働きたくない。この言葉をGoogleで検索をすると、約700万件もヒットします。男性・女性に関わらず多くの人がそれだけ働きたくないと思っている人が多いことがわかります。こんなにもたくさんの人が、なぜ働きたくないと感じるのでしょうか?そして、どうすればその思いはなくなるのでしょうか?今回は働きたくないと思う8つの原因や心理状況と、15の対策・対処法をご紹介します。
なぜ働きたくないと思ってしまうの?
働きたくない!でも生活していく為にお金は欲しい。就職活動中の大学生から社会人まで、だれもが一度は口にしたことがある言葉だと思います。
口調は冗談でも、実際は本気で「宝くじ当たんないかな?」と思ったことがある人も結構多いのではないでしょうか?まずは働きたくないと思ってしまう理由や原因をまとめました。
働きたくない理由①仕事内容に興味が持てない
不景気と言われる時代が長く続くなか希望の仕事に採用されず、就職した先が本当に心から望んだ業種、職種ではない場合、働きたくないと感じてしまうかもしれません。
最初は希望の業種、職種に絞って就職活動していたとしても、不採用通知が届くたびに焦ってしまい、行けそうなところならどこでもいい!と決めてしまった。そのような場合は、仕事を始めてみたものの、仕事内容にどうしても興味ややりがいが持てず、働きたくないと感じてしまうでしょう。
働きたくない理由②人間関係や環境が良くない
仕事自体は特に嫌いじゃないし、むしろ気に入っているけれど、職場の雰囲気や環境、人間関係が良くないと「働きたくない」と感じてしまいます。
人は周りの環境に大いに影響を受けています。自分は仕事を頑張りたい、やる気もあるときに、周りのメンバーが「サボっちゃえ!」「適当でいいんじゃないの?」という人ばかりだったらどうでしょう?もしくは、真面目なことが仇となり仲間外れにされてしまったら?
人間関係ばかりではありません。職場が異常に寒い、もしくは暑い、自分は煙草を吸わないのに分煙されておらず空気が悪い、騒音が酷いなどの環境では仕事に集中できなくなります。
働きたくない理由③正しい評価を得られていない
どれだけ頑張ってもその努力を評価されてないとしたら、働きたくないと思ってしまうのは無理もありません。
手柄を上司が横取りする、誰も仕事を手伝ってくれない、急な依頼に無理して対応したのに感謝の言葉一つもない。それどころか、それ以降その仕事を押し付けられる。「もうやってられない!」と叫びたくなってしまうでしょう。
素晴らしい上司はきちんと部下を評価して、それを言葉なり行動に起こすなりしてねぎらってくれますが、自分が良ければという上司も少なくないかもしれません。
もしくは、心の底では思っていても、口に出したり行動に起こしてねぎらうことの重要性がわかっていないのかもしれません。信頼されていることが伝わってこなかったり、正しい評価を得ることができない場合、働く意欲は減退してしまうでしょう。

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働きたくない理由④勤務スタイルが合っていない
仕事は嫌いじゃないけれど、どうしても自分の生活リズムと勤務時間が合致しない場合も、働きたくないと感じてしまいます。例えば体質的に早起きが苦手なのに、パン職人で早朝勤務だったり、夜更かしが苦手な人が深夜営業のスーパーで働いていたり。
また看護師や介護士など夜勤が多い仕事は「肉体的にしんどい」として離職率が高い傾向にあります。仕事内容ではなく、働く時間帯が問題で働きたくないと感じてしまうこともあります。
働きたくない理由⑤勤務先がブラック企業だった
マイナビスチューデントの調査によると、自分が就職した会社が「完全にブラック企業だ」…7.8%、「ブラック企業とは言えないがホワイト企業とも言えないグレーな企業だ」…35.5%という結果が出ています。これは、全体の43.3%とかなり多い数字になっています。
上司のパワハラ、モラハラ、サービス残業は当たり前。法律で決められた休日すらもえらえない。こんな状況では、前向きに働こうという意欲が削がれてもおかしくありませんよね。毎日職場に向かう足が重くなり、働きたくないと思ってしまうのも無理はありません。
働きたくない理由⑥働くことへマイナスイメージ
就職活動中の学生さんなどで、「働く」ということを意識した時に「働きたくない」と感じている人もいると思います。その「働きたくない」という気持ち、本当にあなた自身のキモチでしょうか?
