新卒採用の会社説明会のオンライン配信方法とメリット3選

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新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、多くの企業が新卒採用において会社説明会やセミナーをオンラインに移行しています。今後も時間効率の良さや利便性の観点から、新卒だけでなく中途採用やアルバイト採用でもWeb配信は増加していくことが予想されます。実際に今年からオンライン配信をお手伝いした企業事例をご紹介しながら、配信方法やメリットをご紹介させていただきます。

配信ツールは「YouTubeライブ」と「Instagramライブ」

おススメの配信システムは無料で利用できる「YouTubeライブ」と「Instagramライブ」です。

この2つをおススメする理由は2つあります。一番目の理由に大掛かりな使用機材がなくても配信が可能な点です。そこまで画質や音質にこだわりすぎないのであれば「YouTubeライブ」はカメラ・マイク内臓のノートPC、「Instagramライブ」はiPhoneからでも配信可能であるからです。

二番目の理由に閲覧者(大学生)側の操作が簡単だからです。Zoomと違いYouTubeライブは配信用URLをクリックするだけで視聴できますし、Instagramライブはアカウントをフォローしていただければアプリ内で視聴ができます。

ほかにも、YouTubeは限定公開をして希望者にのみ閲覧してもらうことができる、Instagramは就活生が最もよく使うSNSであるためマッチングの可能性が高いことも理由として挙げられます。

メリット①企業認知・興味フェーズの母集団形成に有効的

これまで都内の大手サービス系上場会社はオンラインによる説明会やセミナーは実施してきませんでした。理由は、会社側の参加者としてその場で会える従業員(スタッフ)の魅力を就活生に感じてもらいたいため、リアルな場での開催にこだわりたい意向があったからです。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響によりリクナビとマイナビが合同説明会を中止し、東京都では外出自粛要請がでました。そのため2020年度から会社説明会を完全オンライン化させたところ、従来の約2倍もの集客を集めることができ、就活生側の反応も非常にアクティブでした。

通常の説明会参加者数は、年間2000名の動員がありますが、今回のオンライン配信では視聴回数は延べ4600名(うち生配信同時視聴人数は合計3000名)にのぼりました。

従来のリアルな場での説明会・セミナーの実施目的とオンラインで実施することの目的を別の観点で考えることが重要です。従来の説明会では、参加者に応募(エントリー)していただくことを最大の目的でした。しかし、Web説明会ではもっと入口の部分である認知を得ること、興味を持ってもらうことに切り替えていただきました。

オンラインで視聴するユーザー側の最大のメリットは、その手軽さです。その特性を活かし、認知・興味のフェーズでの母集団を獲得、それ以降の段階に関しては別でコンテンツを用意し、応募者の志望度を向上させるようフローをつくりました。いままでとそっくりそのままでは難しいことも、役割や目的を変えると非常に有効的に活用できることを実感して頂きました。

メリット②取り組みが企業イメージの向上に直結する

新型コロナウイルスの影響のみならず、普段なかなか時間が合わずに説明会・セミナーに参加できない方、開催会場まで行くための時間・費用が捻出できずに参加を見送らざるを得ない方など、参加したくても参加できない方のためにもオンライン配信は効果的です。

また、そういった取り組み自体に対して、「そこまでやってくれるんだ」という好印象を持ってくれる就活生が多いです。オンラインで対応できることに、先進的で世の中のニーズに応えられる企業だと採用ブランディングにも効果を発揮します。

また配信を録画することで視聴者の都合に合わせて、説明会・セミナーの映像を見られるようにしたことも評価されたポイントです。ライブ配信自体は、昼過ぎの13時や14時から生配信しました。これは学生がほかの就職活動や予定と合わせて行動できる時間帯に合わせたいと考えたためです。

ただし、同時に配信映像を記録していました。生配信終了後には、その録画した動画を24時間以内は再生できる機能を使用したことで、予定や都合があって生配信を見られなかった学生が不利にならないように配慮しました。

配信回数も定期的に行うようにし、1週間に2回以上の開催を目安に企画・広報を実施。平常時のように開催回数を増やすこともできますが、企画と実施にかかる工数と高いコンテンツの質をキープするため、「量より質」を重視して実施するように意識しました。

結果的に採用活動の効率化ならびに会場費といった支出がなくなるので大幅なコスト削減が実現できました。

メリット③双方向でのコミュニケーションが容易

大規模な会社説明会やセミナーの場合は、一方的な情報発信になることが多く、どうしても質問をしたい方はその回の終了後にスタッフや登壇者に直接質問をする光景を、これまでもよく見てきました。中には、質問したいことがあっても、聞きづらいために質問せずに帰るという方も少なくないでしょう。

しかし、オンラインで配信する際、ライブ配信でチャット機能を使用できるツールもあります。会社説明会を配信した際にチャット機能を活用し、スタッフへのQ&Aコーナーを設けたところ、非常に反響がよかったです。実際、学生に感想アンケートを取ってみても、企業と双方向でのコミュニケーションを求める方が非常に多くいます。

ライブ配信は企業理解をより深め、応募意欲を向上させる一手になります。あくまでリアルタイムにこだわる必要性は、この双方向でのコミュニケーションが大きなポイントです。

質問を集めて後日回答しても悪くはないのですが、自分の質問にいま答えてくれている臨場感や親近感を感じてもらうことができるからです。自宅で視聴しているとはいえ、少しでも会社の空気感や雰囲気を感じていただき、視聴者の就活生に歩み寄りたいという気持ちを伝える上でも、ライブ配信は有効的です。

まとめ

誰もが携帯電話をスマートフォンに持ち替え、いつどこでもデジタルデバイスから情報を得られる世の中になりました。それに伴い、採用の方法や在り方も年々変化を遂げています。学生側も自由な服装で視聴でき、メリットが多いと改めて実感しました。まだ未導入の企業もこの機会に、オンラインを活用した採用手法に目を向けてみてはいかがでしょうか。

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