内定者同士の心が繋がる簡単おススメ内定者研修2選

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あなたの会社では内定者研修をどのように行っていますか?パソコン学習や参考書を指定した独習形式のものでしょうか。内定者の緊張を解きほぐすためにも、入社前に一度くらいは集合研修を行うとよいでしょう。

集合研修を通して内定者同士の交流が深まると自然と内定辞退防止にもつながります。その際は個別で学習や研修を行うものより、内定者同士が協力して行うグループワークがおすすめです。今回は内定者同士の心が繋がる内定者研修を2つご紹介します!

1.月での遭難研修

目的:内定者同士の交流

別名NASAゲームと呼ばれる大変有名なコミュニケーション研修です。宇宙船が月で不時着し自分と船員が遭難することからこのゲームが始まりです。不時着した場所から陽のあたる母船までは約200マイル(320キロ)あり、生きるためになんとか母船に戻らなければなりません。

船が着陸した衝撃でほとんどのものは壊れてしまいました。手元にあるのは下記に記載した「15品目」の品のみ。これを生存に必要な順からランク付けをしていくことがこの研修のミッションです。この研修の目的は研修を通し内定者同士が、話し合いによりコンセンサスを得る練習をすることです。

1-1.研修の進め方

まずは個人作業を行います。表を作成し、重要度順に15品目をランク付けしてもらいます。その後数名ずつ班にわかれ、話し合いをしながら重要度を精査していきます。

その時に1.「ひとりがしきらない」2.「黙っている人をつくらない」3.「多数決やじゃんけんで決めない」4.「感情的にならない」5.「意見の相違があった場合は双方話し合いどちらかが納得するまで話し合う」という、この5項目を絶対に守って話し合いを進めてもらいます。

つまり、話し合いをしながら(班全員の合意をとりながら=コンセンサスを得ながら)グループの結論を導きだしていくというものとなります。班の人数は4.5名が理想です。話し合いの時間は30分~40分が良いでしょう。

1-2.残された15品目の品

1.マッチの入った箱、2.凝縮された宇宙食、3.50フィートのナイロンロープ、4.パラシュートの絹布、5.太陽熱利用の携帯用暖房、6.45口径のピストル2丁、7.粉末ミルク1ケース、8.100ポンド(45キロ)の酸素タンク、9.月面上用の正座図、10.自動膨張の救命用ボート、11.方位磁石、12.水5ガロン(20リットル)、13.照明弾、14.注射器の入った救急箱、15.太陽電池のFM受信送信機

1-3.研修のジャッジ

話し合いでグループの結論がでたら今度は重要度の順番の答え合わせを行います。この研修の元となるものは社会学者ジェイ・ホールという人が行った実験であり、グループの回答と模範解答の誤差が少ないほど優秀ということになります。

【解答重要度順】
1.100ポンドの酸素タンク:生存に最も必要な用品である。
2.水5ガロン(20リットル):脱水症状の水分補給に役立つ。
3.月面上用の星座図:道の方向性を決めるための主な手段。
4.濃縮された宇宙食:体内エネルギー補給の良い手段である。
5.太陽電池のFM受信送信機:母船との連絡のため。しかし近距離しか届かない。
6.50フィートのナイロンロープ:がけの高さを測ったりケガ人を結びつけるのに有効
7.注射器の入った救急箱:ビタミン薬などの注射は、NASAの特殊スーツにある孔にフィットする。
8.パラシュート:太陽光線から自分を守るのに役立つ。
9.自動膨張の救命用ボート:軍ボートの中の二酸化炭素のボンベを前進するのに使えるかもしれない。
10.照明弾:母船を見つけたときに遭難信号を送れる。
11.45口径のピストル:前進するのに有効な手段となり得るかもしれない。
12.粉末ミルク1ケース:濃縮された食べ物よりかさばる。
13.太陽熱利用の携帯用暖房:日陰でない限り必要ない。
14.方位磁石:月面では磁場は極地化していないので、まったく不要
15.マッチ棒:火をつける酸素はないので、まったく価値はない。

自分が考えた重要度順、グループが考えた重要度順、そして解答を表に書き入れその表を元に、絶対値で数値を求めていきます。その際に最終的に導きだした数値が小さければ小さいほど話し合いがうまくいき、正解に近づいたということになります。

研修のまとめとアドバイス

数値が小さかったチームがどんな話し合いをしたのか、数値が大きかったチームの話し合いの状況がどうであったかをそれぞれ発表してもらいましょう。

その際に、支配的な人がいなかったかどうか、正しい意見を述べているのにも関わらず声の大きな人によって却下されてしまわなかったどうか、話し合いに参加しなかった人はいないかどうかなども考えてもらい「良い話し合いとは」「コンセンサスを得るとは」を改めて考えてもらいましょう。

2.ヘリウムリング研修

目的:内定者同士が一致団結

こちらは、フラフープを使ったチームビルディング研修です。準備するものはフラフープとストップウォッチのみ。内定者が円になりこのフラフープを用いて心を一つにしてあるミッションをクリアしてもらいます。この研修の目的は内定者が団結し一つの目的をクリアする

2-1.研修の進め方

8名程度の内定者に円を作ってもらいましょう。右手をピストルのような形にしてもらい、自分の胸の前に出してもらいます。円の真ん中にフラフープを置き、フープが人差し指の第一関節につくように乗せます。

ここからがいよいよスタートです。誰の指も離れることなくフープを地面につけることができたら達成となります。誰か1人でもフープから指が離れたり、第一関節以外のところがフープに触れてしまった場合は最初からやり直してもらいます。チャレンジタイムは5分間が目安です。

この研修は、人数が多ければ多いほど、フープに重みを感じなくなりフープを無意識に上に上にとあげてしまいます。(フープに指をつけようとすればするほどうえにうえにと上がっていきます)

2-2.研修のジャッジ

5分以内で地面にフープを下ろすことができれば達成です。実はこのゲーム、チーム内にリーダー役が自然に現れて「せーの」でフープを下げようと指示をします。しかし、それぞれのスピードが合わず上手くいかないことがほとんどです。

そのうちチーム内が混乱し始め、リーダーをサポートするサブリーダーが現れ現状把握を担います。リーダーはそのまま掛け声をかけ続けるでしょう。

そのうちチーム内にルールのようなものが自然発生し、ゴールが見えてきます。達成できるか否かは、経験からどのように学び達成に向けて意識を集中できたか、です。

研修のまとめとアドバイス

この内定者研修プログラムは「チームの呼吸を合わせる」ということが目的になります。時間内に達成したチームは何故達成できたのか。難しかった点はどういったところかを発表してもらいましょう。達成できなかったチームは何故達成できなかったのかを話し合ってもらい、再度チャレンジしてもらってもよいかもしれません。

また、研修の担当者は、ルールに沿って(指が離れていないかどうかなどを確認しつつ)チームを見守り「リーダー資質のある人物」「リーダーをサポートできる人物」をメモし配属に活かしてもよいですね。

まとめ

今回事例として挙げた2つの研修は非常に有名で、チームビルディング研修や新卒社員研修にも活用されています。コンセンサスゲームには雪山遭難や無人島verも存在します。NASAゲームやヘリウムリングは有料で提供している研修の専門会社もあるくらいですから、意義のある研修になることは間違いありません。

有料のものを頼んでも良いですが、内定者が少ないなら内定者研修は自社で内製化したいですよね。ウェブで検索すると動画などより詳しい研修内容や研修方法が載っています。NASAゲームは数値を記入していく表も存在していますので、一度詳しく検索して調べて自社の内定者研修に活用してみてはいかがでしょうか。

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