というのも、まだ経験していないことなのに、どうして「やりたくない」と言い切れるのでしょう?先に働いた人から「仕事は辛い」「仕事は面白くない」「嫌だけど、生きていくために稼がなきゃいけない」「報われないしやってらんない」などという言葉を聞いたからではありませんか?
そういった周りのマイナスな発言によって、働きたくないと感じているのなら、そんな損なことはありません。まず、自分自身で体験してみなければ、自分がどう感じるかなどわかりません。あなたの周りの働く人全員が、「働きたくない」と言っていたとしても、あなたは「働くのって楽しい」と感じる可能性があるのです。
もし今就職活動中で「働きたくない」と感じているのなら、一度仕事に対するイメージをフラットに戻してみましょう。
働きたくない理由➆無気力症候群の可能性
無気力症候群という疾患をご存知でしょうか?文字通り無気力の症状が現れる疾患ですが、特徴的なのが(社会人であれば)仕事に対してのみ無気力になってしまうことです。その他の事柄、たとえば趣味や、遊びの予定、飲み会などに対しては積極的に取り組むことができるのです。
性格的にもともとやる気の乏しい人もいますが、無気力症候群になった人は、元来頑張り屋さんで親やその他大人の期待に応えようと一生懸命努力する「いい子」であったことが多いようです。
無気力を伴う疾患と言えばうつ病などが思い浮かびますが、それらの疾患は何事に対しても無気力であったり、自分自身の症状に不安や焦りを感じたり、無気力以外にも不眠などの症状がでるのですが、無気力症候群は、本業に対する無気力以外に特に症状が見当たりません。
そのため、本人は治療が必要な疾患であることに気づきにくいですし、本人も特に困っていないので治療が遅れる、治療に真剣に取り組めない問題もあるそうです。治療は、カウンセリングなどの精神療法が中心となるため、精神科を受診してみるといいかもしれません。
働きたくない理由⑧鬱病などの病気の可能性
働く意欲を消し去る原因となる病気は他にもまだいくつかあると言われています。その代表として鬱病が挙げられます。うつ病は神経伝達物質の内、やる気を生み出す作用に関係しているドーパミンの生産が非常に低下した状態と言えます。そのため、うつ病を発症していると、自然に仕事を含めて普段の活動に対して意欲を持ちにくくなると考えられているのです。
また、うつ病以外にも、精神疾患関連の病気が原因で仕事に対する気力を十分に持てなくなることがあります。頭の中に不安が蔓延してしまい、何事にも億劫になり、物事に対する活力を十分に持てなくなる不安神経症、仕事における何かしらのミスを極度に恐れて、自分の活動を自ら静止してしまう強迫性障害、人前で本来の自己を出せなくなるパニック障害など、精神疾患には仕事の意欲をかき消す類の物が非常に多いのです。
仕事に対して意欲が無い時は、いっそのこと精神の不調を疑ってみるのも大事であると言えるでしょう。
働きたくないと感じた時の対策
対策1:働きたくない理由を考えてみる
そもそもどうして働きたくないのでしょうか?その原因を分析するために、とりあえず紙とペンを用意して働きたくない理由を30個挙げてみてください。一番最初に思い当たる大きな理由からちっぽけな理由まで、とりあえず30個挙げましょう。
その内容をじっくり観察してみると、もしかすると「働きたくない」わけではないかもしれません。働くことが嫌なのではなく、今働いている現状の中に「嫌」だと感じる【何か】があり、それが原因で「働きたくない」と感じているのではないでしょうか?
