《円満退職の全知識》バレる嘘の退職理由・上手な伝え方・退職届の書き方

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退職に当たり、退職理由をどう伝えるかということで悩む人も多いでしょう。退職の理由は必ずしも一つというわけでなく、人間関係やお給料への不満、もっとスキルアップしたい、などいろいろな理由が混ざりあっていることもあります。この記事では、円満退職するためには、どんな退職理由がウケがいいのか、本音の退職理由を伝えるべきか、転職先ではどのように言うべきかなど、例文も含めて詳しく紹介します。

円満退職するためには?

あるアンケートでは、会社を辞めるとき、本音の退職理由を会社に伝えた人は、全体の約半数に過ぎなかったという結果になったそうです。つまり、約半数の人が本音ではなく、建前の退職理由を伝えていたということです。なぜでしょうか?

実は、会社に本音を言えなかった理由の一番は、「円満退職したいから」 というものでした。退職するときに、良い印象を残したい、波風を立てたくない、という人は多いようです。では、実際どのように退職理由を伝えると、円満退職できるのでしょうか?

この記事では、上司を納得させる退職理由の伝え方や退職願・退職届と退職理由の書き方、バレる嘘の退職理由とバレない嘘の退職理由など、退職理由にまつわるノウハウを例文付きで分かりやすく紹介します。

上司を納得させる退職理由の伝え方・3つ

相談する姿勢で退職理由を伝える

退職理由をどのように述べるかで、スムーズに退職できるか、或いは泥沼化してしまうかが分かれるといっても過言ではありません。退職を決意したときに、まず最初にそれを伝えるのは直属の上司ですが、まず「相談する形」で退職理由を話すと、円満退職に成功できる確率が高くなります。

社会人として鉄則である報告・連絡・相談の中でも「相談」は、上司への信頼を表すひとつの機会です。「ちょっと、ご相談したいことがあるのですが・・・」と謙虚な姿勢で近づけば、上司としてはちょっと嬉しいものです。

しかし、ここで言う場合の相談は、退職するかどうかの相談ではなく、退職したいのでふさわしい退職時期や引継ぎについての相談です。ですから、相談する前にしっかりと退職の意志を固めて、ふさわしい退職理由を準備しておくことが肝心です。

<退職理由の相談のポイント>

1.謙虚な姿勢を貫く

「言いにくいのですが・・・」や「実は・・・」などを文頭に付けて、柔らかい話し方をするといいかもしれません。多少何か嫌なことを言われても、キレないことが大切です。またアドバイスをはねつけるような態度は相談とは言いません。

2.退職の意思を固めておく

ちょっとしたことで退職の意志が揺らぐようでは、上司の引き留め工作に負けてしまいます。退職の意志が固まっていないのであれば、まだ相談しないほうがいいでしょう。

3.話す退職理由を決めておく

理由がはっきりしないと、相談された側も納得の仕様がありませんし、何か裏に本当の動機があるのではないかと疑ってしまうかもしれません。

「個人的な理由を話す」のが納得してもらうコツ

直属の上司は、あなたの態度次第で、敵にもなりますし味方にもなり得ます。退職の意志をまず最初に告げる相手には、味方になってもらうことが、大切です。その点で、退職の「個人的な理由を話す」ことには、とても効果があります。

ここで言う「個人的な理由を話す」というのは、本音をすべて打ち明けるという意味ではありません。退職の個人的な理由に含まれるのは、自分の身の上や家族が関係することなどです。相手に罪悪感を抱かせるような理由はNGでしょう。

いきなり「一身上の都合でやめたいのですが・・・」というと身勝手な印象になりますが、「実は、母の介護が必要になりまして・・・」とか「実は、以前からやりたい仕事がありまして・・・」など、ちょっと踏み込んだ理由を打ち明けることで、相手との心の距離がグンと縮まります。また、「個人的な理由ならしょうがない」と上司に思わせることができます。

