転職クチコミサイト「転職会議」の掲載料金と媒体評価をプロが徹底解説!

転職会議は、企業の口コミや年収情報、退職理由などを閲覧できる国内最大級の転職口コミサイトです。求職者にとっては企業研究に役立つ一方で、採用担当者からは「口コミが採用に影響する」「削除できない」といった声も聞かれます。

また企業向けサービスである「転職会議BUSINESS」では、求人掲載やスカウト機能を活用して転職潜在層へアプローチできることが特徴です。

本記事では、転職会議の特徴や口コミサイトとしての評判、企業側から見たメリット・デメリット、掲載料金、採用効果までを求人広告代理店の視点でわかりやすく解説します。転職会議への掲載を検討している企業担当者の方はぜひ参考にしてください。

転職会議ビジネスとは

転職会議ビジネスとは、株式会社リブセンスが2016年8月より始めた転職口コミサイト「転職会議」を活用した企業向け採用支援サービスです。

従来の転職会議は、求職者が企業の口コミや評判、年収情報、退職理由などを調べるためのサービスとして利用されていました。

転職会議ビジネスでは、その会員基盤を活用し、企業が求人情報を掲載したり、求職者へスカウトメールを送信したりできるようになっています。

一般的な求人サイトとの大きな違いは、求人情報だけではなく企業口コミもあわせて閲覧される点です。そのため、企業研究を行っている求職者に対して自社をアピールできる特徴があります。

また、転職活動中の求職者だけでなく、「良い会社があれば転職したい」と考えている転職潜在層にもアプローチできるため、従来の求人媒体とは異なる採用チャネルとして注目されました。

転職会議とは、2010年7月にスタートした日本最大規模の転職クチコミサイトとして企業の「評判」「年収」「入社対策」などのクチコミ情報をはじめ、福利厚生・やりがい・雰囲気など全10項目のユーザー評価や、社風に関する投票結果といった、転職希望者が志望企業について知りたい情報を多数掲載しております。また、転職活動中の求職者(転職顕在層)から将来的に転職をされる可能性のある方(転職潜在層)まで、幅広いユーザーに会員登録いただいていることが特徴です。2016年6月末現在、クチコミ掲載数は771万件、累計会員登録者数は404万人へと順調に増加しております。

引用:https://www.livesense.co.jp/news/2016/08/22/

  • 月間総PV数:2650万PV
  • 月間総UU数:450万UU
  • 登録会員数:210万人
  • 月間新規会員数:8万人
  • 掲載企業数:53万社※2016年4月現在のサイトデータ

類似の転職口コミサイトではエン・ジャパン運営の「カイシャの評判」やヴォーカーズ(現オープンワーク)の「オープンワーク」があります。

採用担当者からの転職会議の評価や評判

転職会議に掲載中のクチコミ情報によって社風や職場環境などを把握した上で応募するため、入社後がミスマッチを軽減し、早期退職者の減少や即戦力人材の増加に期待できます。

転職会議というサービスの評判や評判ですが「2ch化している」と嫌っている採用担当者が多いです。転職会議のクチコミ情報は退職した人の書き込みが多い為、どうしてもネガティブな口コミが多い傾向にあります。

また中小企業や会社設立が若いスタートアップ企業であれば、口コミ数がほとんどありません。そのため転職会議の「クチコミ情報によって職場理解が高まる」というメリットに当てはまらない企業も一部あります。

なお自作自演のステルスマーケティングをしても、サイトパトロールを実施しているため、削除される可能性がありますので世の中の採用担当者はそういった行動は控えることをおススメします。

転職会議のクチコミは「あてにならない」「嘘ばっかり」「信憑性が少ない」という評価をされている一方で、リアリティのある具体的な内容や正確な事実が書かれている場合も多いです。

尖った意見も存在していますので、賛否両論の意見がありますが、読み応えのあるクチコミサイトです。セクハラ・パワハラ情報から社内派閥の情報までわかるのはクチコミサイトならではだと思います。

転職会議の削除問題

転職会議が採用担当者から嫌われている要因に「クチコミ(評判)を削除できない」という理由があります。

転職会議の口コミは個人の誹謗中傷や会社の機密情報(情報漏洩)でもない限りは基本的には削除できない為、悪評やネガティブな書き込みをされていても、修正できず、採用に悪い影響を及ぼしている企業もあります。

そのため採用担当者は事実を書き込まれている場合でも、自身の業務に悪影響を与えている転職会議に良いイメージを持っていません。

転職会議側としてはやらせ行為をなくすために削除はしない方針です。転職会議が正しいとはいえ、企業側からしたらやっぱり嫌ですよね。

ただ裁判になってまでもユーザーを守ったリブセンスの企業姿勢は評価されるべきだと私は思います。リブセンスさんにはユーザーファーストのもとこれからも頑張ってほしいと思います。

運営元の株式会社リブセンスは口コミ情報について中立性・透明性を徹底しており、企業の削除要望には応じないという姿勢を貫いています。2016年には京都の設計会社から削除と情報開示を求められても応じなかったため訴訟にまで発展しました。

一般の企業が東証1部上場企業と裁判で争っても勝ち目はありませんので、諦めている人が多いです。よほどひどい事実無根のクチコミ情報がのっている場合か、もしくは嘘という事実を証明できる証拠がない限り削除は難しいです。

新サービスとして掲載する代わりに悪評などの口コミを削除できる権利があれば企業が食いつくと思いますが、クチコミ評価を見て好印象をもてるのは一部の超大手企業のみではないだろうかと考えられます。

