SNSを使ってカンタンに募集ができるサービス「bosyu」が先日リリースされ、一部で早くも話題になって利用者が広まっています。bosyuの評価評判からメリット・デメリット、そして効果的な使い方についてまとめました。
bosyuとは
bosyu(https://bosyu.me/)とは、ツイッターやフェイスブックを利用して誰でも無料で簡単に募集できるウェブサービスです。
開発者は坪田朋(https://twitter.com/tsubotax)さん。育児動画メディア『Babily(ベイビリー)』を運営しているOnedot株式会社のCCO且つデザイン会社Basecampの代表。ライブドア、DeNAのデザイン戦略室を歴任した人物だそうです。
SNSを使ってカンタンに募集ができるサービスbosyuをリリースしました
https://blog.tsubotax.com/n/n612d8ba662d7
bosyuが開発された経緯
スタートアップの社長から「Twitterで会社の求人募集したけどDMが大量にきて捌けないし、人事担当者にDM画面を渡せないから管理に困る」というニーズがあり、応募一覧に管理者追加機能を作りました。募集毎に管理者を追加して、応募状況をシェアする事が可能です。
募集側の課題
・募集ツイート後、favが本気応募かノリか見分けがつかない
・DMが大量にきてしまい、全員に返事ができずに申し訳ない
・TwitterやFacebookのメッセージ欄が埋もれてしまう
応募側の課題
・リプライで返事をすると公開されてしまうのが嫌
・興味はあるけど、いきなりDMを送るのがハードル高い
・勇気をだしてDMを送ったが返事が無いとなんだか切ない
開発者のブログには上記の課題を解決するために生まれたサービスと書かれています。現在マネタイズプランは検討中とnoteに書かれており、特に登録や利用にあたり費用が発生することはありません。
bosyuの機能・使い方
ツイッターやフェイスブックのアカウントを準備し、ログインしましょう。「募集をつくる」ボタンから募集タイトルと募集内容詳細を書くだけです。これで完了。あとはSNSに投稿しましょう!
記入できる項目は二つのみ。シンプルな設計になっているため、マニュアルがなくても直観的に操作できるのが魅力です。
クラシルのCDO(チーフデザインオフィサー)募集 https://t.co/EFXtm4zvFQ #bosyu
— Basecamp Horie (@santamariaHORI) April 13, 2018
営業庶務・経理アシスタントの経験者募集 https://t.co/BqjkBwkPI8 #bosyu
— 経沢香保子@キッズライン「日本にベビーシッター文化」を (@KahokoTsunezawa) April 16, 2018
bosyuしてみたよ!ランチいきましょう!
マネーフォワードのデザイナーとランチしませんか? https://t.co/CcuaNsPbL4 #bosyu
— KeikoKanai (@keiko_kanai) April 12, 2018
半日で数名の応募がありました! まだまだ絶賛受付中です!
カジュアル中のカジュアル訪問目指します!
https://t.co/hIE7m9l1AR #bosyu— kiyokazu koyama/Goodpatch コミュニティープランナー (@nontaro0214) April 13, 2018
囲碁の対戦相手を募集してます☺️ https://t.co/whT6xjj4oM #bosyu
— 何にでもレッドブルを注ぐナース (@spell_magic43) April 13, 2018
うすいさん @usui_comedian と一緒にオフ会やります!
ぜひご応募くださいー!
【非公式】noteクリエイターオフ会(5/7)の参加者募集! https://t.co/w1Zv1gFALJ #bosyu
— かさぐち☂️傘メーカーのCOO (@jsakaguc2010) April 11, 2018
現在のところ採用担当者が求人募集に利用している事例が多いですが、高校生や大学生でも利用するメリットはあります。「飲み会の参加者募集」や「今日ランチ行ける人募集」など趣味やプライベートでの活用方法も可能です。
通信対戦や共同対戦系のアプリゲームで「ひと狩りいこうぜ」「ギルドメンバー募集」といったふうに利用しても面白いですよね。本気なのかどうか嫁募集というのもありました。
bosyuでの求人募集メリット
最大のメリットは完全無料。二番目に最大限にシンプル設計な点です。スピード募集に優れており、ツイッターとの相性も抜群。数分後に募集開始したい場合に特に有効なサービスです。ツイッターのユーザー属性からWeb系職種だと効果が高いと予想されます。
利用方法は求人だけに限定されていないため、壁打ち相手やテストマーケティング的な募集にも活用可能です。わざわざWantedlyの求人募集を書きたくない(書かなくてもいい)スタートアップ経営者には最適なサービスだと考えられます。snsの利用率が高い経営者なら効果も期待できるでしょう。
bosyuでの求人募集デメリット
文字数は400文字以内。募集内容詳細にサイトURLを記入しても、リンクにはなりません。募集タイトルと募集内容詳細はいつでも修正可能ですが、OGP画像は修正されません。
そのため複数回に分けて投稿することをおススメします。例えばbosyuの投稿の次に、文字数におさまらない仕事内容や福利厚生を補足したり、会社URL付きで「うちはこんな会社です」とツイートすると見る人にとってわかりやすいでしょう。
文字数が限られるため募集タイトル(キャッチコピー部分)で簡潔にわかりやすく魅力を伝える必要があります。「エンジニア募集」よりも「副業・兼業OKなエンジニア募集」や「リモートワーク可!エンジニア募集!」など工夫するようにしましょう。
ただし募集タイトルが長すぎるのもよくありません。長くなる場合は募集内容詳細にメリットを記載しましょう。
新卒採用や中途採用の求人募集として利用するにはシンプル過ぎるため、正社員募集をするなら窓口として利用し、ミスマッチを減らす意味でも採用ホームページに誘導するのが賢明だと言えるでしょう。効果はツイッターのフォロワー数やフェイスブックの交友関係に大きく依存するモデルだと推測されます。
クチコミ・評価評判
これいいな。ほしかったやつ。
SNSを使ってカンタンに募集ができるサービスbosyuをリリースしました|坪田 朋 https://t.co/SGVAC4eYgk
— けんすう👀@アル (@kensuu) April 16, 2018
#bosyu すぐ応募きた。すごい!
— えの|メディアビジネス研究 (@eno_jun) April 12, 2018
今日フォロワーが一気に増えたからなのかBosyuでたくさんご連絡いただいていてビックリ。
みなさんお返しするのでお待ちくださいm(_ _)m#bosyu— 石倉秀明@bosyu社の社長です (@kohide_I) April 13, 2018
何人かから応募いただいてますー!
まだまだ募集してるのでご協力いただける方はぜひー!#bosyu https://t.co/DoqabBsRZm— ken|ecbo (@kecbon) April 16, 2018
まとめ
気軽な募集に最適なツールです。完全無料なので一度お試し感覚で使ってみてください。活用方法が広いので、求人募集以外でも利用価値があるのでおススメします。
追伸:その後、株式会社キャスターにサービス譲渡したとのことです。