<退職の個人的な理由を話す時のポイント>

1.会社や上司への不満が理由で辞めるというニュアンスの理由は避ける
責任感のある上司の場合、何とかしなくてはと感じて退職を引き留めるかもしれません。

2.重すぎる内容は避ける
嘘っぽいと思われてしまう可能性があります。

退職後もつながりを大事にしたいという気持ちを伝える

今の会社を辞めた後に、もし同じ業界、同じ地域で転職する場合には、退職後のつながりはある程度避けられないでしょう。ですから、退職の意志を上司に告げるにあたり「退職後もつながりを大事にしたい」という気持ちを伝え、円満に退職することは意外に大事なことです。しかし、これは言葉というよりも、態度で表すことが肝心です。つまり、立つ鳥跡を濁さず!です。

<良い印象を残す円満退職の手順とポイント>

1.直属の上司に、まず口頭で退職の意志を伝える
いきなり辞表を提出するのは、身勝手で無礼な印象を与えるのでNGです。また、直属の上司を飛び越えて他の上司に先に退職を告げたり、同僚に先に告げて退職のうわさが流れたりすると、上司のメンツをつぶしてしまいます。

2.上司との間で退職の時期がはっきり決まってから、辞表を提出する
後任への引継ぎや会社の都合を全く無視して辞めるのは、社会人としてのマナーに欠けると判断されます。退職を希望する日の2-3月前から退職の意志を告げ、引き継ぎに必要な期間を考慮して業務に支障の出ないようにしましょう。

3.はっきりと退職日が決まったら早めに同僚にも伝える
良い印象を残すためには、同僚に対する気遣いも欠かせません。お世話になったという感謝の気持ちを表すために、退職日まできちんと仕事をしましょう。

退職前に自分の適性を知っておくと次の仕事へ有効

退職前に、又は転職活動前にやっておくと便利なのが適性診断です。向いていない仕事がわかっても、どんな仕事が向いているのか自分ではなかなか分からないですし、探しにくいですよね。

そんな時にオススメなのが、人材会社が運営しているキャリア診断テストです。今すぐの転職を考えていなくても、自分の適性を知っておくことはとても大事なことです。自分では自覚していない可能性や、仕事の幅を見つけられるチャンスにもなります。 リクナビNEXTのキャリア診断(グッドポイント診断)は、仕事の取り組み方やパーソナルな質問に答えて、自分の適性を人工知能が分析してくれます。

退職理由の本音ランキング・ベスト10

1.上司、経営者の仕事の仕方が気に入らなかった

退職の本当の理由で「上司が嫌い、一緒に仕事をしたくない」という人は、上位を占めています。上司との付き合いは、配置換えや転勤にならない限り、延々と続くわけですから、最後の手段として退職を選ぶ人は多いようです。

嫌いな上司の特徴は、一言で言うと「パワハラ!」です。ミスを部下に責任転嫁したり、気分次第で八つ当たりをしてきたり、言うことがコロコロ変わり一貫性がないなど、上司として尊敬できない人の下で働いていると、つい辞めたくなりますよね。

2.労働時間、環境の不満

入職時にはなかったのに、仕事がだんだん増えて残業が当たり前になってしまった、という人も多いかもしれません。はじめはやりがいを感じていて、ハードスケジュールをこなせていても、体調を崩したり、モチベーションが下がってしまうと、辞めたくなるかもしれませんね。

ある調査では、会社員の一日の平均残業時間は1~2時間ですが、コンサルティングや不動産、マスコミやITなどの業種では、一日3~4時間の残業が普通になっている場合もあり、体だけでなく精神的なストレスが原因で退職に踏み切る人も多いようです。

3.人間関係の不満

職場の同僚や先輩後輩との人間関係に疲れ果てて、会社を辞めることにする人も多いでしょう。どの職場にも馬が合わない人、あまり関わりたくないと感じる人が多少いるものです。しかし、その程度が激しく、ストレスで会社に行きたくないと思うようになったり、業務にも支障が出るようになると、転職を考えざるを得なくなるかもしれません。

