いまさら聞けないフリーター層の採用に必要な給与とは?

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成功報酬型の営業時代に某大手企業の販売職の契約社員の大量採用に携わった経験があります。そのとき全く採用ができなく失敗してしまい、成功報酬とはいえ申し訳ない気持ちになりました。ただ媒体力不足が最大の原因ではありますが、給与がかなり低かったのも応募がなかった要因の一つだと考えられます。フリーター層の採用にはどれぐらいの給与(時給)が適切か考えてみました。

失敗しがちな採用条件

募集条件

時給1200円or月給19万円~
研修期間3ヶ月はもう少し低い金額になる。
応募から勤務開始日までに最大で一ヶ月以上要する場合もある。

採用ターゲット

東京・神奈川に住んでいるフリーター層。
仕事は週5日フルタイムで働いてくれる人。
接客販売なのである程度の容姿の従業員を揃えたい。

失敗しがちな募集条件と採用ターゲットを考えてみました。当てはまる条件が多いと採用は困難を極めると思います。

時給と月給の相関計算式

時給1000円×8時間×20日=160000円
時給1100円×8時間×20日=176000円
時給1200円×8時間×20日=192000円
時給1300円×8時間×20日=208000円
時給1400円×8時間×20日=224000円
時給1500円×8時間×20日=240000円

要因①:東京都の一人暮らし世帯

東京都で一人暮らしに必要なのは(地域にも左右されますが)都心の場合は最低でも手取りで16万円くらいでしょうか。手取りで14万円以下になると質素に生活しても食べていけるだけで精一杯になり、一人暮らしの人間には厳しいと言わざるをえません。

求人屋としての感覚値ですがフリーター層が欲しいなら最低でも時給1300円以上(月給21万円以上)ないと話にならないと思います。この金額以下の場合はフリーター層(週5日勤務)の採用は諦めたほうがいいと感じました。真剣にフリーター層の採用を考えているなら時給1300円以上は必須。採用出来たらラッキーくらいのほうが無難だと思われます。

交通費の支給基準にも注意。例えば渋谷店や池袋店の場合はアクセスも便利ではあるものの、都心に近い為、一人暮らしするための家賃も高く、低い給与の仕事には見向きもされないことが予想されます。そのため遠方に住んでいる人を採用する必要がありますが、支給基準が「片道400円」とかだとさらに採用は難しくなってしまいます。

要因②:競合他社の金額

給与が月額20万円以下だと労働市場では派遣のほうが、給与が高くなります。バイトルで検索すると池袋で時給1500円の未経験OKの一般事務の募集案件も見つけられます(派遣の場合は架空の求人案件の場合がありますが)。

時給1000円で募集しても採用ができないから、派遣会社に時給2500円支払って派遣スタッフを雇用している会社もいるそうです。これだと本末転倒になってしまいますね。

まとめ

正社員と同じ勤務体系(週5日労働)の場合、月給20万円以下だとかなり厳しいと言えます。フリーターの多くは高額なアルバイト且つ融通の利きやすいアルバイトを選択する傾向にありますので、フリーター層を本気で採用したいと思うのであれば、時給を上げる必要があります。

正社員や契約社員の採用で苦戦している企業は「競合他社と比較して低くないか」「募集エリアに対して見劣りしていないか」「社員の給与の満足度はどれぐらいか」を考え、一度給与が適切な金額か見直してみてはいかがでしょうか。

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