外国人採用に成功して成果をあげた企業事例5選

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新卒・中途ともに採用難の現在、外国人の雇用を検討している企業が増えています。しかし、「外国人の採用経験がないので、何から取りかかればいいのかわからない」や、「外国人を採用しても教育に時間がかかるだけで、良いことがあるとは思えない」という経営者もいるでしょう。ここでは、大手企業から急成長中のベンチャー企業、中小企業から5社の事例をご紹介します。

外国人採用で成果をあげた企業5選

ここでご紹介する企業は必ず外国人を採用する目的を明確にしています。そこで、採用目的・採用時の工夫・成果の3つを軸にご紹介していきます。今後の採用計画にお役立てください。

株式会社メルカリ

■企業概要
2013年に設立されたフリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用で急成長をしてきた注目のベンチャー企業。

■採用目的
海外で成功するグローバル企業を目指す

■採用時の工夫
・メルカリのサービス展開をしていない、インドでハッカソン(エンジニアの技能とアイデアを競う大会)を開催。インド工科大学(IIT)の優秀な学生を採用できた。
(今後ハッカソンを中国・ロシア・東欧で展開予定。)
・採用時の基準として英語ができれば、日本語能力がなくても応募可能とした。
(日本語能力は入社後に個人のレベルに合ったカリキュラムを組める、会社が費用を負担する学習制度がある。)
・トランプ政権でビザの取得が難しくなってシリコンバレー行きを諦めた学生に、米国のメルカリ社へ異動になるビジョンを持たせて採用できた。
・内定者が入社後すぐにメルカリのバリューを体現できる居住提供サポート、GOT(Global Operations Team)というサポートチームが社内生活をバックアップ。

■成果
・データサイエンティストやAI関係を専攻していた学生の採用に成功。
・現在メルカリは米国と英国に現地法人を持っているが、外国人の採用ができたことで、今後さらなるグローバル展開が可能になった。

本多機工株式会社

■企業概要
福岡に本社を置く昭和29年創業したポンプ製品の製造・開発・販売をしている町工場。
社員145名中6名が外国人社員。

■採用目的
海外販路開拓に向けて、現地からの問い合わせに応対できる人材が必要になった

■採用時の工夫
・外国人社員が必要だという雰囲気を社内で作り出して、受け入れ体制を準備した。
・合同説明会や就活フェア、マッチングアプリなど、さまざまな機会をフル活用して自社が求める人物像を明確に伝えた。
・外国人を管理職に登用して、外国人社員が能力を発揮できる職場を整備。
・外国人社員が講師となって英語教室を開催。外国人と日本人が親睦を深める。
・のれん分け制度を整備。外国人社員が母国で独立する時には支援をして、現地パートナー企業になってもらう。

■成果
・外国人採用の取り組みが、2010年にFORTUNR誌に掲載された他、テレビやマスコミの取材が増加。
・外国人社員が海外の顧客応対をしたことで新規顧客の獲得に成功。そのうえ、仲介業者と中間コストの削減に成功。
・アジアを中心に11ヶ国21社の代理店網を形成できたことで、海外売り上げ比率6割増。

加森観光株式会社

■企業概要
北海道と東京に拠点を置く、観光バスの運行やチケット販売、リゾート施設運営やスポーツ施設運営をする観光サービス会社。社員数はグループ会社含めて3378名。
2017年は新卒33名のうち16名が外国人を採用。

■採用目的
通年型リゾートとして成長するために世界中からの誘客を目指す

■採用時の工夫
・インターン生やワーキングホリデーで来た人を積極採用。
・外国人社員が働きやすいように社内に他民族生や宗教に寛容性を浸透させた。
・イスラム教徒の社員用に礼拝をする場所と休憩時間に配慮。
・海外からの応募者に対して自己PR動画(英語・日本語)面接を行い、採用プロセスを合理化した。

■成果
・多国籍社員が海外からの顧客応対をすることにより、宿泊数増加や満足度が上昇。
・2016年は宿泊数400,000名のうち、外国人が100,000名を占めた。

株式会社中央電気計器製作所

■企業概要
大阪に拠点を構える昭和5年に創業した寸法自動測定装置や計測システム等の開発と製造の老舗工場。
社員数53名のうち外国人社員は6名。

■採用目的
ダイバーシティ推進による外国人社員の採用と育成により、海外市場での新規顧客の獲得を目指す

■採用時の工夫
・社長が外国人留学生向けの企業説明会に参加して積極的にインターンシップを実施。
・会長夫妻が「日本の父母」となるべく、家族ぐるみで積極的に外国人社員とコミュニケーションを取って、日本や会社に馴染めるようにした。
・日本語や文化・風習の教育を行うだけではなく、外国人社員が母国語や母国の文化を教える親睦会を開催。
・外国人の女性管理職を置いて工数の一括管理の仕組みを構築。

■成果
・外国人社員が海外での商談や展示会に参加して市場開拓を図り、自社製品の受注に繋げた。
・海外のローカル企業へアプローチをして新規案件の獲得が実現した。
・外国人社員が母国バージョンのHPをアップして会社の動画を作成。

NTTコミュニケーションズ株式会社

■企業概要
旧NTT(日本電信電話株式会社)であり日本のみならず世界有数の通信事業会社。世界70ヶ国に拠点を持ち、社員は全世界に310,000人。

■採用目的
外国人社員の活躍により真のグローバル企業を目指す

■採用時の工夫
・技術力強化のために即戦力となる理系学生にターゲットを絞って直接雇用をした。
(特にインド工科大学の学生を積極的にリクルーティング)
・新規採用の2割を外国人に設定。
・外国人を管理職に登用。
・サービスの仕様を全世界共通化するために、全社員に業務プロセスの共有を可能にする業務管理システムを構築した。

■成果
・外国人社員の活躍により技術力が向上して大型案件の受注に成功した。
・外国人目線での業務改善とコスト削減に成功した。
・サービス仕様の共通化により、日本語能力が不十分の外国人も配置可能になった。

まとめ

外国人採用に成功した企業では相互理解を深めるために、互いの言語や文化を教え合う機会を設けていることがわかりました。また、管理職に外国人を登用して後から入ってくる外国人社員が、能力を発揮しやすい環境整備を整えている企業も多いようです。これから外国人の採用を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。

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