31歳で転職は遅い?失敗する人・成功する人の違いや注意点を解説!

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仕事に追われ、覚えるのに精一杯だった20代に比べて、30代になると余裕が生まれ、会社全体のことや自分のキャリアビジョン、家庭のことなど、さまざまなものが見えるようになってきます。

特に自分の理想像・夢を持っている方や、よりキャリアアップして将来に備えたい方は転職を考えるでしょう。

ここでは、31歳での転職は遅いのか、失敗する人・成功する人の違いを解説します。記事の後半では、転職活動をする際の注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。

31歳で転職は遅い?

31歳という年齢での転職は遅いと思うかもしれませんが、実はポイントさえ押さえておけば転職できる可能性はあります。

株式会社リクルートのリクナビNEXTによるアンケートでは、30代前半で転職を考えている528人の方のうち、57.5%と半数以上の方が不利だと思うという意見を支持していました。

しかし、実際に30代前半で転職活動を経験した137人にアンケートを実施したところ、50.4%の方が転職で不利とは感じなかったというデータが出ています。転職を経験した上で不利だと感じたのは31.9%の方で3割ほどです。

同業への転職はしやすい

後ほど詳しく解説しますが、30代は即戦力となるビジネススキルや経験値を求められます。同業であれば、ある程度前職の経験やスキルを活かせるので、即戦力になりやすいです。30代前半でまだ若い31歳は、同業への転職であればしやすい部類に入ります。

同業への転職の場合は、モチベーションや吸収力、適応力に溢れた20代よりも、ビジネススキルや経験値の備わっている30代の方が優先して採用されます。

未経験の場合は難易度が高い

31歳で未経験の業種・職種を目指すのはハードルが高いです。未経験の仕事は前職での経験を活かしづらいので、選考の際に高評価に繋がりにくいです。多くの企業では、未経験職に応募してきた方が複数いれば吸収力、モチベーション、フレッシュさに溢れた20代の若手を採用します。

実際先ほどと同じリクナビのアンケートでは、転職経験者のうち、66.3%の方が未経験の業種・職種への転職が不利と回答しました。

前職での経験が活かせない以上、アピールポイントが限られてしまいます。モチベーションが高くても、20代の応募者が優先されてしまうので、自己分析をしっかり行って、マネジメント能力やリスク管理といった面をはじめとしたPRポイントを探しておきましょう。

31歳の転職で求められるもの

31歳の転職で求められるのは、即戦力になれるかどうかと、主体性、覚悟です。30代からは前職で培ったものを活かして、あまり指示を出さなくても成果を出せる人間は、どの業界・企業に行っても重宝します。

また、30代にもなって自分から仕事を取りに行ったり、不明点を相談しに行けない方は、残念ながら評価が下がります。また、長年勤めてきた会社を現職の地位や給与を捨ててまで転職をするという、強い覚悟も必要です。

失敗する人・成功する人の違い

ここでは、31歳の転職に失敗する人と成功する人の違いを解説します。以下4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 自分の強みを把握しているかどうか
  • 30代に求められる能力を把握しているかどうか
  • 仕事にやりがい・楽しみを見つけられるか
  • ワークライフバランスを考慮しているか
  • 未経験の場合は意欲が重要

自分の強みを把握しているかどうか

31歳に限らず、新卒就活からずっと重要な作業が自己分析です。自己分析をすることで、自分の強み弱み、向いている業界・業種、譲れない条件など、今後の人生に関わる大きな決断をする際の判断材料になります。

自分に不足しているものを明確化できるため、対策を講じて転職に成功する確率が上がります。面接では自信に満ち溢れた態度で挑んだ方が好印象のため、意識しておきましょう。自己分析をしておくと自分への理解が深まり、面接官からの予想外の質問にも対応できるようになります。

自己分析が甘いと、自分の希望していない職業に就いてしまったり、面接官からの質問で言葉が出てこない、矛盾した回答をしてしまうといった、失敗に繋がります。

30代に求められる能力を把握しているかどうか

20代と30代では求められる能力に違いがあり、それを正しく理解しているかが重要です。若手である20代のうちは、モチベーションや社会人基礎力が求められます。

一方、30代からはグループをまとめる立場になることが多いため、課題解決能力や後輩を育成する力が必要です。要は即戦力になれるかどうかで企業は採用の意思決定をします。

20代と同様、30代前半まではポテンシャルが評価されるため、未経験職に挑戦する場合は、30代前半の今がチャンスです。

仕事にやりがい・楽しみを見つけられるか

転職活動に挑んだ全員が第1志望の企業に受かるとは限りません。情勢次第では何十社、何百社受けても落ちてしまうこともあるでしょう。入社のために対策をしてきて、いざ不採用となったらショックを受けてしまうのは当たり前です。

