介護職を辞めたい理由5選と転職活動で気をつけるべきことを徹底解説!

介護職を辞めたい理由5選と転職活動で気をつけるべきことを徹底解説!

介護職を辞めたいと思っている人は、たくさんいます。反対に、これから介護職に就きたいと思っている人もいらっしゃるでしょう。今回は介護職を辞めたいと思う理由5つと、介護職を辞めて転職するときに気を付けたい2つのことをまとめました。

介護職を辞めたいと思っていませんか?

世の中には様々な仕事がありますが、実際に働いてみたときに、想像以上にキツイという理由で転職を考える人も多いようです。離職率が高い職業はたくさんありますが、介護保険施設や老人ホームで働く介護職(介護士)もその一つです。

実際に「介護職を辞めたい」と2ch(インターネット掲示板)でも発言が活発にかわされています。ではせっかく就いた職業なのに、どうして介護職を辞めたいと思うのでしょうか?

介護職を辞めたい人ってそんなに多いの?

実際に、とある県で行われたアンケートでこのような結果が出ています。

・あなたは、介護職を辞めたいと思っていますか?

・YES…57%

全体の約6割の方が、介護職を辞めたいと思っているのです。

内訳は、「いつも辞めたいと思う」が7.5%、「時々辞めたいと思う」が49.5%でした。これだけの方々が介護職を辞めたいと思っており、実際の介護職の離職率は17%となっています。全産業の平均は14.8%なので離職率も平均より高い職業なのです。

介護職を辞めたいと思っていても、経済的な理由などで実行に移せない人がいることを考えると、状況さえそろえば介護職を辞める人はもっと増えるのではないでしょうか?

アンケートでは、68.4%の人が「やりがいがある仕事だと思う」と答えているにも関わらず、介護職を辞めたいと思う事はやはりそれなりの理由がありそうですね。

介護職を辞めたい5つの理由

第1位:仕事が忙しすぎる

介護職を辞めたい第一位は「仕事が忙しすぎる」です。ニュースなどにも度々取り上げられている介護職は、他業種の人間からすると「仕事がきつそう」「忙しそう」というマイナスイメージを持ち、人気の職業とはいいがたいのが実情です。

日本の年齢別人口を考えても、介護を必要とする人数はどんどん増えていくことに対し、介護する側の年代の人口はどんどん減ってきています。これらの理由からも、介護職は常に人手不足であり、介護職員一人ひとりが抱える仕事量が多くなってしまいます。

また、モノやコトではなく人を相手にする職業なので「時間が来たから続きはまた明日」というわけにはいきません。急な問題が起これば残業も当たり前ですし、突発的な出来事も日々起こります。ただでさえ、日ごろから忙しいところに、毎日イレギュラーな出来事があれば、目が回る忙しさでしょう。

これらの状況で仕事をしているときに、毎日定時で仕事を終えることができる友人や、長期休暇に海外旅行に行く友人を見ると、その私生活が輝いて見えるのは仕方がないことかもしれません。介護職を辞めたい理由は、あまりに仕事が忙しすぎて、自分の生活を犠牲にしなければいけない理由があるのです。

第2位:賃金が安すぎる

介護職を辞めたい第二位は「賃金が安すぎる」です。あるデータを見てみると、介護職の正職員の平均収入は218,891円となっています。これは全産業の平均収入から85,000円も低い結果です。

また、この約22万円というデータは、平均であることから、実際に現場で働いている人たちが得ている収入はもっと低いことが考えられます。また、正職員ではなく契約社員などであれば、更に低賃金であることも考えられます。

忙しすぎるという点と合わせて考えてみると、やはり「割に合わない」と考えてしまう人がいるのも仕方がない事でしょう。毎日身を粉にして働いても、十分に貯金できない、将来家族を養うことができないかもしれない、という収入面での不安が原因で、介護職を辞めたいと思う人も多いのです。

第3位:責任が重たすぎる

介護職を辞めたい理由に「責任が重たすぎる」があります。介護職をはじめ、幼稚園教諭や保育士なども、対人であることから、その人の健康や安全への責任も背負っていると言えるでしょう。不慮の事故が起こってしまった場合や、万が一誰かが怪我をしてしまった、健康を害してしまったとなれば、その責任の重たさは計り知れません。

実際に、公にはならなかったけれど、約8割の介護職員が、目が届かない場所で転倒や転落を経験したことがあると回答しています。大事に至らなければいいのですが、このようなことが日常的に起こっていたら、神経をすり減らしまうでしょう。

もともと介護職を選ぶということは、人と接することが嫌いではないはずです。一人一人の利用者さんと丁寧に向き合いたいと思う人も多いはずです。でも、実際には、人手不足や激務が重なり、利用者さんの安全に目を配らせることにも限界があります。

そして、万が一の場合は責任が降りかかってくるのです。今回は大事に至らなかったけれど、次回はわからない。こう考えた時に、介護職を辞めたいと思ってしまうのです。

第4位:体力が限界

介護職を辞めたいと思う理由に「体力の限界を迎えたから」もあります。体の自由が効かない利用者さんの介助が原因で、腰痛を発症したり、腱鞘炎になったりと自身の体調不良を抱える介護職員も少なくありません。このような怪我であったり、激務から体力がついていかない事もあります。

このような体力や体調面での理由では、介護職を続けることができないでしょう。本人のやる気があったとしても、とっさの時に利用者さんを助けることができない危険性もあります。また、介護職を続けることによって、さらに症状の悪化や体調不良を招く可能性も否めません。介護職の仕事自体は好きだけど、体調が悪い、体力が持たないのも、介護職を辞めたい理由になるのです。

