必ず知っておきたい!アルバイト採用面接完全マニュアル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

企業にとって面接は、応募者を選ぶ大切な機会です。 しかしアルバイト・パート応募者にとっても、これから働く場所を見極めるための 貴重な時間になります。仕事内容や労働条件の確認だけでなく 職場の雰囲気や入社後の流れについてしっかり伝えることで、 入社後に大いに活躍してくれることでしょう。そこで、今日はアルバイト採用面接を実施するときに絶対抑えておきたいことと、アルバイト採用面接の見直しを検討するときに、知っておくべき採用面接の知識や情報を全てお伝えします。

面接前の準備

面接官にとって最も大切なのは、応募者と対等の立場に立って接することです。応募者が委縮せず、本来の姿を出せるようにお迎えしましょう。また、万が一業務が忙しくて面接日程を変更する場合は、早めの連絡を心がけてください。面接日を忘れられていた、と応募者からのクレームに発展する恐れがあります。

その日、誰が・何時から面接に来るのか、必ずスタッフに共有して下さい。「お待ちしておりました」の一言から面接誘導が始まると、応募者にも誠実な印象が伝わるはずです。通路ですれ違った際の「あいさつ」も忘れずに!

面接場所のセッティング

自社のオフィスや店舗は、面接官である「あなた」にとって馴染み深い場所でしょう。しかし、応募者にとっては全く未知の空間であり、緊張するのは当然のことです。下記の点に気を配り、できるだけリラックスできる空間づくりを心がけてください。

面接場所の注意点

書類やスタッフの荷物は散乱していないか?
煙草の吸い殻などは放置されていないか?
入り口周辺にゴミが積み上げられていないか?

応募書類の取り扱いに注意

同じ日に複数回の面接を実施する場合、他の応募者の履歴書が無造作に配置されないよう注意しましょう。履歴書には多くの個人情報が記載されているため、応募者に不快な印象を与えるだけでなく、情報漏洩のリスクがあります。応募書類の管理については社内全体でルールを徹底し、慎重に取り扱うよう心がけてください。

応募書類の管理だけでなく、面接時はプライバシーに配慮することが大切です。面接中の会話が他のスタッフにも聞かれてしまう環境では、どんな質問を重ねても応募者は回答をためらってしまいます。できるだけ静かな個室を選びましょう。

面接で応募者を見極めるポイント

面接で応募者を見極めるポイントは、事実に則した行動について尋ねることです。抽象的な質問や価値観に関する質問では、本当の人柄を見極めることが難しく、面接時間が足りなくなる恐れがあります。過去の実績・成果や日常的な習慣など、応募者の能力の範囲を正確に把握することが、面接を成功させる第一歩です。

面接での質問事項の事前準備

質問には、「限定質問」「拡大質問」の2種類が存在します。「はい・いいえ」と一言で回答できる「限定質問」は応募者にとって答えやすいですが、必要な情報を引き出すことができません。面接の時間や応募者の状況(緊張度合い)を見ながら、「当社を選んだポイントは?」といった「拡大質問」に切り替えていきましょう。

面接の時間は限られています。可能であれば、面接予定時間の2~3分前から待機し、スムーズに誘導できるようにしましょう。面接時に質問シートなどを使用する場合はあらかじめ手もとに用意し、本番中に取りに戻ることがないようにしてください。

面接時の面接シート

面接では事前に聞いておきたい質問を準備しておくことをおススメしています。「具体的にどんな質問をすれば良いか分からない」という方は、次ページの質問シートをご覧ください。ネット上で無料の「面接シート」多数見つけることができますので、自社に合った内容や実用性に改良し自社に最適なシートを作成することが大切です。

人材要件と人物判定ができる質問事例集

志望動機

弊社のことは知っていましたか?
当社を希望した理由は何ですか?
何故この業界に興味を持ちましたか?
何をポイントに当社を選びましたか?

労働意欲

いつから、週に何日働けますか?
仕事上で心がけていることは何ですか?
学校とシゴトはうまく両立できますか?
他に受けている会社(店)はありますか?
これまでに経験したことのあるアルバイトは?

積極性

前職の役職と役割は何でしたか?
学生時代にクラブ活動はやっていましたか?
その時にはどんな役割を担っていましたか?

柔軟性

これまでの経験をどのように生かすことができますか?

協調性

あなたは友人からどんな人と言われますか?
学生時代に人をまとめた経験はありますか?
初めて会った人とスグ打ち解けられますか?

忍耐力

継続している習慣はありますか?
人生最大のピンチは何ですか?

行動力

これまでに一番熱中したことは何ですか?
仕事でピンチを乗り越えたことはありますか?
その時はどのようにピンチを乗り越えましたか?

