面接でフェルミ推定を質問する3つのメリット

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新卒採用市場の有効求人倍率が17年は1.78倍と報道されている今、優秀な人材の発掘と確保は企業にとって至上命題です。そこで本当に優秀な就活生かどうかを判断するために有効な質問の一つにフェルミ推定があります。この記事ではフェルミ推定を面接でするメリットについてご紹介していこうと思います。

フェルミ推定とは

そもそもフェルミ推定とは何なのかを解説しておきます。フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを意味します。

なんのデータも与えずに、仮説を元に計算によって推定し、その結果を応えるという質問形式の一つです。新卒採用ではコンサルティング会社や外資系企業の面接試験で好まれている傾向にあります。

定番の質問(例題)として
日本に猫は何匹いるか?
東京都に電柱は何本あるか?
渋谷のスタバの1日の売上は?
日本にピアノ調律師が何人いるか?
日本のマンホールの総数はいくらか?
東京都内にタクシーは何台あるのか?
日本にパソコンの数は何台あるのか?

といった質問があります。この質問には正確な答えは誰もわからないでしょう。しかし、計算式と仮説の回答例はあります。

メリット1:数字に強いかどうかが分かる

フェルミ推定は数字に強い人材かが見抜けるのが最大の特徴です。どんな業種であればビジネススキルとして数字に強くなければいけないと言われています。営業職であれば自分の成績を管理して、そのための必要な行動量をはじき出し、その数字に向かって努力していくことが求められます。

また営業職なら予算や見積書の際に数字を計算しなくてはなりません。顧客との折衝ですぐに計算できる人材は商談にも強いです。数字を瞬時に判断できる能力は、どの部署に行っても活躍できる能力です。技術職であっても変わりません。

メリット2:論理的思考力があるかどうかが分かる

面接の場でよく耳にする「コミュニケーション能力」がありますが、この言葉は会社によって定義が変わり、面接官によっても評価軸が異なるので判断が難しい能力です。一方で、論理的思考力はある程度わかりやすい判断軸になります。答えのない質問に論理を組み立てて、答えられるかどうかで「論理的思考力」を判断することができます。

メリット3:事前準備ができる人材かどうかが分かる

フェルミ推定は初めて遭遇した就活生が答えられる質問ではありません。日本の人口・国土面積・市場規模など最初から数値を知っていないと回答することができない質問が多いからです。

フェルミ推定は博学で本当に賢い学生か、しっかりと問題集を読み、面接対策の練習している就活生しか答えられません。フェルミ推定の質問は難問または奇問とも言えますが、事前準備が出来る人材かどうかが判断できます。

採用担当者が知っておくべきフェルミ推定のデメリット

地頭力が少し前に流行りました。読み方は「じあたまりょく」。地頭力の正確な定義はありませんが、その人本来の頭のよさ、問題解決に必要となる考え方のベースとなる能力、問題解決能力の基盤としての基礎的な力といった意味を指します。

もともとフェルミ推定はアメリカのグーグルやマイクロソフトが採用試験で導入していたことから注目され始め、日本でも専門の書籍や問題集が発売されるほど人気を博しました。

しかし、フェルミ推定では確かに高い知能を持っているかどうかを知ることができますが、実務能力とはあまり関係がないことも一部では証明されており、現在のグーグルでは意味がなかったと廃止されています。

就活性が知っておくべき知識と面接対策

新卒採用の面接においてフェルミ推定について質問する企業はまだ存在します。圧迫面接として活用する企業もおり、準備しておくに越したことはありません。フェルミ推定は物事の論理的思考力を鍛える意味では有効ですので、勉強の一環だとポジティブに考えてほしいと思います。

コンサルティングファームや外資系企業で質問される傾向にありますが、大手国内メーカー企業でも質問されたり、グループディスカッションのテーマにされることがあります。

営業職でも地頭が求められる仕事もあり、頭がよくないとできない仕事があるのも事実です。資格が必要なケースや、難しい商品知識を覚えるためには記憶力や理解力が高くないとついていけません。そのため面接の段階で思考能力を判断するためにフェルミ推定を聞くのは合理的な部分もあります。

まとめ

フェルミ推定によるメリットとデメリットをまとめました。フェルミ推定は論理パズル(ロジックパズル)と並び超難問で社会人でも論理的に回答することが難しい質問ですが、思考の柔軟性を鍛える意味では面白い質問で「勉強になった」と回答する学生もいます。ロジカルシンキング・計算スピード・ビジネスセンスを鍛える意味でも一度は勉強しておきたい分野ですね。

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