第5位:人間関係が悪い

介護職を辞めたい理由に、職場の人間関係が悪いからというものもあります。同僚のみならず、管理する立場の人たちや利用者との人間関係も大いに関係があるようです。

管理する人たちが、現場寄りの意見を持っており、現場の立場になって考えてくれていると働きやすいのですが、運営会社側に偏っていると、働きずらいという声が多数上がっています。また新人イジメ等をされたという声もありました。

もちろん、現場の職員同士のコミュニケーションの良し悪しもあるでしょう。人を相手にする仕事であり、激務であることから、日ごろの不満やイライラが蔓延しお互いを尊重できない職場もあるようです。また、利用者さんによっては、暴言を吐いたり介護職員の言う事を全く聞いてくれない人や、利用者さんの家族が頻繁に文句を言うなど、利用者さんとの人間関係も一因になるようです。

ただでさえ、体力面でもキツイ仕事である上に、精神面でもストレスが溜まり辛いとなると介護職を辞めたいと考えてしまうでしょう。介護職を辞めたい理由の一つに、人間関係が悪いからというものも大きな影響を与えているのです。

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介護職を辞めて転職する時に気をつけること

介護職を辞めたい気持ちが抑えきれず、転職することもあるでしょう。立つ鳥跡を濁さずという言葉もありますが、どれだけ辛い職場だとしても、社会人としてのマナーやルールを守って退職までの手続きをすすめたいですね。介護職を辞めて転職する場合、どのようなことに気をつければよいのかをご紹介します。

退職の旨は1ヶ月前には伝えましょう

介護職を辞めたいと決意したら、退職の意思を上司に伝えましょう。法律上は2週間前に退職の意思を伝えることとなっていますが、介護現場は人手が足りない場合が多いと考えられます。社内規定にもよりますが、実際には最低でもひと月前には退職の意思を伝えたほうがよいでしょう。

本来であれば、退職を決めた後一番早いタイミングが望ましいのですが、退職の意思を告げた後の職場というものは、やはり気まずい思いをすることもあります。ただ、退職者に対して温かい職場であれば、決断後できるだけ早く伝える方が、後任の採用準備などを計画的に行うことができるため、かける迷惑も少なくて済むでしょう。

退職理由は、職場や仕事に不満があったとしても、正直に伝えることがよい事とは限りません。退職することは職場を去るということです。また、報告後しばらくは職場に行かなければいけません。一番いいのが、誰が聞いても納得できて、引き止められない理由です。

女性の場合は、結婚に伴う引っ越しなどが無難でしょう。男性の場合も、田舎に戻って跡を継がなければいけない、親戚に仕事を手伝ってほしいと頼まれたなど、あくまでも自分側の都合であり、不満があるから辞めるのではないという風にしておきましょう。実際はバレバレでも、言葉にするしないでは大きな違いがあります。

介護職からどんな職種に転職できる?

介護職を辞めたいと決意した場合、転職先はどうやって探せばいいのでしょうか?転職理由にもよりますが、体調を崩していたり、仕事そのものが嫌ではない場合はやはり施設を変えて介護職に転職するのが一番スムーズに転職できる方法でしょう。

今まで介護職をしていた経験も活かされますし、まったくの畑違いで訳が分からないこともないでしょう。ある程度の仕事内容の予想はつきますし、作業自体は慣れたものです。前の職場が嫌だった、人間関係が嫌だった、あまりにもブラック企業だった場合は、介護職から介護職への転職になることが多いようです。

では、介護職が嫌で転職を考えた場合はどのような仕事があるのでしょうか?これは、年齢や性別によっても変わってきます。何の資格も特技もない場合だと、年齢にもよりますが30代後半から40代にになってしまうと未経験からの他業種への転職は難しいです。

介護職を辞めたいと思ったのが20代前半ならば、他業種でも採用される可能性がありますが、女性の場合はある程度の年齢ですと採用しても、すぐに結婚や出産で仕事を辞める可能性が考えられます。これは企業側からするとリスクになるでしょう。

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介護職を経験が活かせる業界・業種・職業

介護職を経験していることで、人と接することに慣れていることが活かせる職業となれば、営業、販売、飲食店フロアなどの接客業です。ただ、こちらは中途採用の場合、最初から正社員での求人は少なく、パート・アルバイトから正社員への雇用というパターンが多いようです。雇用形態にこだわらなければ比較的求人は多いです。

これらのことを考慮して、介護職を辞めたいという思いから転職を決めると同時に、ある程度は次の職種や業種を考えてみましょう。実際に転職をした場合、こんなことなら介護職を続けていた方がマシだった、と思う場合もあるかもしれません。実際、一旦は辞めたもののまた介護職に戻る人も少なくないようです。

介護職を辞めたいと思ったら、まずは次にどんな仕事がしたいのか、その会社や仕事の評判はどんなものなのかを確認することが大切です。

介護職を辞めたい理由は一つだけではない!

実際に介護職を辞めた人によると、介護職を辞めたい理由は一つではないことが多いです。ご紹介した5つの理由の中から、複数の思いを抱えており、介護職を辞めたいと感じる人が多いとのこと。

仕事を辞める時には、まわりから反対されることもあると思います。ただ、辞めたい理由、介護職を辞めてからの転職を考えたうえで、ご自身が「続けるのはやっぱり辛い」「介護職を辞めたい」と思ったのなら、無理せずに新たな一歩を踏み出しても良いのではないでしょうか?

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