例えば一緒に仕事をしているメンバーが嫌、上司が特定の人を贔屓するから嫌、残業があるから嫌、通勤時の満員電車が嫌、社食がいけてないから嫌。その【嫌】な現状は解消することはできるでしょうか?もちろん改善が期待できるもの、期待できないものがあると思います。
全ては無理でも【嫌】の数が減れば、もう少し「働いてもいいかな?」と思えるかもしれません。一度、なぜ働きたくないと感じているのか、【働きたくない原因】を一つずつ挙げてみて、自分の心を見つめなおしてみましょう。
対策2:働いてもいいと思える条件を考える
次に「これなら働いてもいい」と思える条件を挙げてみましょう。今の仕事、職場のことは一旦忘れて、どんな状況なら「働いてもいい」と思えますか?どんな求人が出ていたら、応募したいと思いますか?仕事内容、給料、休日、福利厚生、職場までの距離。じっくり考えて、ある程度の条件を挙げてみましょう。
さて。あなたが今の仕事を辞めるとします。そうすると職場は次の人材を求めるべく、求人を出すことになります。今の職場はどのような求人を出すでしょうか?先ほど挙げた、仕事内容、給料、休日、福利厚生、職場までの距離。今、この職場で働いているという現実と、今働きたくないと思っている現実がなければ、あなたはこの求人に応募しませんか?
一度は「ここならいいかも」と思って応募した求人内容です。客観的に条件だけを見ると、今の職場はあなたの理想に近い条件なのかもしれません。ということは、裏を返せば次に選んだ「ここならいいかも」という仕事も、もしかしたら今と同じような思いを感じるかもしれませんし、もしかしたらそれよりもっと「働きたくない」と感じる仕事かもしれません。
少なくとも今の会社は自分で選んだ会社のはずです。もちろん、入社後にどうしても働きたくない、我慢できない何かがあったのかもしれませんが、なんとなくここでは働きたくない、もっといい条件の会社があるのかも?と思って、働く意欲をなくしているのなら、再度条件を挙げてみるのも一つの手かもしれません。
対策3:友達に相談してみる
今、自分が抱えているこの現状を客観的に見るために、「自分の友達のことなんだけれど…」と信頼できる人に相談するのもいいでしょう。嘘でも「他人のこと」として伝えれば、相談した人もあなたのことであるより、あなたの友人のことの方が、本音で意見を言いやすいでしょう。
友達が客観的に判断して「働いていれば誰にでもあることだよ。それは甘えだ」と言うのか。それとも「それはヒドイ!その状況で働こうという意識を持ち続けることは不可能に近い。そんな仕事はやめた方がいい!と言うのか。それによっておのずと次のステップが見つかるはずです。
対策4:理想の働き方をみつける
もし、理想的な働き方ができる仕事があればどうでしょうか?それでも働きたくないと思うでしょうか?一番譲れない条件は何ですか?その条件をクリアできる仕事を探すと、働くことが嫌ではなくなるかもしれません。
例えば早起きだけは絶対に嫌!という人は、勤務開始時間が遅い仕事を選ぶ。じっとしているのが苦手という人はアクティブに動き回れる仕事を探せばいいですし、休日を自分で決めたいという人は、自分でスケジュール調整できる仕事や、シフトの希望が出せる仕事を探してもいいでしょう。
人との関わり合いが苦手!という人は自宅で一人でできる仕事を探す。自宅でなくても、就業時間の大半を一人で過ごせる仕事を探してもいいですし、毎日同じメンバーと顔を合わせるのは苦手だけれど、初対面の人と一度限りの対応ならば全然平気!など、得手不得手を考えていけば、意外と向いている仕事があるはずです。
そんなに都合のいい仕事なんてないと思ってはいませんか?今は昔に比べて様々な働き方があります。自分が一番譲れない点をクリアできる仕事も数多くあるはずです。もちろん、その他の点については多少妥協しなければいけないかもしれません。でも、一番嫌なことさえクリアできれば、働くのが嫌だとは思わなくなるかもしれませんね。

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対策5:仕事以外に情熱を注げることを見つける
毎日職場と自宅の往復ではしょうがないことかもしれませんが、仕事が自分の人生で一番大切なことだと思っていませんか?もちろん仕事は大切なことですし、通勤時間を含めると1日の1/3以上の時間を費やす方が多いでしょうから、そう感じてしまうのは当然のことだと思います。
そんな時は、仕事以外に情熱を注ぐことができるものを見つけましょう。学生時代にやっていたスポーツを再開しても良いですし、小さいときに興味のあった仕事に繋がる資格があれば、勉強を始めてもいいでしょう。働くこと以外の何かで、入賞や合格などの明確な目標を作ってみてはいかがでしょうか?