しかし、転職を成功させる人は、何度面接に落ちても諦めず面接を受け続けます。自分のキャリアビジョンを叶えるために、何度でも企業分析をして応募を繰り返します。

軽く調べただけで、この会社は自分に向いていないと敬遠するのではなく、どんな仕事にでも楽しみややりがいを見出して応募してみるのが重要なポイントです。

新卒就活は大学卒業という1つの区切りがあるため身が入りやすいですが、転職活動の期限は定年までありません。緩く転職活動を続けていると、ますますチャレンジしにくい年齢になってしまうため、スピード感を意識しましょう。

ワークライフバランスを考慮しているか

転職に成功するというのは、面接に受かることがゴールではありません。

転職先の企業で成果を出して、自分の望んだような未来を掴み取ることを指します。31歳は、人によって結婚や出産といった大きなライフイベントを迎える年齢です。産休や育休を取得しやすいかどうかは要チェックです。

また、子供の突然の体調不良で、会社を早退したり休むこともあるでしょう。子育てに理解のある企業を選べるかどうかが鍵になってきます。

仕事とプライベートのどちらを優先するかは人によって異なりますが、転職を成功させるためには、企業のワークライフバランスがどうなっているのかをチェックする必要があります。

未経験の場合は意欲が重要

31歳での転職は年下の先輩が出来始めることから、仕事の教え方教わり方といったコミュニケーションに戸惑う方は多いです。相手も戸惑う可能性が高いのでこちらから積極的にコミュニケーションを取りましょう。

31歳で転職する際の注意点

ここでは31歳で転職する際の注意点を解説します。以下のようなポイントを把握しておきましょう。

  • 本当に転職が必要か検討する
  • 転職先が決まるまで今の職場を退職しない
  • ライフイベントを考慮する
  • 転職活動をする前に夫婦で話し合う

本当に転職が必要か検討する

一時的に残業が続いたり、人間関係に不安を覚え始めるなど、一時的な感情で転職をしようと考える方が一定数いらっしゃいます。転職で労働環境の良い会社に転職出来るかどうかは入ってからでないとわかりません。

待遇がより低くなってしまう場合もあります。以下3つのポイントを意識すると、転職するか迷った際の判断材料になります。

  • 今の会社でその問題を解決できるのか
  • 解決までの時間と転職では、どちらの方が早いか
  • 5年先、10年先で自分が会社でどのポジションに立っているか描けるか

重要なのは解決までの時間効率です。どうしても耐えられない問題があり、それを改善するまでにかかる時間・労力と、転職するのでは、どちらの方が時間効率が良いのかを比較しましょう。

20代よりも転職は難しい

やる気やポテンシャルよりも、即戦力になるかどうかが重要な31歳での転職は、20代と比べると求められるレベルが高く、多少難しくなります。しかし、実績・経験があれば採用されやすくなるため、どれだけ企業に自分をアピールできるかが重要です。

転職先が決まるまで今の職場を退職しない

転職活動をしていると交通費や出先での食費、理容代といったお金がかかります。遠方の企業になると、ホテルへの宿泊代もかかります。金銭的な余裕がなくなると、心の余裕もなくなってくるので、転職先が決まるまでは、今の職場に勤めておきましょう。

特に家庭を持っている方は背負うものが大きく、考えなしに転職してしまうと待遇が低いが辞めたくても辞められないという事態に陥ります。

転職活動をする前に夫婦で話し合う

31歳ともなると、結婚をして子供もいる方は珍しくありません。養育費、住宅ローン、自動車ローンなど、支払わなければならないものが増えるうえ、休日の曜日や年間休日数、給与が大きく変わるため、簡単には転職できなくなります。

転職活動を始める前に夫婦で話し合って理解を得ることで、パートナーとの関係性を崩さず、モチベーションを保てるようになります。

ライフイベントを考慮する

独身の頃は生活のための残業や休日出勤ができますが、家庭を持つとそうもいきません。家庭に割く時間が減ると、夫婦間、親子間の関係性に影響が出ます。

待遇やキャリアアップだけを考えていては、プライベートが疎かになってしまうため、結婚・出産といったライフイベントは常に念頭におきましょう。

まとめ

31歳での転職は遅くありません。未経験職へ応募するには20代よりも不利ですが、意欲やポテンシャルが評価される年齢ではあります。また、同業であれば実績やスキルを買われて転職しやすくなります。

転職で成功する人と失敗する人の差は、一貫した目的を持っているかどうかです。自分の強みや企業が求める人材をマッチさせて、自分のキャリアビジョンに向かって行動できる人は成功しやすいです。

なんとなくで転職を始めると目的がぶれてしまい失敗の原因になるため、入念な分析を行い、自分の夢やキャリアビジョンに転職は必要なのかどうか検討してみましょう。

特に家庭を持っている場合は、給与や休日が変わる可能性があり、ライフスタイルに大きな影響を及ぼすため、事前にパートナーと相談しておくことをおすすめします。

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