがあります。同じくモチベーション・行動力に溢れるため、企業の採用担当者は、そういった活力を評価するでしょう。２４歳の転職者の場合は、それらに加えてビジネスの基礎能力の差で有利になります。

時代が変わって転職が当たり前の時代になったから

冒頭でも触れましたが、かつては入社して３年間は１つの会社に勤めることが良いと言われていましたが、時代は変わって、現在は転職するのが当たり前の時代になりました。

株式会社リクルートのリクナビNEXTの調査によれば、日本全国の２０代〜５０代の男女２０９人を対象に行ったアンケートでは、６割以上の方が転職活動を経験していることが判明しました。

年代別で見ると、転職活動をしたことがある方は、２０代が60.7%、３０代が64.2%、４０代が80.8%、５０代が53.1%という結果になり、４０代までは、年代を重ねるごとに転職者が増える傾向にあります。

また、転職に関してポジティブとネガティブ、どちらの感情を持っているかというアンケートでは、53.1%がポジティブなイメージを、32.5%どちらでもないという意見を持っている結果となりました。意外に思うかもしれませんが、ネガティブなイメージを持っている方は14.3%と、２割以下です。

年代別に見ると、２０代の67.9%、３０代の54.7%、４０代の50%、５０代の37.5%がポジティブなイメージを抱いていることがわかりました。年代が上がるほどポジティブなイメージを持つ方の割合が減っていますが、これはネガティブなイメージよりも、どちらでもないという層に変化しています。

管理職となり、組織を維持・発展させる立場になると、人材の流出は防ぎたいものです。しかし、転職によってより待遇の良い会社で働きたい、キャリアアップしたいという気持ちもわかるため、どちらでもないというイメージを抱くようになるのです。

転職成功を成功させるポイント

２４歳という早いタイミングで転職をする決断をしたのであれば、必ず成功させて良い企業に入りたいものです。ここでは、転職活動を成功させるためにできることをいくつか紹介します。

・ライバルとなる年齢層を把握する
・マナーやスキルを磨く
・転職需要の高いタイミングで応募する
・中小企業にも視野を広げる
・転職用の志望動機を作り込む
・転職エージェントを利用する

ライバルとなる年齢層を把握する

求める人材は企業によってさまざまですが、２０代はモチベーションやポテンシャル、３０代からは即戦力となるビジネススキル、４０代からはマネジメントスキルなど、求められる能力が変わります。

ビジネススキルやマネジメントスキルでは到底３０代・４０代に敵わないので、ライバルは２０代の応募者になります。２０代の中でも、２０代後半になるとこれまでの実績や即戦力になるかどうかを考慮されるため、同一の条件で比べられるのは２３歳〜２５歳が多いです。

重ねての説明にはなりますが、大卒の場合、２３歳と比較すると２４歳の方が社会人経験が１年分長いので、ビジネスの基礎能力は高いです。

一方で、２５歳と比べるとビジネススキルはやや劣ります。２５歳に勝てる部分として、モチベーションや吸収力が挙げられるので、意識しておきましょう。

マナーやスキルを磨く

大卒で入社２～３年目に該当する２４歳は、ビジネスマナーが身についており、ビジネススキルも最低限は備わっているであろうという目で見られます。

特に接客サービス業への転職を考えている方は、ビジネスマナーを厳しく見られる可能性があるため、現職で働いているうちにしっかりと磨いておくのがおすすめです。

転職需要の高いタイミングで応募する

新卒就活の時は４月入社に間に合うよう、大学３年生〜４年生のタイミングで応募をすることが多いです。特に経団連による就活広報が解禁される３月は一気に応募が集まります。

一方の転職活動では、４月・１０月・１月に退職者が増えやすいため、中途募集を始める企業が多くなります。

いざ転職活動を始めて採用された場合、現職を退職するためにさまざまな引き継ぎ、手続きをしなければならないので、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

中小企業にも視野を広げる

今よりもキャリアアップしたい、給与の高い会社で働きたい、と考えると、大企業に意識が向きがちです。しかし、大企業は知名度の高い分、志望者が多く集まりライバルが増えてしまいます。