4.給料が低い

「給料が思ったほど上がらない」「ボーナスが少ない」「こんなに働いているのに給料に反映されていない」と感じると、今の職場を辞めて、もっと給料のいい職場に転職したくなるかもしれませんね。あるアンケートでは、労働者の4人に1人が給料に不満を抱いているという結果になったようです。

5.仕事が面白くない

仕事が面白くないと、モチベーションが下がってしまい、もっとやる気の出せる職場に転職したくなるかもしれません。仕事のモチベーションを下げる要因には、同僚との人間関係、上司の小言、自分を正当に評価してもらえない、ミスばかりでこの仕事に向いていない、体が疲れて限界、給料が安すぎる、業務が単調すぎる、などなど様々です。

6.社風が合わない

いい会社だと思って入社したのに、入ってみたら違っていた、という人も多いかもしれません。時間とともになじんでいく人もいれば、自分に合った理想の会社に転職したくなる人もいるかもしれません。

社風というのは、その企業のもつ価値感や理念などのことなので目に見えませんが、自由に意見が言えないとか、上司と部下の関係、人事の仕方、女性社員に対する扱いなどに反映されてくるものです。

7.キャリアアップしたい

キャリアアップをしたいけど、会社の環境が思うようにならないという場合もあります。とくに女性の場合は、頑張っているのになかなか認められない、昇給がない、昇進できないなどというケースが多いようです。そんな場合、今の会社に見切りをつけて、思い切って転職してみようと思う人は多いかもしれません。

8.会社の方針転換

会社の方針転換で、退職を考えざるを得なくなる人もいるかもしれません。例えば、某有名企業では、以前「女性に優しい職場」作りを前面に打ち出していましたが、方針転換により「女性もキャリアアップできる職場」を目指すようになり、幼い子供がいる女性職員にも、遅番や土日出勤を促すようになりました。

9.病気などの体調不良

病気という理由で退職を決める人も少なくないでしょう。一重に病気と言っても実際に体の自由を奪い、仕事をひどく困難にする大きな病気で仕事を辞める人の割合は、全体からするとあまり多くありません。実は「病気が原因」で仕事を止める人のほとんどは、精神的な病気にかかっていることが多いと言われています。

特に最近では、ブラック企業のような人の精神環境をひどく荒廃させるような会社が乱立し、精神的不調を訴える社会人が実に増えています。そして、それを退職のきっかけにする人も非常に多いのです。

10.正社員になりたい

将来的に正社員という立場を目指して、パートや派遣といった業態で入社してくる人は非常に多くいると考えられます。そして、それに応えるかのように、長年働き、良い結果を残してきたパートや派遣社員を正社員に格上げする会社も増えてきています。

しかしながら、いつまでたっても、会社側にそのような意志が感じられないような環境であると、正社員になりたいと思っている人達はひどくモチベーションを損なうことになります。そして、中にはそんな会社の態度に辟易して自分から会社を辞めて、違う会社で正社員を目指そうとする人達も多くいるのです。

退職願・退職届と退職理由の書き方

退職願と退職届は本来別物

退職願と退職届のことを総じて「辞表」と言いますが、一般の社員が辞表を会社に出す場合、封筒の表書きには、「辞表」とは書かないで、「退職願」か「退職届」と書きます。では、退職願いと退職届にはどのような違いがあるのでしょうか?実は、大きな違いがあります。

1.「退職願」は撤回できる

退職願は、自分の退職の意志を提案することなので、万が一状況が変わって退職しない、という場合に撤回できるというメリットがあります。しかし、退職願は、自己都合の退職を証明する書類ともなり得るので、会社都合による退職の場合は退職願は書くべきではないようです。書くと、会社都合ではなく自己都合の退職とされ、失業保険の給付に影響がでます。

