介護事務管理士の採用・転職・仕事内容・求人情報・志望動機まとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医療・福祉分野に興味はあるけど、30代や40代から未経験で介護士や看護師になるのは難しい。一般事務ではなく専門的な仕事をしてみたい。このように考えている人に介護事務管理士の仕事を紹介します。

介護事務管理士とは

介護事務管理士は介護事務のスペシャリストです。介護事務所での受付や介護報酬計算、会計、事務の業務を担当するスペシャリストであることを証明するJSMA技能認定振興協会の資格です。

活躍できる職場は特別養護老人ホームや老人保健施設、療養病院、グループホーム、訪問看護ステーション、クリニックなどの医療機関や介護サービス施設になります。

これらの介護サービス施設で受付や会計をしながら介護報酬請求業務や、ケアプランを作成するケアマネジャーのサポート、連携施設への連絡や必要書類の作成を行います。そのため、介護報酬計算やケアプランの内容を理解するだけではなく、介護保険事業計画の知識や介護サービス利用者との接し方もスキルとして必要です。

なお、介護事務管理士として専任で働ける場所は少なく、施設全体の事務を一手に担うか介護補助を兼務することが多くなります。

資格試験情報

試験は年6回(1月・3月・5月・7月・9月・11月)実施されており、合格率は50%です。

学科試験では70点以上が必要であり、実技試験の合格基準は各問題で50%以上の得点をして3問の合計で70%以上が必要です。ただし、実技試験は1問でも50%未満の得点率であれば不合格になるので、簡単とは言えません。

試験日程・試験問題・受験申し込み方法
受験料:6,500円
試験日程:奇数月第4土曜日
試験時間:実技と学科で合計2時間
試験場所:JSMA指定会場、受験申請のあった専門学校、各種学校等(2020年は在宅でも受験可能)
合格通知:実技・学科ともに合格基準に達した場合のみ合格。

※参考:JSMA技能認定振興協会 介護事務管理士のお仕事
https://www.ginou.co.jp/qualifications/kaigo-jimu.html

介護事務管理士の仕事内容

介護サービス費用の8割~9割は介護保険からまかなわれます。この費用を介護報酬といいます。介護報酬は、介護給付費の審査や支払いを行う国民健康保険団体連合に請求をしないと、受け取ることができません。

この請求を行うためにケアマネジャーが作成する「給付管理票」を元に、利用者がどのような介護サービスを受けたのかチェックをして、レセプト(介護給付費用明細書)を作成します。

また、利用者負担分の1割~2割の請求書を作成して、利用者や家族に送付して入金してもらいます。これらの業務を、月末~月初に行うのがメインの仕事です。この他に電話応対や来客応対、ケアマネジャーのサポート、施設長のサポート、介護職員のシフト作成、給与計算、備品の発注など施設運営・管理に携わる仕事を行います。

施設によっては介護補助を兼務することがあります。なお、介護事務管理士としてスキルアップするのであれば、簿記やMOS、介護職員初任者研修を持っているといいでしょう。

介護事務管理士のやりがい・メリット

介護事務管理士のやりがいは、なんといっても利用者や介護している人の役に立てることです。介護士のように直接利用者との接触は少ないですが、介護サービスの運営には欠かせません。

また、介護サービスを利用したい人にとって介護報酬を計算してくれる人がいないと、高額な費用負担が発生するので、介護事務管理士は必要不可欠です。何より、介護報酬は施設の大きな収入源であり、介護報酬がきちんと入金されないと職員の給与が払えず利用者へのサービスも行えないため施設運営にかかわる重要な仕事です。

次に、介護サービスはいつか自分の親や自分自身が利用する可能性があります。その時に専門知識を身につけておくと、賢くサービスを利用することが可能になります。

さらに、介護に興味があっても体力的に不安な人や、勤務時間帯的に介護士業務に携われない人にとってデスクワークでコツコツ作業の介護事務管理士は、パートや派遣など多様な雇用形態の働き方があるうえ、時間帯もフルタイムから短時間勤務まで選べるメリットがあります。最後に、高齢者化が進む日本で今後も需要が見込める職種です。

介護事務管理士の苦労・厳しい面・デメリット

介護事務管理士の苦労は、介護報酬は度々改定されることです。介護報酬制度をきちんと身につけたうえでアップデートしていかないと、介護報酬計算のミスにつながるので注意が必要です。

また、受付や会計など兼務が前提と考えておくといいでしょう。入社後に「ここまでやるなんて聞いてない」というトラブルが良くあります。事前に仕事内容を細かく把握しておき、入社後は社内外の人と積極的にコミュニケーションを取りながら、仕事を進めるようにしなければなりません。

介護事務管理士の1番厳しい面は納期があることです。メインの介護報酬に関わる書類は毎月末締め翌月10までに提出しなければなりません。つまり、GWは祝日も出社しなければなりませんし、月末月初は残業が増えます。さらに、介護給付費用明細書や領収書の発行、入金確認を2人程度でミスがないようチェックをしながら、納期までに終らせなければならないというプレッシャーがかかる業務です。

何より、介護事務管理士が1番厳しいと感じているのが、人手不足のうえ忙しいにもかかわらず給与は、企業の一般事務よりも安くサービス残業が多いという待遇面です。介護業界の給与や待遇面は政府も改善しなければならないと考えているものの、なかなか改善していません。今後の政策に期待をしましょう。

まとめ

介護事務管理士で専任は滅多にありません。求人に応募した時は介護事務管理士以外にどんな仕事を担当するのか、残業代は支払われるのか、質問しましょう。また、介護施設や医療機関は施設見学をお願いして、職場の雰囲気を把握してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。