外国人留学生の違法就労ニュースから考える雇用問題

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外国人留学生の違法就労させる会社が後を絶たない。どんな会社がどのような違法就労の実態になっているのか、どうすればいいのか注意点からその後の対策まで調べてみました。

有名ラーメン店「一蘭」運営の株式会社一蘭

大阪・ミナミの店舗で外国人留学生らを違法に働かせたとして、大阪府警が6日、人気ラーメンチェーン「一蘭」(福岡市博多区)の吉冨学社長(53)本社総務労務統括責任者の男性社員(46)と東京オフィスの労務担当責任者の女性社員(39)法人としての同社を入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

引用:<大阪府警>「一蘭」社長ら書類送検 不法就労助長容疑- Yahoo!ニュース

豚骨ラーメン店「一蘭」で有名な株式会社一蘭が2018年3月に書類送検されました。一蘭は国内外に74店舗を展開しており、2017年12月時点で、社員が234人、アルバイトが5786人。同社は店舗の従業員の勤務時間を本社で管理しており、留学生が週28時間を超えて働いた場合、労務担当がメールで警告していたそうですが、2店舗では改善されていなかった。こうした問題では店長だけでなく労務担当や法人も罰せられます。

大阪市中央区の2店舗の30代の店長計4人も同容疑で送検されたほか、ベトナムや中国からの留学生計10人も同法違反(無許可活動)の疑いで書類送検された。吉冨社長らの送検容疑は昨年9~11月、道頓堀店本館(中央区宗右衛門町)と別館(同区道頓堀1)の2店舗で留学生10人を法定上限(週28時間)を超えて働かせたとしている。

2店舗でアルバイト店員は合計約850人おり、うち外国人は約550人。店舗は24時間営業で、時給が比較的高いとして留学生の間で評判だったそうです。確認したところ道頓堀店本館は基本時給1200円。深夜時給1500円と大阪市では破格の条件。書類送検された留学生は、最高で月約164時間働き、約21万円を稼いでいたそうです。吉冨社長と法人は雇用対策法(届け出義務)違反容疑でも書類送検された。

串カツ店「だるま」運営の株式会社一門会

留学生を法定時間を超えて働かせたとして出入国管理法違反の罪に問われた串カツ店「だるま」の運営会社、一門会(大阪市)と、同社の店舗統括部長の判決が26日、大阪簡裁であった。井野口摂裁判官は求刑通り同社を罰金50万円、部長を同30万円とする有罪判決を言い渡した。判決によると同社は昨年9月~11月、大阪市中央区内の店舗などで、アルバイトとして採用したベトナムとネパールからの留学生計11人を法定の週28時間を超えて働かせた。

引用:串カツ「だるま」に罰金判決 留学生に法定時間超の労働:朝日新聞デジタル

人気串カツチェーン店「串かつだるま」の運営の株式会社一門会は出入国管理法違反の罪に問われて2017年3月に書類送検され、2017年7月に有罪判決を言い渡されました。送検容疑は22~31歳のベトナム、ネパール、ミャンマー籍の留学生ら17人を、週28時間の就労制限時間を超えて大阪市内の5店舗で働かせたのが理由です。

また、就労資格がないのに働いていたとして、出入国管理法違反容疑で27~31歳の留学生3人を逮捕。就労制限時間を超えて働いたとして、同法違反容疑で22~31歳の14人を書類送検した。月に約330時間働き、約34万円を得ていたケースもあった。

引用:常態化していたアジア系留学生の違法労働 行列のできる別格串カツ店が犯した〝禁じ手〟-産経WEST

2016年11月時点で約120人の外国人を雇用していた同社。事件以降は雇用時に身分や在留資格の確認を店長が徹底し、出勤シフトは労働時間が法定基準を超えると警告が出るシステムで管理。留学生には3カ月に1度、在学証明書の提示を義務づけるなどの再発防止策をとっている。

免税店「ラオックス」運営のラオックス株式会社

許可された時間を超えて中国人留学生を働かせていたなどとして、大阪府警外事課は25日、入管難民法違反(不法就労助長)などの容疑で、免税店大手「ラオックス」(東京都港区)の羅怡文(ら・いぶん)社長(52)と、法人としての同社を書類送検した。また、府警はこれまでに同法違反容疑で、ラオックス大阪道頓堀店(大阪市中央区道頓堀)元店長の男(50)ら同社の関係者3人を逮捕し、同社幹部を含む6人を書類送検した。

引用:「爆買い」ラオックス社長を書類送検 客急増対応で中国人留学生を不法就労容疑-産経WEST

2015年12月「爆買い」に代表される中国人観光客の急増に対応するため、不法状態と知りながら働かせていたとして同社関係者や中国人留学生ら20人以上を摘発していた。その他に激安スーパーで知られる「スーパー玉出」や、大阪市内で4店舗を展開する老舗焼き肉店「アジヨシ」などが同法違反容疑で大阪府警に摘発されています。

日本語学校留学生の不法就労が常態化。

長時間働いている留学生はアルバイト先を複数に分散し、一つの事業所ごとでみれば週28時間以内の勤務に収まるようにするなどして、不法就労の実態を見えにくくしている。本紙の取材では、最大で三つのアルバイトを掛け持ちして1日に15時間半、週当たりでは最長で93時間(週6日勤務)働く学生も確認された。給与は複数の預金口座に分けて入金したり、宅配便で本国に現金を送ったりしている。

引用:日本語学校留学生の不法就労が常態化 一方で人手不足補う実態も-沖縄タイムス+プラス

ここ数年の留学生の出身国は中国以外に、ベトナムやネパールからの留学生が急増しています。厚生労働省によると2017年10月時点で、国内で働く外国人労働者は過去最高の128万人、留学生は約26万人にのぼる一方で、2017年1~6月、約4600人の外国人が不法に就労したとして退去強制処分を受けています。

外国人留学生の違法就労ニュースまとめ

東京都のアルバイト市場でも外国人留学生頼みになっている飲食店もありますが、知らなかったでは済まされません。労働基準法や最低賃金法を遵守するのは当然として、面接では資格外活動許可書の確認または在留カードの確認は必須。留学生本人が希望しても1週間の労働時間が合計28時間以内になるよう厳守しなければいけません。

日本人と比較して雇用するのに様々なハードルがありますが、悪い評判やニュースが流れてしまうと、これまで以上に採用が難しくなってしまいます。もしも気になる点があれば懇意にしている求人広告会社に相談してみてもいいでしょう。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加