2.「退職届」は撤回できない

退職届は、退職願よりも強い退職の意志の表明で、提案ではなく結論というべきでしょう。退職届が会社側に受理されてしまうと、形式上はもう撤回できなくなります。また、口頭で退職を願い出てもなかなか退職日を決めてもらえない場合などに、強硬手段として書くこともできるようです。

3.「辞表」

会社の役員や公務員の人が辞める場合には、「辞表」と書きます。これは、会社との契約形態の違い(一般の社員は雇用契約ですが役員は委任契約)によるもののようです。

これらの情報を総合して考えると、円満退職を願う場合には、口頭で退職の願いを告げた後に、「退職願」を提出するのが筋と言えるかもしれません。いきなり退職届を渡すのは、会社に対して失礼な行為にあたるようです。

退職願は一身上の都合でOK

退職願と退職届に記載する退職理由は、基本的には「一身上の都合」となります。退職願や退職届は、法律上の形式的書類なので、細かい退職理由を書く必要はありません。

退職願・退職届の例文
「私事、この度、一身上の都合により、平成○年○月○日をもちまして退職をいたしたく、ここにお願い申し上げます」と書きます。

結婚の場合はどうする?

結婚で退職する場合でも、退職願や退職届には、「一身上の都合」と書くだけでいいようです。口頭では、上司に結婚を理由に退社したいということを伝えることが必要ですが、退職願に「結婚のため」と書く必要はありません。

一身上の都合以外を書くべきケース

退職の主な理由が会社側にある場合(倒産やリストラ、大量人員整理、早期退職の勧奨など、自分の退職の意志よりも会社側の意志や非が強い場合)には、基本的に退職願や退職届は書く必要がありません。

なぜなら、会社都合の退職の場合、手続きをすればすぐに失業給付金を受け取れたり、失業給付金が満額受け取れるというメリットがあるので、自己都合の退職と勘違いされない様に、退職願や退職届は書かないのです。

しかし、会社都合の退職にもかかわらず、もしも退職届を書くように強く言われた場合には、退職理由を「一身上の都合」とは書かず、「貴社、退職勧奨に伴い」や「貴社、人員調整に伴い」と書くようにしましょう。

バレる嘘の退職理由とバレない嘘の退職理由

バレる嘘の退職理由その1:結婚

退職理由で「結婚」は、女性が使えるベタな理由の一つといえるでしょう。「結婚」となれば、上司や同僚も納得しやすいでしょうし、誰かに罪悪感を抱かせることもなく、引き留めに合うこともなく、円満退職できるかもしれません。

しかし、本音は会社の人間関係が嫌で辞めるのに、結婚を表向きの理由にする場合、バレる確率はどのくらいあるのでしょうか?本当は結婚話が全くなく彼氏もいない場合、バレる確率は高いかもしれません。なぜなら、結婚退職となると、周りが放っておかないからです。

いつ、どこで、誰と結婚して、どこに住むのか?結婚式は挙げるのか、新婚旅行の計画は?また、結婚祝いを兼ねて送別会をやりましょう、プレゼントは何がいい?なんてなるケースもあるからです。

嘘を重ねていくのは、非常にエネルギーがいりますし、ストレスになります。また、周りの人が善意で「婚約おめでとう!」と言って近づいてくれるたびに良心が痛むかもしれません。「結婚」を嘘の退職理由として使うには、ちょっとしたコツが必要かもしれません。後述します。

バレる嘘の退職理由その2:介護、病気

最近は、「親の介護」を理由を表向きの退職理由に使う人が多いようですが、全くの嘘の場合は注意が必要です。親の介護と聞けば、「親孝行なのね~しょうがないわね~」とくると思われがちですが、そうとは限りません。

特に親がまだ60代や70代だったり、親と同居している場合や同じ地域に住んでいる場合は、ぐいぐい突っ込まれて容易にバレる可能性があります。自分の「病気」という退職理由はどうでしょうか?上司に話したときに帰ってくる反応はまず「何の病気ですか?そんなに悪いのですか?」でしょう。

