求人サイト開発・立ち上げ・新規事業の成功率を上げるポイント6選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

リクナビやマイナビのような求人ポータルサイトをこれから新規事業として始めたいと考えている企業に、失敗しがちなポイントをご紹介しながら知ってほしい求人サイト構築・開発・制作・立ち上げのポイントをまとめました。

ポイント①採用担当者の本音

採用担当者にとって採用は優先課題であるため求人媒体は増やしたいと考えながらも「運用工数はできるだけ減らしたい」のが本音です。アルバイトを中心とした雇用人数の多い大手企業であれば10媒体以上を利用している場合もあり、その企業に対して「追加で1媒体増やしませんか?」という提案ハードルは低くありません。

また中小企業でも既存媒体・付き合っている企業から変更するのは「なんとなくめんどくさい」と思われる方が多いです。これらはスイッチング・コストと呼ばれており、後発サイトが先行サイトを追いかける際の一番の障害になります。

スイッチング・コストとは、顧客が現在利用している製品・サービスから別会社の製品・サービスに乗り換える際に負担しなければならない金銭的、心理的、手間などのコストを指します。

求人サイト立ち上げ・運営・集客支援について専門家に相談したい方はこちら

ポイント②スイッチング・コストへの対応

スイッチング・コストへの対応として顧客の移行負担と運用負担を下げなければいけません。簡単に言えば求人原稿は顧客に作成してもらうのか、掲載期間中の修正は顧客に対応してもらうのか、という問題が発生します。

求人サイト構築段階なら仕様(ページ構造・ワイヤーフレーム・CSV基準)は他社を合わせることをおススメします。なぜなら土台となる仕様(骨組み)が違うと、のちのち営業や運用において問題が起きるからです。

項目名も他社と合わせてください!

こまかい点ですが管理画面での項目名は他社と共通のタイトルにしたほうが使いやすいです。例えば他社なら「キャッチコピー」としている項目に自分たちは「タイトル」といった名称にしたら、初めて使う採用担当者側には「どこのなんの項目なのか」全く意味が通じません。

顧客に複数サイト同時運用を提案するのであれば、メジャーサイトとできるだけ同一基準を求められます。例えば原稿作成する際にメイン媒体と仕様が近ければ簡単に操作マニュアルが理解でき、運用工数も削減できます。

ポイント③競合サイトの分析

SEO対策においてGoogleに好まれやすいサイトには一定の共通点があり、ユーザビリティの高いサイトにも共通点があります。複数のメジャーサイトを分析すると共通するUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)が浮かび上がります。これらデファクトスタンダードをしっかり比較分析することをおススメします。

運営企業の中には「とりあえず作れ」「作ってから考える」という方も多いですが、サービスを開始してからだと開発環境や社内体制によっては(データ移行作業が発生するなど)改善が難しい場合があります。最悪のケースでは、作成費用が無駄になってしまうことも。

SEO対策で重要なタイトル・キーワード・ディスクリプションが未対応の求人サイトも散見されます!

ボタン配置の最適化など機能面やデザイン以外にも、コンバージョン率、リピート率、離脱率、滞在時間に影響を及ぼす内部リンク構造・設計思想まで分析しなければいけません。第一印象で使いやすいと思ってくれる求人サイトを意識しましょう。

ポイント④CSV(エクスポート機能)

求人サイトの規模に関わらず原稿情報のCSV対応(エクスポート機能)は必須機能です。CSV対応とは管理画面の登録情報(データベース)をExcel形式で落とせる機能です。対象となるのは企業・店舗・原稿・会員登録・応募・請求といったデータです。

データ運用方法によってはアップロード機能(インポート機能)は実装しなくても問題ないですが、最低でもダウンロード機能は必要不可欠です。

この機能がないと数百店舗の店舗情報を一店舗ずつ手作業で修正しなければいけなくなります。写真だけ変更したいときや、最低賃金が改訂されたり初回の原稿登録の際に苦労するでしょう。

CSV対応に関しては仕様を決めるのが難しいという問題があります。管理者だけが使える機能にするのか、掲載企業側も使える機能にするのかの問題もあります。決めなければいけないのは給与の項目において「時給」か「1」と表記するかの問題です。多くのサイトは数字で管理しているため、同じように数字で仕様を決めることをおススメしています。

1セルに全ての情報を詰め込むのは汎用性が高いとは言えず、セル単位の情報がベターです。理想論ではなく現実的な運用を視野に入れて考えてくださいね。

関連記事:求人サイトのSEO対策・広告運用・集客施策6つの注意点

ポイント⑤将来的な追加機能も構想

人材派遣企業・人材紹介企業が運営している求人サイトの話を聞くと「この機能を追加しとくべきだった」「修正したいけど追加実装ができない」という感想がとても多い印象を受けました。これは開発の際に柔軟性の高い仕様を想定できていなかったことが原因です。

理想は欲しい機能を組織横断で出し合って「今ほしい機能(優先度の高い機能)」「将来的に欲しい機能(優先度の低い機能)」を決められたらベストです。デメリットは優先度の優劣が決めづらい場合が往々にしてあるため、議論が平行線を辿り、いつまでたっても開発が進まなくなってしまうことです。

柔軟性の高い仕様にするには開発会社と開発担当者とのコミュニケーションも関係します。一方的に仕様を伝えるのではなく、将来像も合わせて共有することで良いサイトはできます。最低でも「将来的に売上10億規模のサイトにしたい」「3年後には月間300万人が利用しているサイトにしたい」といった展望やイメージは伝えておきましょう。

求人サイト立ち上げ・運営・集客支援について専門家に相談したい方はこちら

オープンソース開発の特色を活かした無料CMS『WordPress(ワードプレス)』で求人ポータルサイトを開発したいときは弊社にご相談ください。

ポイント⑥最小限の機能で始める

プラン料金や機能は最初はシンプルにして早くリリースするのが大事です。フルスクラッチで作る際でもデータベースはできるだけシンプルな内容にしましょう。複雑になるとバグが増え、開発費用や開発期間も増えてしまうからです。

例えばスカウトメール機能やオプション機能などはメジャーサイトであればお馴染みの機能なため、機能として欲しくなると思いますが、最初は省略しても問題ありません。(デザインやサイト構造など使いやすさに直結するものだけは最初から完成度を高めたほうがいいです。)

まとめ

バイトルやタウンワークのような求人ポータルサイトの成功率は決して高くありません。新規事業の成功率は数%が通説ですが、人材ビジネスではまさにその通りの結果になっています。しかし、当たり前のことが当たり前にできていない組織も多くあるので、外部の専門家の意見を取り入れる機会も作ってほしいと思います。

外部の開発会社とコミュニケーション不足になっている会社が大半ですし、同じ会社内でも上手く情報共有できていない会社もあります。新規事業においては議論(ディスカッション)やブレスト会議は毎日携わるメンバー全員でおこなうくらいがちょうどいいです。メンバーが違う部署を兼任していようが全員が参加できるようにさせて情報共有は徹底させるべきです。

また仕様を共通させるかどうか議論するためにも、まずは競合他社または業界リードカンパニーの仕組みは把握しておくべきです。今回のポイントを参考にしながら求人サイト運用を成功に導いてください!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。