働きながら仕事以外の何かに情熱と時間を割くことは、体力的には厳しくなるかもしれませんが、精神的には楽になるのではないでしょうか?実際には働くことより趣味を優先させることはできないかもしれません。
それでも自分の中で、仕事より重要だと思えることをはっきり意識させることで、仕事しかない人生だと思っていた毎日から、仕事もあるよねという感覚になるかもしれません。そうすると、心の中で仕事が占める比重が軽くなり、趣味の為にも働いてもいいかな?と思えるかもしれません。
対策6:理想や憧れの働く人を見つける
あなたには憧れの人はいますか?俳優でもアイドルでもいいのです。もちろん身の回りにいる一般人でもステキな人はたくさんいます。きっとその方は仕事をしていることでしょう。仕事に向かう真摯な態度を見て憧れをいだくことは少なくないのではないでしょうか?
あなたが憧れる人は、どんなふうに働いていますか?どんなふうに仕事と向き合っていますか?仕事への取り組み方を見習ってみるのもいいのではないでしょうか?憧れの人を明確にすることで、働くことへの考え方を変えるきっかけになるかもしれません。
対策7:長期休暇を活用し非日常の世界に出かける
もうこんな毎日は嫌だ!南の島で、何にも考えずに一日中ボーーーーーーっとしていたい!海にプカプカ浮かんでいたい!なんて冗談まじりでよく言いませんか?
働くことに疲れ果ててどうしようもなくなったら、長期休暇を利用して現実逃避してしまいましょう。長期休暇がない職場の方もいらっしゃるでしょう。そんな場合は有給休暇をもぎ取って、現実逃避してしまいましょう。
もちろんすんなりと有給休暇が取れるようなら、働きたくないなんて思わないわ。という方もいらっしゃるでしょう。でも、働くのが嫌で嫌でしょうがなくなって結局辞めてしまうなら、有給休暇を無理やりとって、一旦冷静になって考えてみる方がまだましだと思いませんか?
