新卒採用の社長面接のメリット・デメリット・注意点

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新卒採用の最終面接官は誰でしょうか。ベンチャー企業の場合は代表取締役が自ら判断するケースが多いですが、会社規模が拡大するにつれて、どこかのタイミングで権限譲渡することも必要になってきます。ではいつ頃が社長面接を中止・卒業するタイミングなのでしょうか。メリット・デメリットを比較しながら考えてみました。

社長面接のメリット

経営者によっては「自分の会社だから最後は自分が判断したい!」と思っている方もいると思います。会社説明会やセミナーや最終面接に積極的に参加する経営者は素晴らしいと思います。社長が積極的に採用活動に参加している企業は、おしなべて優秀な学生を獲得できていると思います。リクルート創業者の江副浩正さんや、サイバーエージェントの藤田晋社長、ビズリーチの南壮一郎社長は採用を経営の最優先に考えていたとして有名ですね。

会社のトップみずから「市場の将来性」「企業文化」「会社の事業内容」「事業の魅力やビジョン」を伝えると説得力があります。また社長自ら「一緒に働こうよ!頑張ろうよ!」と話すと、多くの学生は口説き落とされます。マイナビ2018では「説明会には社長が出席」という検索軸があるなど、就活生も社長が話してくれるかは気になるポイントだと思います。

社長面接のデメリット

現場にタッチしていない経営者が最終判断をすると、現場とのギャップやミスマッチが発生する可能性があります。よくあるのが「理念が素晴らしいから入社したが、現場の労働環境はかなり過酷な状況だった」「社長の話した内容と現場の雰囲気や仕事内容が全く違う」というケースです。

新卒採用の場合、就業経験がない学生にとって理想と現実のギャップは絶対に発生してしまいます。そのため、どれだけギャップを少なくするかが早期離職を防ぐ鍵になります。選考途中や内定後に先輩社員との懇談会を実施する企業もいますが、これもミスマッチを減らす施策として有効です。

企業によっては、社長面接は「入社の意思確認のみ」という企業もあります。ただ「最終面接を受けることはそのまま内定を承諾すること」という暗黙のプレッシャーを与えている企業もあるみたいです。企業側が意図しなくても過度な緊張を与えてしまうと、就活生本来の魅力を引き出せませんし、嘘をつく可能性も増えるので、気をつけたほうがいいです。

日程調整の注意点

社長面接の場合、日程調整に時間がかかります。現在の新卒採用では優秀な学生は複数の内定を獲得することができます。多い人は5社以上という人も珍しくありません。内定承諾をした理由に「一番始めに内定を提示された」という理由もランクインされており、採用活動はスピード採用が重要視されています。

そのため日程調整に何日も時間を要していると「他社に決めました」ということも起こりやすくなっています。また早めに日程調整できたとしても最終面接が2週間後になると、同じように「他社に決めたので辞退させてください」という連絡が増えてしまいます。

「日程調整に3日間以上要する」「最終面接が10日後」これ以上の時間がかかってしまうようであれば、選考辞退のリスクやデメリットがメリットを上回ってしまうように感じます。※これは中途採用でも同じようなことが言えます。

社長面接を卒業するタイミング

現場にはタッチしている経営者も多いと思いますが、新卒採用した社員と一緒に仕事をする機会があるのかどうかで社長面接を実施するか判断してもいいと思います。または「一ヶ月に一回以上は会話することが可能か」というのも判断軸として有効です。

事業内容・募集職種・従業員数・募集拠点・採用人数にも左右されますが、年間売上10億円以上、従業員であれば300人以上規模になると社長面接を卒業するタイミングだと思います。この規模になると自然な流れで現場を責任者に任せて、経営に集中するタイミングになるケースが多いようです。

まとめ

「実際の仕事では関わり合いがないから最終面接くらい話し合いたい」と考える経営者の気持ちは理解できますが、「最終面接で社長と仕事について語り合ったが、実際は1年間仕事を一緒にしていない…」というのも微妙な気がします。

最終の面接官は社長でないと絶対にいけないということはありません。採用活動は優秀な人を大勢集めるよりも、一緒に働きたい人を大勢集めることのほうが大事です。ですから一緒に働く機会がなければ権限移譲することも、ときには大切です。

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