診断書の提出を求められるかもしれません。実際に、ドクターストップがかるほどの病気というのは、そんなにありません。うつ病や心身症などのメンタル系の病気は、なんとなく周りの人に分かるものです。嘘はバレバレです。

バレる嘘の退職理由その3:転勤

退職理由に夫の「転勤」で遠くへ引っ越すため、というのはどうでしょうか?この理由は、「それなら仕方がない」と思ってもらいやすいのですが、退職後にバレる可能性は意外に高いかもしれません。

同僚に、転居先の住所を教えてほしいとせがまれる場合もあるかもしれませんし、地元の場合、退職後にどこかでバッタリ会うことがあるかもしれません。

また、会社からは、年末の源泉徴収表の送付先の新しい住所を教えるように言われるかもしれません。円満退職したつもりでも、あとで嘘がバレると気まずい思いをすることになります。

嘘の退職理由を言うときの注意点

嘘の退職理由がバレてしまうケースで致命的なのが、転職先から以前の職場に問い合わせがあった場合です。転職先に同業種を選んだ場合、意外な横のつながりがあって、以前の職場に退職理由や仕事ぶりをたずねることもあるようです。もし、真っ赤な嘘で固められた退職理由が発覚すれば、信用を失うことも考えられます。

もし、退職する前に嘘の退職理由がばれてしまった場合、どうすればいいでしょうか?上司や同僚が、波風が立たない様に知らないふりを決め込んでくれる場合はありがたいのですが、嘘をつかれたことで感情的になって怒りをぶつけてくる人もいるかもしれません。その場合は、身から出たサビなので、退職日までひたすら耐えるしかありません。

バレない嘘の退職理由

100%バレない嘘はないので、嘘はつかないのが一番です。嘘をつくと、バレるのではないかと考えてストレスが溜まりますし、嘘がバレた時には信用を失いますし、お世話になった人たちを深く傷つけてしまうかもしれません。真っ赤な嘘の退職理由を伝えることは、社会人としては、あまりお勧めできません。

しかし、本音をそのままいうわけにもいかないので、大半の人は嘘というよりも、建前の退職理由を使っているのではないでしょうか?では、嘘と建前の違いとは何でしょうか?ある説明によると、嘘は社会的にNGですが、建前は「表向きの方針」とも言われ社会的にOK、むしろ必要だと言われています。

周りが嘘と感じるか建前と感じるかは、こちらの話し方、伝え方にも関係します。ですから、バレても指し障りのない、「ああ、建前なんだなー」と思わせる程度の退職理由がふさわしいと言えるでしょう。具体的なおすすめの退職理由については後述します。

退職理由の本音は人間関係

多くの人が人間関係で悩む

人間関係がホントのところの退職理由だという人は少、なくないようです。過去の厚生労働省の退職理由に関する調査では、男女とも上位を占めたのが、給料が少ない・労働時間が長い・会社の経営方針が不安などですが、女性の場合には、「人間関係がうまくいかなかった」という理由も高い割合を示しています。

また、別の調査では、会社でのストレスの原因の第1位は「人間関係」で全体の1-2割を占めており、第2位が仕事の質、第3位が仕事の量という結果になったようです。実際、会社の人間関係が原因で、うつ病を抱える人は多いようです。

転職面接のとき本音を伝えてもイイ?

転職の面接で、本当の退職理由を伝えると、やはり不利になるのでしょうか?はい、不利になる可能性があります。なぜかというと、面接官は客観的にあなたを見ているので、ネガティブな本音を伝えると、誤解を受ける可能性があるからです。

ですから、転職面接で前職の退職理由を聞かれた場合には、やはり社会人としての建前が必要になると言えます。

・本音の退職理由がパワハラの場合

パワハラは自分が経験しないとなかなか理解されない場合が多く、本人が過剰に反応しているのではないか、反抗的な性質があるのではないか、感情の起伏が激しいのではないかなど、余計な詮索をされてしまうこともあります。ですから、パワハラが原因で前職を辞めたとは言わないほうがいいかもしれません。