例には旅行を出しましたが、旅行だけではありません。長期休暇があればしたかったことはありませんか?昼夜逆転の生活をしたい!パジャマのまま着替えずに一日中ベッドの上でダラダラしたい!でも構いません。
一旦、思いっきり自分を甘やかしてみましょう。それで満足できれば働く意欲がわいてくるかもしれませんし、どうやっても働きたくない気持ちが解消できないのであれば、次のステップを考えてもいいでしょう。働く意欲を取り戻すための充電期間は必要です。
対策8:辞める時期を自分で決める
有名な話なので聞いたことがあるかもしれません。実は仕事を辞めたくなる周期というものが存在するのです。それが3日、3週間、3カ月、3年。3年までは誰もがかかる【はしか】のようなものなのかもしれません。
だとしたら、これを逆手に取ってみてはいかがでしょうか?働きたくないなぁ、辞めたいなぁ。と思ったときに、3週間経ったら辞める。3カ月経ったら辞める。3年で辞める。こうやって決めてしまうのです。仕事も一生続くと思うから、今すぐにでもやめてしまいたくなるもの。だったら、自分で期限を決めちゃえばいいのです。
でも3カ月たった時ふと考えたら「辞表出すのめんどくさい」と思ってるかもしれません。めんどくさいから、もうちょっと働いてもいっか。と、気づけばどんどん時期は伸びて、いつしか働きたくないなんて思っていたことを忘れてしまうかもしれませんね。
対策9:思い切って辞めてみる
どう考えても、どう気を紛らわしてもやっぱり働きたくない。そう感じたのなら、いっそのこと思い切って仕事を辞めてしまってはいかがでしょうか?一生同じ仕事を勤め上げるのが常識とされた時代はもう終わったのかもしれません。毎日毎日嫌な思いをしているのなら、人生の無駄遣いに感じてしまいませんか?
一旦仕事を辞めると、働くことの新たな意味が見つかるかもしれません。あんなに働きたくないと思っていたのに、やることがなくなって喪失感を感じたり、働いていた頃の自分が輝いて見えるかもしれません。また、しばらく仕事から距離を置いたことで、本当にやりたい仕事が見つかるかもしれません。一旦仕事から離れて、ゆっくり充電してみましょう。そうすれば、また働きたいと感じるようになるでしょう。
対策10:やりたい仕事についてみる
もし今、やりたい仕事とは違う仕事をやっていて、働く意欲をなくしていたとしたら…。もし今、ほかにやってみたい仕事があるのだとしたら…。ぜひその【やりたい仕事】についてみてはいかがでしょうか?もちろん、今その仕事を選んでいないのですから、それなりの理由があるのかもしれません。自分の分野とは畑違いだとか、給与面だとか。
でもそれらのことは一旦置いておいて、やりたいと感じる仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょう?うまくいけばやりがいをもって働くことができるかもしれませんし、残念ながら想像と違ってあまり楽しくないかもしれません。いずれにせよ、今の状況からは抜け出すことができます。
また、やりたい仕事があるからいつかやろう、いつかやろうと温め続けていても、実際やってみれば想像と違ったということはよく聞く話。なら一刻も早くチャレンジして、その仕事に対する自分の感じ方を見極めないと、後から「思っていたのと違った」と思ったときに、それまでの時間がもったいないと思いませんか?
やりたい仕事がいくつかあるなら、片っ端からチャレンジしてみる。心から働きたいと思える、やりがいのある仕事と出会える近道なのかもしれません。

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対策11:期間限定で絶対に働かない
働きたくない理由はひとそれぞれだと思います。だったら一度、働かない人生を貫いてみるのはいかがでしょうか?一生でなくともかまいません。期間限定で働かないと決める。人は禁止されるとやりたくなるものです。
これはカリギュラ効果と言い、興味のない話でも「絶対にほかの人にしゃべっちゃダメ」と言われると、つい話したくなるような心理現象をいいます。これを働きたくないという心境にも応用しちゃいましょう。
働いてはいけない、と言われたら最初の数日間は嬉しいかもしれません。でも、次第に焦りが生じるかもしれませんし、働いている友人たちがかっこよく見えるかもしれません。まわりを誘おうにも、皆働いているので自分だけがヒマ。取り残された感覚に陥るでしょう。応募したい求人を見つけるかもしれません。でも働いてはいけないのです。働いていない自分は社会の役に立てていないと感じてしまうかもしれません。
その結果、働きたくなる、働けることは素晴らしい!と感じるかもしれない効果を期待して、一定期間働いてはいけないという決まりを作ってみるのはいかがでしょうか?
