求人広告営業担当が店舗訪問を依頼する2つの理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサーリンク

先日、サービス業の店舗(会社)から新規問い合わせをいただきました。打ち合わせ場所を「できれば店舗で」とお願いさせていただいたところ「店舗は避けてほしい」とのことでした。たまに募集店舗である現場での打ち合わせ以外を希望する方がいますが、出来る限り店舗や会社での打ち合わせをお願いしています。求人広告の営業担当は何故店舗での打ち合わせを依頼するのか知ってもらいたいと考え、記事にさせて頂きました。

店舗ではなく喫茶店を依頼する背景

初回訪問の打ち合わせ場所に喫茶店を希望する理由は色々あります。「社内に打ち合わせスペースがない」「会議室が空いていない」「社内が散らかっているから見られたくない」「単純に狭い」「会社が駅から遠い」といった理由です。「お茶を出せる設備もないので、喫茶店にしませんか」と気遣って頂くことも多々あります。

しかしながら多くの人材系の営業担当は、初回訪問の商談や打ち合わせは店舗(会社)を希望する方が多いと思います。これに対して「わざわざ小さいスペースで打ち合わせをする理由は?」と疑問に感じると思いますが、これには2つの理由があります。

理由その1:店舗情報の事実確認

まず本当に店舗は存在しているのか事実確認が理由の一つです。募集の際に相手任せにするのではなく、「住所は合っているか」「ビル名は正式名称は正しいのか(古くないか)」自分で確認する必要があります。もちろん取引上の請求書が届かないといったリスク回避も含まれています。

何かの手違いで住所やビル名が違っていた場合、応募者が面接の際に迷ってしまいます。募集企業と代理店側の両方にとってデメリットですので、そういった万が一のリスクを回避するのが理由になっています。飲食店の場合、ググればすぐ所在地が確認できますが、原稿の参考材料として「駅からどれぐらい遠いのか」を把握したいのもあります。(往々にしてネット情報と実感値が違うため。)

昔、バー(Bar)と聞いて伺った際にカフェバーだったときもありました。同じようにバー(Bar)と聞いて行ってみたらガールズバーだったときもありました。店長も他意なくバー(Bar)という総称で伝えたと思いますが、何も知らないままだとオーセンティックbarだと誤解が生まれたまま話を進めてしまいますので、現地確認は徹底するようにしています。

理由その2:求人原稿の参考材料

事実確認以外にも現場での打ち合わせを依頼する目的として、職場環境やお店の雰囲気を見ることで、求人原稿に反映させたいのも理由です。食べログやぐるなび情報だけではわからないインスピレーションが思い浮かぶときもあります。また原稿を作成したり修正したりする際に「あの店舗の雰囲気に合わせた原稿にしよう!」と考える際のヒントになります。

現場で商談していれば「外観がカッコいいので、スタッフ全員で外で撮影しましょう」や「このお店のカウンターって凄くオシャレですね。写真はこの角度で撮りましょう」というアイデアが生まれることもあります。どんなに優れたコピーライターよりも、現場を知っている営業担当のほうが良い原稿を作れます(と思っています)。

店舗(働く現場)を知らない人間が書いた求人原稿は、ユーザーにも伝わりづらい内容になりがちです。もちろんプロですから、情報が無くても職種や業種から推測し、それなりの原稿は作れますが、現場を知っておくに越したことはありません。ユーザーに刺さるキャッチコピーや共感される原稿を作るためにはリアルな体験は欠かせません。

人材派遣や人材紹介会社との類似点

求人広告以外にも人材派遣、職業紹介においても同じようなことが言えると思います。人材ビジネスの柱はAmazonのような「モノ(商品)」ではなく「ヒト」です。そのため一方通行ではなく、双方向のマッチングが必要不可欠です。

派遣スタッフや転職候補者に「この会社は良いよ!」とおススメするためにも「どういったオフィスなんだろう?」「どういった人がいるんだろう?」など知らなければいけないことが沢山あります。クライアントの職場環境が理解できなければ、候補者におススメできませんよね。

極端な話、やろうと思えば転職エージェントも求人広告代理店も対面しなくても会社名と求人票だけで仕事はできますが、(新規取引上の理由を抜きにしても)採用・定着というゴールに影響を考えると、対面しておくべきだというのが私なりの考えです。

もちろん「とりあえず料金表が知りたい」という方にはメールや電話でご説明もしています。無理やり訪問させてくれというスタンスではなく、訪問するなら店舗での打ち合わせをお願いしています。最近はクラウドサービスが充実してきており、今後さらに対面型スタイルを希望する方が減ると思いますが、人材サービスにおいては対面型のメリットは大きいと思います。

まとめ

飲食店のオーナーさんや店長さんの中には「なぜ喫茶店でも問題ないのに、わざわざ店舗で打ち合わせをしたがるのか」という理由を知らない人も多いと思うのでまとめてみました。店舗側にも事情があることを理解していますが、代理店の立場は単なる仲介屋ではありませんし、ゴールは「採用を成功させること」なので、そのために採用パートナーとしてご協力頂ければ幸いです。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加