表現力・その他

最後に質問はありますか?
長所はどのような点ですか?
通勤時間はどのくらいかかりますか?
1分間で簡単な自己アピールをお願いします。

理想的な面接時の流れ

Step.1 挨拶・自己紹介

まずは面接官から自己紹介します。名前と、社内における自分の役割を伝えましょう。面接の回数や、次回以降は誰と面接になるのかなど、今回の面接の位置づけも明確にお伝えしてください。

Step.2 アイスブレイク

いきなり質問に入るのではなく、応募者の緊張をやわらげる会話から始めましょう。一例を挙げると、「ここの場所はすぐに分かりましたか?」など、誰でも気軽に答えられる会話がオススメです。

Step.3 条件確認・説明

仕事内容や時給・待遇・休日休暇といった条件面に加えて、スタッフの雰囲気や職場環境などを正確に説明します。認識の違いからトラブルに発展するケースもあるので、十分に注意してください。

Step.4 ヒアリング

意図の不明確な質問や奇抜な質問は避けて、事前に定めた人材要件を満たしているか見極めます。※避けるべき質問は次の項目をご確認ください

Step.5 質疑応答・締め

面接官から一方的に質問するだけではなく、応募者からの質問も極力受け付けるようにしましょう。不明点を解消することで、面接の満足度が高まります。また、選考結果は一週間以内に電話で連絡してください。

悪い印象を抱かれる面接NG行動

応募者が仕事を探す際、一社だけに応募しているケースは非常に少なく、複数の企業の選考を並行して進めている可能性が高いです。そのため、面接時の対応で良い印象を与えることは極めて重要と言えます。面接官の対応の悪さからトラブルやクレームに発展するケースも少なくないので、下記のポイントに注意し、円滑に面接を進められるように注意してみてください。

NG例:足を組む

面接時のメモを記入する際、応募者に見られないよう無意識のうちに足を組んでしまうことがあります。その気がなくとも傲慢な態度に見える恐れがあるため、くれぐれもご注意ください。

NG例:煙草を吸う

事務室などで面接を行なう場合、煙草やペットボトルのお茶に手を伸ばしてしまうことがあるかも知れません。マナーとして、面接中の喫煙・飲食は控えましょう。

NG例:目をそらす

特に面接官が複数人の場合、質問をしていない面接官は表情や目線に注意しましょう。繰り返しになりますが、面接では応募者も面接官の姿を見ています。発言しない場合も、応募者に誠実な対応を意識してください。

面接時にさけるべき質問

応募者の人柄を見極めるために、ヒアリングの時間は欠かせません。しかし、質問内容によっては「就職差別」としてトラブルに発展する恐れがあります。特に、自分では変えられないことや、宗教的な観念・思想に関する質問はNGです。

先天的な内容

本籍地・出身地・家族状況(学歴・職業・収入など)生活環境・家庭環境・住宅状況・容姿・スリーサイズ※特に出身地・父親の職業などは質問してしまうケースが非常に多いため、十分ご注意ください。

後天的な内容

思想・宗教・人生観・生活信条・支援政党・愛読書購読新聞・雑誌・尊敬する人物・社会運動に関する情報(労働運動・消費者運動など)

男女別で特に質問しがちなNG項目

【男性】結婚予定・恋人の有無・体力・身長・体重
【女性】結婚予定・恋人の有無・妊娠歴・子どもの有無・容姿

職業安定法では、従業員の募集を行う場合「その業務の目的の達成に必要な範囲内」 (第5条の4)で求職者の個人情報を収集しなければならないと定められています。 病気の有無などを確認する場合も、業務との関連性があることを説明してください。

不快感を与えない質問方法

つい聞いてしまいがちな質問のいくつかは、次のような言い方に置き換えることができます。日常会話であれば問題ない質問も、面接の場では応募者に不快な思いをさせてしまう原因になりますので、下記を参考に質問内容を見直してみてください。

残業の恐れ

NG:お子さん(旦那さん)はいらっしゃいますか?
OK:夜遅くなる恐れもありますが大丈夫ですか?

残業による家族への影響を考慮される場合は、帰宅時間が遅くなる恐れをストレートにお伝えしましょう。聞き方によって、セクシャルハラスメントと捉えられます。

給与イメージ

NG:実家にお住まいですか?
OK:給与の手取りのイメージはお持ちですか?

収入と生活のバランスを考慮した質問でも、住宅環境に触れることは(人によって)差別と受け取られてしまいます。どのくらいの給与をイメージしているかを伺いましょう。

働ける期間

NG:ご結婚のご予定はありますか?
OK:どれくらいの期間、お勤めできそうですか?

長く勤めて欲しいという観点からの質問ですが、結婚もセクシャルハラスメントとして扱われやすい質問です。どのくらいの期間働けるのか、ストレートに質問しましょう。

採用決定後の連絡は迅速に!

採用が決定した場合は、できる限り速やかに応募者へ連絡しましょう。 その際、入社手続きの日時や、当日に必要な持ち物も必ず伝えてください。 この期間が長引けば長引くほど、採用辞退の恐れが高くなります。 入社手続きの際には、労働条件を明示した書類、雇用契約書、入社誓約書を 忘れずに用意し、手続きを進めてください。

面接後のポイント

個人情報保護の観点から、不採用者へ応募書類を返却しない場合は速やかに 破棄してください。履歴書の使用範囲について、応募者から事前に許可を 取っている場合を除き、履歴書を保管・利用することはできません。 また、無事に採用した場合は求人広告の効果(応募数や面接率、採用者数など)を 記録し、次回以降の募集の際に指標としましょう。こうした効果の蓄積は、 いずれ各拠点の財産となりますので、継続して行うことをオススメします

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加