日本のHRテック(テクノロジー)の意味やメリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサーリンク

HRテックが2016年の人材業界で盛り上がったホットなキーワードです。流行に敏感な企業やIT企業中心に注目が高まってきていますが、まだ多くの企業はHRテックの意味や役割を理解できていない方も多いのではないでしょうか。HRテックの言葉だけ知っている初心者の皆さんを対象にわかりやすくHRテックのメリットについてまとめました。

HRテックとは?

HR Tech(HRテック)とは、「HR(Human Resource)× Technology」を意味する造語もしくはサービスの総称です。クラウド系サービスを利用して採用・育成・評価・労務などの人事関連業務全般の様々な問題や悩みを効率化する手法を意味します。

海外(アメリカ)ではHRテクノロジー市場規模が急速に成長しており、投資家・ベンチャーキャピタルからも注目されています。アメリカでは2015年時点で約400社のHRテクノロジー企業が存在しており急成長している分野です。そのような背景から日本の市場でも成長が見込まれており、日本のHRテック銘柄にも注目が集まり始めています。これからM&A案件も増えてくると予想されます。

広義では幅広いサービスが該当しますが、本来は人工知能(AI)やビッグデータ解析など最先端のIT関連技術(テクノロジー)を利用したサービスを言います。日本のHR Tech(HRテック)業界はクラウドサービス系が中心に盛り上がっていると感じており、タレントマネジメントという言葉も少しずつ普及してきています。

HRテックが注目される理由

日本でもHRテックが賑わいをみせている背景には採用が複雑化・深刻化していることが挙げられます。いまや人事部・採用担当者の役割・負担は拡大する一方です。新卒採用では大学3年生を対象の夏季インターンシップから入社までの内定者フォローまで年間を通して落ち着く時期がありません。中途採用では複数の人材紹介会社や求人広告会社との取引が必要不可欠で、グローバルレベルでの人材獲得競争も激化しています。

採用に関しては通常の手法に加え、新しい採用手法としてダイレクトリクルーティングやリファラル採用などにチャレンジする企業も増えてきています。アルバイト採用や派遣社員の管理業務も人事部・採用担当者の業務範囲です。採用担当者の担当業務は増え続けており、業務過多から一つひとつの管理・運用が杜撰になってしまうケースも見られます。そのため従来のエクセル等の管理方式や採用担当者の個人技から脱却し、業務効率化・透明化・標準化を図るために注目されてきているのがHRテック系のサービスです。

採用や労務管理まで幅広いHR Tech系サービス

いくつか国内でもメジャーになってきたサービスとして株式会社ネオキャリア提供の勤怠管理システム「jinjer(ジンジャー)勤怠管理」や労務管理システムの「jinjer(ジンジャー) 労務管理」があります。ビズリーチ運営の「HRMOS(ハーモス)」も労務管理系サービスとして認知度が高まっています。

組織改善プラットフォーム「wevox(ウィボックス)」は株式会社アトラエが運営しているイケてるサービスです。暗黙知・属人化している組織の問題「どのチームにどんな問題があるのか」を可視化・数値化できるサービスです。自己成長・組織風土・人間関係など幅広い項目からスコアが算出できます。利用しやすい無料のお試しプランもあり、これから伸びそうなサービスです。

他に株式会社SUSQUEが提供しているクラウド型人事・労務分析ツール36(サブロク)もあります。社員の退職可能性を機械学習で判定でき、出退勤時間の変化や残業時間の増減、有給休暇の取得回数の状況などから、従業員の4~5カ月後の退職確率を予測できるそうです。

まとめ

これまで採用は採用担当者個人の手作業・個人技・経験則に任されていた分野でしたが、システムを導入することで大幅な効率化・透明化が期待できます。ただし採用担当者または企業がHR Tech系を理解し、システムを使いこなせるかが重要です。サービスによってはある程度のITリテラシーが必要になってきたり、膨大なデータの蓄積が必要になってきたりします。

いくら優れた機能が搭載されていても、システムは使いこなせなかったら割高なサービスとなってしまいます。何が根本的な問題なのか、どういった機能があれば解決できるのか、どれだけ効率化できるのか、問題をきちんと把握することから始めてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加