すぐに実践できるおススメの対策法
ここからは少し視点を変えた、仕事の意欲を再生産するうえで有効と考えられる対処法を紹介していきたいと思います。どれも、すぐに実践できるものなので、自分に合っているものが見つかったら、その日から是非実践してみましょう。
対策12:食事を見直す
上でも紹介したように、精神的不調から仕事への意欲が無くなることは非常によくあることです。そのため、逆にそんな精神の不調を治すことができれば、再び仕事への意欲を取り戻すこともできると考えられるのです。
その上でおすすめなのが健康的な食事です。健康的な食事は脳の神経伝達物質の生産を非常に活発にしてくれることが期待でき、そこから再び健康な状態に戻れるきっかけを与えてくれます。特に、やる気を出すことにおいて大きな役割を果たすドーパミンを生産させることに役立つ食べ物は意欲停滞気味の人には特に必要な物と言えます。
以下にドーパミンの材料となる食べ物をリストアップしておいたので、試しに食べてみてはどうでしょうか?
<ドーパミン生成に役立つとされる食べ物>
大豆/小麦/豚肉/牛肉/鶏肉/カツオ/しらす干し/アボカド/しいたけ
対策13:運動やスポーツを始める
運動も精神状態を整えるうえで非常に役に立つ方法です。特に筋トレは、ドーパミン生成を刺激し、やる気をみなぎらせる上で非常に効果的と言われているのです。そのため、やる気がない時こそ、筋トレをして、自分のやる気を再生産してみるのもいいでしょう。
ちなみに、筋トレにはドーパミンに加えて、精神安定作用に大きく関わるセロトニンの生産も強く促す効果があると言われています。そのため、精神的不調をきたしている人にはぜひ取り入れてもらいたい運動です。
マッチョな人にマイナス思考や、くよくよしている人がほとんどいないのは筋トレを日々欠かさず行っているからなのかもしれません。
対策14:高校や大学時代の旧友に会う
仕事への意識が薄れたときは高校や大学時代の友達に会ってみるのも、仕事への意欲を取り戻す上では効果的だと考えられます。というのも、やはり、自分が昔関わってきた人達に対しては心のどこかでライバル心というものが自然にあるものなのです。
それゆえ、旧友が仕事で頑張っている姿を見ると、自分もそれに負けじと、自然に仕事への意欲が無意識に強くなります。特に、プライドの高い人にはこの方法は非常に効果的であり、再びその人を仕事に激しく情熱的にさせることに繋げられる可能性もあります。
対策15:贅沢をする
贅沢をしてみるのも効果的な方法になると言えるでしょう。自分が普段仕事で十分に稼いだお金を何の惜しげもなく使い、その瞬間を思いっきり楽しむことで、仕事でお金を稼いだ甲斐があった、という気持ちを強く持つことができるのです。
そして、そんな贅沢をまた味わうためにもまた一生懸命仕事をして、もっとお金を稼ぎたい、という気持ちが生まれることに繋がることが期待できるのです。仕事の対価をわかりやすい形で享受してみると、案外仕事への気持ちも簡単に戻すことができるものなのです。
逆に、せっかくお金を貰っていても、その価値を十分に理解できていない状態だと、いつまでたってもその仕事を行う意義や自分への利益を感じられず、仕事に対して前向きになることができないのです。
いつも贅沢をして、無駄遣いをしていては経済的にも危険な状態になる恐れがありますが、たまの贅沢で自分の仕事におけるご褒美を味わってみることは大事なリフレッシュ方法です。
まとめ:自分の人生は、自分で決めていい!
ここまで様々な理由や対策を紹介しましたが、それらを理解した上で、しばらく働くことを辞めてしまってもいいでしょうし、もうしばらく働き続けてみてもいいでしょう。自分の人生です。最後に決断を下すのは他の誰でもない、自分なのです。
働きたくないと思ったその気持ちの原因を知ることで対策をすることができます。後悔のないように自分自身としっかりと向き合って先のことを考えてみましょう。その気持ちに対してどう向き合うかは自分次第です!