転職会議ビジネスの掲載料金

掲載料金プランは3ヶ月契約の60万円(月額20万円)と6カ月契約の102万円(月額17万円)の2パターンのみです。3ヶ月で1名採用できれば採用単価としては悪くないと感じる料金体系です。

エンジニアであれば6ヶ月で1名採用でもエージェント企業より安い採用単価になります。※2016年9月末までに『転職会議BUSINESS』を契約した企業には有料オプションが無料とのことです。

転職会議ビジネスと他社サービスとの比較

転職会議ビジネスは、リクナビNEXTや人材紹介会社とは異なり「転職潜在層」へのアプローチに強みを持つサービスです。

転職サービスを比較する際は、掲載料金だけでなく「どのような求職者にアプローチできるのか」を理解することが重要です。

例えばリクナビNEXTやマイナビ転職などの転職サイトは、すでに転職活動を始めている転職顕在層が中心です。そのため応募数を集めやすく、短期間で採用したい企業と相性が良い傾向があります。

一方で転職会議ビジネスの利用者には、企業の口コミや評判を調べることを目的としている人も多く含まれています。今すぐ転職したいわけではないものの、「良い企業があれば転職を検討したい」という転職潜在層へアプローチできる点が特徴です。

そのため応募効果だけを比較すると、リクナビNEXTや人材紹介会社のほうが高いケースが多いでしょう。しかし競争が激しい転職顕在層ではなく、比較的早い段階から候補者との接点を持てることは転職会議ビジネスならではのメリットです。

また、人材紹介会社のような成功報酬が発生しないため、採用単価を抑えたい企業にとっては選択肢の一つになります。

ただし、掲載するだけで応募が集まる媒体ではありません。採用効果を高めるためには、スカウト機能を活用した積極的なアプローチや、口コミを見た求職者に魅力が伝わる求人原稿の作成が重要になります。

即効性を重視する場合は転職サイトや人材紹介会社、将来的な採用母集団の形成や転職潜在層へのアプローチを重視する場合は転職会議ビジネスというように、採用目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

転職会議ビジネスのメリット・デメリット

転職会議ビジネスは、転職潜在層へアプローチできる点が強みですが、口コミサイト特有の課題もあります。

まずメリットとして挙げられるのが、掲載料金の安さです。人材紹介会社の成功報酬や大手転職サイトと比較すると、比較的低コストで採用活動を行えます。また、転職会議は国内最大級の転職口コミサイトであり、企業研究を行う多くの求職者が利用しているため、一定のアクセス数や認知拡大効果も期待できます。

メリット

  • 比較的低コストで求人掲載ができる
  • 転職口コミサイトとして知名度が高い
  • 転職潜在層にもアプローチできる
  • 企業理解が深い求職者からの応募が期待できる

一方で、転職会議ビジネスは一般的な求人サイトとは異なる特性があります。利用者の中には「口コミ閲覧のみ」が目的の人も多く、転職意欲が高いユーザーばかりではありません。そのため、応募数や採用数の即効性を求める企業には不向きな場合があります。

また、求人情報とあわせて口コミも閲覧されるため、ネガティブな口コミが多い企業は応募率が下がる可能性があります。特にパワハラや長時間労働などの口コミが目立つ場合は、掲載効果よりもマイナス面が強く出てしまうケースもあるでしょう。

デメリット

  • 転職潜在層が中心のため即効性は高くない
  • 応募数は大手転職サイトより少ない傾向がある
  • 企業の口コミ内容が応募率に影響する
  • ネガティブな評判がある企業は不利になりやすい

総合的に見ると、転職会議ビジネスは「企業の評判に自信があり、中長期的な採用活動を行いたい企業」と相性が良いサービスです。

また、応募者が事前に企業の口コミや社風を確認したうえで応募するため、入社後のギャップが少なくなる効果も期待できます。もちろん口コミがすべて正しいとは限りませんが、企業理解が進んだ状態で選考に進むことで、「思っていた会社と違った」という理由による早期離職の防止につながる可能性はあるでしょう。

まとめ

転職会議ビジネスは、転職顕在層だけでなく転職潜在層にもアプローチできる点が大きな特徴です。掲載料金も大手転職サイトや人材紹介会社と比較すると比較的安価で、採用コストを抑えながら認知拡大を図れる可能性があります。

一方で、転職会議は口コミサイトとしての側面が強く、企業の評判や口コミ内容が応募率に影響するケースも少なくありません。特にネガティブな口コミが多い企業の場合は、求人掲載だけで期待した成果が得られない可能性もあります。

そのため転職会議ビジネスを活用する際は、掲載料金だけで判断するのではなく、自社の口コミ状況や採用ターゲットとの相性を踏まえて検討することが重要です。

採用手法の選択肢の一つとして、他の求人媒体や転職エージェントと比較しながら活用を検討してみるとよいでしょう。

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ABOUT US
秋場亮一株式会社リクエストエージェント代表取締役
明治大学経営学部卒業後、ディップ株式会社に新卒入社。求人広告の法人営業を担当し、業種・職種を問わず数多くの採用支援に携わる。2011年に転職し、成功報酬型求人サイトの立ち上げと事業成長に尽力。中小企業から上場企業まで幅広く担当し、求人原稿設計、応募データ分析も担当。2016年に求人広告代理店を創業。企業の採用活動を支援しつつ、これまでの豊富な経験を活かし、就職・転職ノウハウを情報発信中。