第二新卒を積極的に採用しない限りは、即戦力となる人材が優先して採用されるため、中小企業にも目を向けてみましょう。

また、早く出世したい、基本給の上がるスピードが高い企業に就きたいと考えている方は、ベンチャー企業に転職した方がスピード感があるので向いています。大企業や公務員は、昇給・昇格スピードが比較的遅い傾向にあるため、注意しましょう。

転職用の志望動機を作り込む

新卒就活の時は社会に出ていない状態で、キャリアビジョンを決めて面接を受けることになりますが、転職の場合、観点が変わってきます。前の会社を退職した理由や、それを踏まえてなぜこの会社に応募したのかなど、一度社会に出たのであれば、相応の主張が必要です。

自己分析や業界・企業分析をしっかりと行い、自分の理想とするキャリアビジョンと一貫した内容の志望動機を作り込みましょう。

転職エージェントを利用する

いざ転職活動をするとなった場合、１人で行うのは不安が大きいものです。新卒就活では友人や同級生といった仲間と情報交換しながら頑張れますし、大学卒業までというタイムリミットがあることで、緊張感が生まれます。

しかし、転職は１人で行うことになるうえ、タイムリミットが実質定年退職するまでなので、今始めなくても良いかと気が緩んでしまいがちです。ましてや２４歳という若さで転職をするのであれば、不安が大きいのではないでしょうか？

１人で転職活動をするのが不安、なかなか採用通知がもらえないといった場合は、転職エージェントを利用しましょう。転職のプロがあなたにマッチしたおすすめの企業や、自己分析、業界分析の手伝い、履歴書、職務経歴書の添削をサポートしてくれます。

エージェントからのサポートを受けながら転職活動をした方が、安心材料になりますし志望する企業に内定をもらえる可能性が高くなります。

２４歳で転職するメリット・デメリット

ここでは、２４歳で転職するメリットとデメリットを解説します。両方を比較してみて、自分にとって２４歳での転職が適している場合は、転職活動を始めましょう。

２４歳で転職するメリット

２４歳で転職するメリットとしては、社会人経験を評価してもらえる、さまざまな仕事に挑戦しやすい、やり直しが効く、現職で働くストレスが軽減されるといった点が挙げられます。

２４歳は、新人から抜け出して、１人の社会人として仕事ができるようになる年齢です。大規模なプロジェクトの経験はないかもしれませんが、一定の成果を上げている場合が多いです。また、２～３年勤めていると、多少の挫折も味わうことになるため、面接の時に話せるエピソードも用意できます。

２４歳という年齢は、社会から見るとまだまだ若く、やる気さえあればどの業界にも採用されるチャンスがあります。２０代後半になると、やる気、フレッシュさよりもビジネススキルや前職での実績を期待されるようになるのが現状です。

年齢を重ねると企業の求めるレベルが高くなり、家族や役職など、守るべきものが増えるため、若いほど挑戦しやすくなります。仕事の進め方が定まっているわけではないので、違う会社に行っても、その会社のやり方に合わせる吸収力・適応力があります。未経験職に転職したい場合は、早めに決断して転職活動をするのがおすすめです。

２４歳で転職するデメリット

２４歳で転職するデメリットとしては、早期退職の可能性を疑われる、実績が不十分と判断されるなどの点が挙げられます。

２４歳は入社２～３年目に該当するため、定着せずにまた早期離職してしまうのではないか、と疑われてしまいます。チャレンジ精神・やる気を評価するのか、忍耐力がないのか、判断するのは企業側なので、誤解されないよう、履歴書の書き方に注意しましょう。

また、同業他社へ転職してキャリアアップを目指したい方は、実績が足りないと判断される可能性があります。同業の経験があるのは即戦力になりえますが、２０代後半の方が数々の経験を積んでビジネススキルを磨いているので、どうしても比較されがちです。

まとめ

２４歳はやる気やポテンシャルを評価され、未経験業界にもチャレンジしやすい一方で、同業他社に転職するには実績不足と判断される可能性もあります。採用してもすぐにまた転職してしまうのではないかと思われるのを防ぐために、履歴書はしっかりと作り込んでおきましょう。

社会人経験を２〜３年積んでいれば、実績や挫折のエピソードがいくつか用意できるので、自分のキャリアビジョンと一貫した内容を作り込んでおきましょう。