気をつけたい内定式後の内定辞退の方法とマナー注意点

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現在の就職活動の問題点として就活シーズンが短縮されたことにより内定後から内定式までの期間が昔と比べ大幅に短くなりました。学生にとっては就職先が本当に自分に合っているのか考える期間が短くなってしまったことで内定式後の内定辞退が増える結果につながっています。

学生からも「内定後に改めて検討してみたら希望と違った」「内定後の懇親会で会社のカルチャーに疑問を持つようになった」という声も多いです。しかし内定式に参加したということは「入社する意思を示した」ことになり、一般的な内定辞退よりも注意が必要です。今回は内定式後の入社辞退で知っておくべきマナーや注意点についてまとめました。

法的な拘束力は?

内定式を終えたあとでも内定辞退(入社辞退)は可能です。また内定承諾書に捺印していたとしても内定承諾書には法的な拘束力はありません。学生(労働者)には「選択の自由」があるので入社を辞退することができます。労働基準法には「労働契約の解除」があり、企業に退職の意志表示を示してから2週間をもって雇用契約を解約できます。

入社2週間前を切ってからの辞退は注意

2週間を切ってから内定を辞退しようとすると法的に問題が発生する場合があります。企業は、学生が勤務することを前提にすでに数十万円の金額をかけて机やパソコンなどの支給品の準備を進めています。企業も風評被害がこわいのでほとんどありませんが、最悪のケースとして辞退を申し出た場合、損害請求をされる可能性があります。

内定辞退を引き延ばさない。

内定辞退を決断したなら1日でも早く伝えましょう。企業側も内定式直後から入社式前の研修の準備や懇親会の準備をしています。また自分が内定辞退することによって追加募集の必要性が出てくるなど迷惑が掛かることを理解する必要があります。そういったケースを避けるためにも1日でも早く内定辞退をしましょう。

内定辞退の例文

「内定式後から本当に御社の仕事が自分に合っているのか不安になり、再度就職活動をしたいと考えるようになりました。身勝手で大変申し訳ないのですが、内定辞退をさせていただけますか。」

内定辞退の理由は会社の責任にしない

内定辞退の理由は人それぞれだと思いますが、間違ってもその会社のせいにした理由を伝えてはいけません。例えば「知り合いから悪い噂を聞いた」や「ネットで悪いニュースを見た」などを理由にしてしまうと、相手にとっては自分の会社の悪口に聞こえてしまうため内定先に失礼になります。

また内定辞退の理由を「事実ではない。」と論理的に否定された際に反論することが難しくなります。なお事実として「金銭横領がニュースに流れた」「刑事事件が起きた」「大規模なリストラが発表された」という場合でも、直接の理由は避けつつ内定辞退の意向を伝えてあげましょう。

内定辞退の理由は隠さず伝えよう

多くのサイトでは内定辞退の理由は「聞かれなければ答える義務はない」「聞かれても答える必要はない」としています。確かにその通りですが、相手に迷惑をかけている以上は聞かれなくても理由を答えるのが内定者の責任だと思います。採用担当からすると理由もわからず内定辞退をされるのは納得できないと思いませんか。恐がらずにみずから理由を答えてほしいと思います。

メールだけで伝えるのは厳禁

内定辞退をするときにはメールだけで済ますことは絶対に避けましょう。ビジネスにおいて大切なことは基本的にきちんと会って伝えるか電話で伝えることです。採用担当者に直接口頭で伝えるようにしましょう。担当者が不在の場合は改めて電話をしてください。他の人への伝言は絶対にNGです。

電話だけでは不十分?

まず電話で内定辞退の理由と意思を伝えましょう。その後「わかりました」「訪問は不要」で終わったとしても、口頭だけでなくメールで正式に内定辞退の意思を伝えるのがベストです。履歴を残すという意味でも必要ですし、誠意ある対応としても必要です。

ネットではお詫び状が必要だと書かれているところもありますが、お詫び状を書くくらいであれば、お詫び状よりも採用担当者に直接会ってお詫びすることをおススメします。確かにお詫び状も誠意ある対応ですが、書く内容によっては誤解が生まれる可能性も否定できません。それよりも直接会って、辞退に至った理由を説明すると誠意が伝わりやすいです。

関連記事:失敗しない内定辞退の電話連絡テンプレ例文付 – 採用百科事典

呼び出されたらどうする?

「来社してほしい」と会社に呼ばれる場合もあります。内定式の後の場合は、電話だけでは「なぜ急に?」と企業側も納得されないケースがあります。採用担当者からも一度話し合いの場を持ちたいと言われると思いますが、「企業には出向きたくない」「説教されそうで怖いから嫌だ」などという理由で拒否するのはマナー違反ですので素直に応じましょう。

企業が学生を呼ぶ意味

企業側としては「直接お詫びしろ!」と怒りたいわけではなく、「内定式のあとになって断る理由を率直に知りたい」という気持ちと「これから再度就職活動をすることになるけど大丈夫だろうか」という心配の気持ちから伝えていると思います。

もちろん学生側も中途半端な気持ちで内定辞退を伝えていないと思いますので、しっかり内定辞退の気持ちは揺るがないという気持ちを持ちつつ、相手の話を聞く姿勢を持ちましょう。

嫌がらせや腹いせ的行為はありえない

2ちゃんねるで都市伝説のように言われていますが「お茶をかけられた」「コーヒーをかけられた」「牛丼をかけられた」「暴行された」「説教された」「パワハラをうけた」「脅された」「会議室に拘束された」「土下座を強要された」等の嫌がらせはネット社会の現在ではブラック企業として噂になってしまいます。

ブランドが大切な企業は絶対にそのような事件性のある行為はしませんので安心してください。しかし採用担当者も人ですから「君のせいで迷惑をこうむった」くらいは言われる覚悟が必要です。その場合は素直に謝りましょう。

連絡を無視するのは絶対にやってはいけない

電話したところ着信拒否の設定になっていた。連絡をしても電話を無視する。といった行為をする就活生がいます。「呼び出されるのが嫌だから」「内定辞退に罪悪感があるから」といった理由で電話の無視や、着信拒否などのバックレ行為は絶対にやってはいけない行為です。

関連記事:電話連絡での内定辞退の理由と伝え方マニュアル – 採用百科事典

最後に

内定式後に悶々とした状態を続けた末に、入社が近くなった時期に内定辞退を決める学生もいると思います。もちろん人生に大きくかかわる大切な意思決定であり、学生側が悪いわけではなく、まして企業の都合を優先すべきではありません。

しかし「企業に迷惑がかかる」ということは、学生側も十分に理解しておく必要があります。企業にとってタイミングによっては人数を追加募集できない場合もあり、内定式後の内定辞退はとても迷惑がかかる行為です。そのため自分の都合だけを優先せず直接訪問してお互いが納得した状態で内定辞退ができることを望んでいます。内定式後の内定辞退は出来るだけ丁重に辞退し、トラブルを起こさないように心がけてください。

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