・本音の退職理由が残業の場合

残業や休日出勤が理由というと、仕事にやる気がないと誤解を受けるかもしれません。或いは、転職先の具体的な残業時間をサイトなどで事前に調べて、前職の残業時間と比較できるようにしておくなら、説得力があるかもしれません。

退職理由が人間関係ならポジティブにする

転職面接で、退職理由を「人間関係がうまくいかなくて・・・」と本音で伝えるのは、面接官にあまりネガティブな印象を与えてしまいます。なぜかというと、どの会社にも人間関係の問題が多少はあり、それを理由にして辞めるというのは、「社会性に欠ける」とか「わがままなのではないか」と判断されてしまうかもしれないからです。

むしろ、面接では、人間関係に対するあなたのポジティブな見解を述べるようにします。本音の退職理由が人間関係であったとしてもそれは言わずに、転職先では協力し合って仕事を進めていきたい、チームで達成したい仕事があるなど、前向きな姿勢が伝わるような言い方をするといいでしょう。

本音を伝え本音を言えるところに就職する

本音を話せる転職先と言うと、その会社が、すでにあなたの仕事ぶりや能力を良く知って評価してくれている場合や、親しい人の紹介があった場合などでしょう。いきなり初対面の面接官に本音をぶつけても、「社会常識のない人」「ビジネスマナーに欠ける人」という、マイナスイメージをもたれる場合が多いようです。「正直で誠実な人」とは見てもらえないようです。

嘘の退職理由を言うときのテクニック

とにかく女優気分で演じる

嘘というものは人の顔に出るものだと良く言われることがありますが、実際に自分の本心でもないようなことや明らかに嘘であるようなことを話していると、人間は表情に無意識的に話していることが嘘であるとわかるような不自然なものがでてしまうのです。

そのため、普通に嘘を話していると、それが嘘であるということがあなたの表情でわかってしまうのです。従って、そのような表情のコントロールをうまく意識して、嘘を話してみるのはどうでしょうか?ポイントはまるで、女優になった気分で、感情を生き生きとさせた表情を演じることです。

矛盾のない完璧なタテマエの理由を用意しておく

仕事を止める理由を合理的かつ矛盾の内容なものにする事は、その人がきっぱりと気持ちよく会社側に辞職を受け入れてもらえるうえでは非常に大事になってくる要素として考えられます。そのため、退職する理由はしっかりとしたものにしておく必要があります。

そのうえで、やはり前もって計画的に退職理由を自分の中で作っていくことは大事と言えるでしょう。ポイントは相手に突っ込まれても即座に矛盾なく答えられるようにノートなどにタテマエ的な理由をリストアップしてまとめておき、それを覚えていくことです。このような行為は、会社側に対して何の不信感も与えずに気軽に退職するうえではとても大事なものだと言えます。

直前まで誰にも話さない

自分で退職を本心で望んでいても、時に他者の影響でその気持ちが邪魔されることが良くあります。例えば、仲の良い同僚に退職をひどく止められたり、大事にしてもらってきた先輩に優しい言葉をかけられると、気持ち的に罪悪感が生まれ退職しづらい気持ちになってしまうのです。

それ故、退職する直前まで、できるだけ退職のことは周りに公言せず、またなるべく職場の人達とプライベートで会う機会も減らすようにしましょう。こういった退職する人への好意から、その人の退職に対して止めてくれようとする大切な人達には後日、しっかりと退職の理由についてしっかりと話すようにしましょう。

まとめ

円満退職したいという人は、すでに社会人として立派な常識をお持ちだということです。この記事では、退職に関して上司を納得させるためには、相談する形で退職を申し出ることや、個人的な理由を強調することが効果的だとお伝えしました。

また、退職願と退職届の違いや、具体的な書き方についてもまとめました。真っ赤な嘘の退職理由はバレる確率が高いので、やはりお勧めできません。嘘ではなく、本音と建前を使い分けることが社会人としてのマナーと言えるでしょう。

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